• 現代ドラマ

原案『あなたの声は聞きたくない』

『あなたの声は聞きたくない』

【ジャンル】
クライムサスペンス、シチュエーションコメディ

【コンセプト】
劇場型詐欺グループに狙われた老人は、実は往年の名女優だった。

【ストーリー例】
①お婆さんは往年の名女優だった
マリコは、かつて映画界で一世を風靡した名女優。
詐欺グループは、マリコの過去を知らずに、ターゲットに選ぶ。
詐欺師たちは、彼女の孫や弁護士や警察官など、異なる役を演じながら、代わる代わる電話をかける。

②カネを持っているのではないか
詐欺師たちはマリコが往年の名女優だと知り、彼女が大量の資産を持っていると考える。
初めは小さな金額を要求していたが、欲に目が眩み、危険を感じながらも、次第に金額を吊り上げていく。

③逆に騙されているのかもしれない
元女優ならば、詐欺師に騙されたフリをして、捜査に協力することも可能だろう。
マリコの隣には、警察官が控えているのかもしれない。
たくさんの老人をカモにしてきた詐欺グループが、一人の老女の過去の名声に恐れをなして、疑心暗鬼に陥る。
普段なら、あり得ないようなミスを重ねていく。

④詐欺師も演技にプライドを持っていた
カネを騙しとるためだけに磨いてきた演技力に、詐欺師たちはプライドを持っていたという、意外な人間らしさ。
お互いの演技を批評し合って、より上を目指そうとする、犯罪者らしからぬ向上心。
いつの間にか、マリコからカネを騙しとることよりも、かつての名女優に演技で上回ることが目的になっていく。

⑤カネを受け取りに行っても大丈夫なのか
マリコは自分たちの計画通りに騙されていると主張する自信家の詐欺師と、彼女は騙されたフリをしながら警察に協力しているのかもしれないと考える慎重派の詐欺師が対立する。
いつのまにか、カネを騙し取ることよりも、それぞれの主張の正しさを証明することが目的のようになっていく、本末転倒を描く。


【シチュエーションコメディ】
詐欺グループがマンションの一室に集まり、外界から遮断されている中で悪巧みをするので、テンションの高いやり取りが展開する。

【声だけのマリコ】
マリコが声だけで登場し、その表情や周囲の状況が詐欺師たちには見えないため、緊張感を高めて、コメディの要素を引き立てる。

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