なんかグロくないライトノベルっぽいものを書こうと思って、客寄せにちょっとえっちな感じの内容を入れようと思ったらこんな感じに。でも、えっちい感じをネタにするなら、どちらかと言うと漫画向きだと思うんですよね。見た目が可愛い設定の女の子が出てくるのに、絵がないというのはちょっとさみしいものがあります。せめてカクヨムに挿絵の機能があれば……。
アクションやエロ描写は漫画のほうが向いていると思うし、恋愛もののような複雑な心理描写やミステリのように大量の情報を積み重ねるのは小説のほうが向いていると思います。この作品では多少の恋愛要素も入る予定で、しかも異種族間恋愛！またちょっと変な方向に進み始めました。異種族間恋愛も筆者はほとんど知らない分野なのですが、なんでこんな変化球の題材を選んだんでしょうか。自分でもよくわかりません。
ただ百合にしろ異種族間恋愛にしろ、そこにはノーマルラブに発生しがちなあの事態が起きないので、どこをどう発展してもその辺の生々しさにたどり着く心配がなく、どこか神秘的な純愛に留まるのではないかという目論見もあります。せっかくの創作なんですから、日常感や生々しさとは距離を置きたいじゃないですか。
【タイトル】
未だにしっくりきていません。正直変えたいです。最初の案は『魔法少女育成計画』だったんですが、同名ライトノベルがあることに気づいてボツに。ちょっと漢字が多すぎて硬いので、ひらがなで柔らかくしたいです。「きょーぎかい」とかでもいいですが、意味がわかりづらくなるのが悩みどころ。
【テーマ】
作品の中核となるテーマは、魔法猫シエルと魔法少女ヒナの、恋愛とは言いがたい愛と信頼、依存と主従関係、そういったものです。シエルはとんでもないセクハラ魔ですが、正真正銘の猫なのでどうやってもそれほど悲惨な事態にはならない気がしますし、ヒナはセクハラに対する自己防衛のためには余りあるパワーを備えているほか、シエルを奴隷として理不尽に使役します。こんな感じで、二人の関係を釣り合わせようとしているわけです。
ラブコメではしばしばちょっとえっちなイベントが発生しがちですが、男の子が突発的なトラブルで女の子に恥ずかしい思いをさせても、女の子がぱちんと一発殴ることでおあいこになるという定番のパターンがあります。ここで女の子が殴らないと一方的に嫌悪が溜まっていくので作品の展開としてあとがなくなってしまうわけですが、殴ることで負債を返してリセットしています。
この作品ではその辺りの定番パターンをもう少し整理して、えっちなイベントを起こしつつ、なるべく男の子側と女の子側を公平にして、しかしライトなところで踏みとどまってあまり生々しいところまで踏み込まないようにする、というコンセプトがあります。そのため、この作品では女の子が猫の男の子の大事なミョウガを眺めたり可愛がったりする酷いシーンが用意されています。男の子ばかり女の子の裸を覗いたりするのは不公平ですからね。シエルは常にほぼ全裸ですが。なんでミョウガなのかは、この辺りを参考にどうぞ。
https://twitter.com/nekokamasu/status/586885076669042691男の子だからしょうがないね。
【シエル】
魔法少女に付き従う使い魔です。魔法少女モノではたいていアドバイザー役や解説役などを務めるキャラクターです。人間が使い魔に化けているというような設定の作品がありますが、シエルは正真正銘の元猫です。魔法の素質があり、あるきっかけで魔法猫として覚醒し、以後数十年にわたって魔法少女育成業を続けています。成長と老化が止まっているため、知識は蓄積して老獪しているといえるレベルですが、精神は青臭い少年のままです。
【ヒナ】
小学４年生、の設定だった気がします。魔法少女としての活動を始めたばかりですが、ある理由で魔法少女としては信じがたいほどの強力な魔法を使うことができます。気の強そうな目をした美少女ですが、性格は傲慢で残虐、わがままで憐憫のかけらもありません。魔法とは別にとてつもないカリスマ性を備えており、小学校では学級委員を努めて自分のクラスを完全に支配しています。自分のクラスの児童をいじめる子には容赦の無い報復をしますが、それは優しさというより自分の手下を舐められたことの怒りのためでしかありません。臣下の礼を尽くす自分の手下にはけっこう優しいようです。みんな小学生ですが。