先月は具合が悪くてやらなかったけど今年も無料映画紹介!カクヨムコンも終わったことだしアウトプットが終わったらインプットだろ、映画を観よう。今回アジア映画多め。
GYAO!で観られます。アプリを入れるといいよみんな。
洋画
・アイヒマンを追え!ナチスがもっとも畏れた男(2/3〜3/2)
戦後ドイツでナチスの戦争犯罪を追求するも、未だ軍の要人が重要なポジションにいる国内で煙たがられている検事長の元に元ナチ党員の幹部が潜伏しているとの情報が届く。
妨害で捜査が難航し、検事長はついにイスラエルの諜報機関に協力を求める。捜査は大きく進展するが、それは同時に情報漏洩で大きな罪に問われる危険も伴っていた。
実話に基づく超面白いサスペンス。内容は重くても意外とコメディなところもあったり歴史に詳しくなくても楽しめる。
・ミスト(2/1〜2/14)
田舎のショッピングモールが地獄に変わる!立ち込める霧の中を跋扈するモンスター、極限状態で狂気に陥る人間たち、父は息子を守りきれるのか。
パニック映画で籠城戦のメンツに紛れていたら速攻で叩き出すべき人間の種類がよくわかる映画。
とてもよくできてるんですが、あの……元気があるときに観よう。
・きっと、うまくいく(1/29〜2/27)
インド名門工学大学の誇るべき三バカが学園長を怒らせ、学内を引っ掻き回す!
明るいコメディだけど、物語は三バカのひとりの消息不明が発端だったりと、学歴社会や若者の自殺率の高さにも触れるいい映画。歌って踊って派手なインド映画のイメージがいい意味で変わるかも。
ミストで負った心の傷を癒そう!
・黒衣の刺客(2/3〜2/16)
舞台は中国唐代。刺客として育てられた娘は暴君と成り果てたかつての許嫁の暗殺を命じされる。
とにかく映像が綺麗なのだ。
監督のホウ・シャオシェンは歴史ものや現代ドラマなどで有名な監督でこういう武侠ものを撮るのは珍しい。万引き家族の監督が鬼滅の刃の実写版撮りますって言ったらびっくりする感じ。
台詞は少なくアクションというより、典雅な京劇という感じで好みは分かれるけど良作だよ。
妻夫木聡と忽那汐里も出る。
・怪怪怪怪物!(1/28〜2/10)
不良集団と虐められっ子が成り行きで捕まえたのは人喰い姉妹怪物の妹!
未来が見えず鬱屈する学生の残酷な悪ふざけはエスカレートして血みどろの惨劇を呼ぶ!日本でもリメイクされた青春の名監督が送る地獄のスプラッタジュブナイル!
大人も学生も化け物もみんな悪いとこも可哀想なとこもあるけど、怪物より人間のが悪どいんだよみたいな安いお説教にならず、ポップでスタイリッシュな疾走感あるホラーのまま駆け抜けてくれる最高の映画だ。
邦画
・菊とギロチン(2/3〜2/16)
関東大震災があった大正末期、発展の裏に貧しさや戦争の気配が蔓延る時代の興行のひとつ・女相撲を題材にした作品。
元遊女や貧しい農村から逃げた女など訳ありの女相撲取りたちは、平等と革命を目指すアナキスト集団も感化していく。
政治的なことは知識や思想がなくても、混迷と動乱の日本の知られなかったドラマが見られる面白い映画。歴史に残るひとも消えていったひとも確かにもがいて生きていた時代の話。
・海炭市叙景(2/6〜3/4)
なけなしの金で乗ったロープウェイの終着点で戻らない兄を待つ妹、夢を売るプラネタリウムを営みながら壊れかけの家族をただ見るだけの父、立ち退き間近の家で心の拠り所だった猫を見失った老婆……。
去年映画化された草の響きの原作者・佐藤泰志原作の函館の架空の街を舞台にしたオムニバス。冬真っ只中の夜に独りで観るのに最適。
・愛のむきだし(2/7〜2/20)
厳格な神父に育てられた反動でエクストリーム盗撮犯たなった(そうはならないだろ)少年はある日、不本意な女装の最中、有名なスケバンを助けたことで少女と勘違いされたまま恋に落ちる。
まさかの父の再婚相手の連れ子だったスケバンと兄妹になるが、彼女には毛嫌いされ、自分と女装した自分とスケバンの謎の三角関係が始まる。
そして、家族に迫るカルト教団の魔の手。邪教から皆を守り、愛を取り戻すことはできるのか?
何言ってるかわからないと思うけど、実際そうはならんやろとなっとるかの連続。器用に生きられないボンクラどもの濃いストーリー。合えばすごく面白いはず。4時間あるけど。
クソ映画
・巨乳ドラゴン 温泉ゾンビVSストリッパー5(2/8〜3/7)
すごいですね。タイトルがね。これでもうZ級映画を求めるひとしか観ないでしょうからセーフティネットとしてタイトルが働いてていいと思います。
クソど田舎の温泉地に呼ばれて暇を持て余したストリッパーたちは偶然降りた地下の井戸で魔道書を読んでしまったことで世界中のゾンビが溢れ出してしまう。
魔道書って高名な魔術師とかが使うものじゃ……暇なストリッパーで呼び出せちゃうんだ?
全く面白くないけど、人生に疲れてもう死ぬかみたいなときに観ると「こんな映画も存在していいなら俺だってもうちょっと生きていいだろ」と思えるゴミクズセラピー映画。
ちなみに5はストリッパーが5人いるだけで別にシリーズ5作目というわけではない。5作も作られてたまるかこんなもん。
映画館だとマザーズ、デモニック、スターフィッシュ、白い牛のバラッド、前科者あたりが観たいです。