きりこパートもひと段落したし、キャラが多くなってきたので唐突に行われる、キャラクター紹介
※きりこパート終了までのネタバレを含む。
※なんでも許せる人向け。
〇引きこもり少女
桐谷 きりこ:きもち重々ガールその1。ゆいかへの想いも重いが、けいかへの想いも重い。こいつがもっと能天気だったら、そもそも話が始まってない全ての元凶たる重さを持つ。愛想があって、人付き合いも上手いが根っこは重い重量級妹属性。ブラックホールのような重力場で、前半は大体きりこ絡みで話が進んでた。無双のたけのこ派。
永山 ゆいか:きもち重々ガールその2。序盤できりこへの想いの重さをアピールしていたが、きりこからも大分重かったので、相対的にあまり重く感じなかった。序盤、お互いへの想いが同質量すぎて、作者がよく『きりこ』と書くところを『ゆいか』と書く誤字が頻発する。お互い似たようなことばかり考えおって。きりこの問題もひと段落してきたので、そろそろ本領を発揮したいお年頃。歴戦のきのこ派。
〇桐谷家のみなさん
桐谷 こうき:国立の経済学部を一浪して、いざ予備校行くかって時に唐突に美大受験を宣言するファンキー兄貴。大体その場のノリで生きている。本人は家族間の問題に関してはさばさば系というスタンスを取っているが、大学のメンツの認識では重度のシスコン。浪人しているためあっしー先輩とは同年代だが『あれは先輩としての方がいじりやすい』という認識の元、先輩扱いに落ち着いている。好きなおつまみはイカの姿揚げ。
桐谷 母:40も超えたが、ビキニとグラサンで砂浜に馳せ参じるイケイケかーちゃん……に、憧れていたので、今度娘と一緒にビキニを買いに行く予定。ただ、桐谷家は遺伝子上体形がつつましい家庭なので、永山家の伝家の宝刀たるゆいかと見比べると、どうしても見劣りすることに本人達は気づいてない。寛容なかーちゃんにも憧れており、今日もネット記事を漁りながら、いつ子ども達がアブノーマルの性癖を告白しても暖かく受けいれる準備を日夜整えている。旦那の好きな顔は、無理矢理アイスを口に突っ込んだ時の顔。
桐谷 父:作中に一回も登場しないイマジナリー父ちゃん。下の名前も一回登場したが、あまりに一瞬過ぎて作者も忘れた。娘が自殺騒ぎで大慌て、涙も荒れるてんやわんやの大洪水を引き起こした後『まあ、きりこも色々あるから構わないであげなさい』という、母の勅令の元、涙を呑んで行動を封じられた。日々、しんのすけのとーちゃん枠として、家族を救うことを夢見ているが、叶えられる気配は一向にない。劇場版にこうご期待。最近の悩みは知覚過敏でアイスが食べられないこと。
〇大学のメンツ
あっしー先輩:姉御肌とあだ名が定着しすぎて、最近先輩にすら先輩呼ばわりされる二回生。呼ぶ方も大概だが、本人も大概なのでむしろ喜んでいる節がある。最終戦績が散々だったので雑魚よばわされているが、実は要所要所で囮になったり、後衛の身代わりになったりしている勝利の立役者。サークルのみんなそのことに気付いており、尊敬もしているがそれはそれとして、いじると親しみやすいので、今日も戦績いじりが止まらない。好みのタイプはオタクに理解のある黒ギャル(幻想種)。
浜岸ぱいせん:山岸と名前もキャラも被る男。ややこしいので再登場はない(暫定)。長射程スナイパーは大体変態、というジンクスがあるので彼も例にもれず変態だと思われる。多分、住宅街の曲がり角に無言で興奮を覚えたりする。ちなみにキル数こそゆいかに負けたものの、キルレート(キルをデスで割ったもの)では実はトップだったりする。地味に戦績は優秀な男。好みのタイプは図書館で本を読んでる黒髪ロングの丸メガネ図書委員(古代種)。
〇ゲーム組
橘 けいか:気持ち重々ガールその3。本質的にはハイパー高飛車ガールであり、技術力と正論で他人を黙らせる暴力装置。コミュニケーション能力は貫禄のGかつ、ムード×だったので、きりこのムード〇と相殺して平穏を保っていた。しかし、最近は頑張ってコミュ力もEくらいまでは上がってきて、ムード×も消えつつある。なんだかんだの努力と苦労の子。本編ではあんまりコミュ障っぷりを発揮していないので、わかりにくいが中二の頃はすんごい酷かった、だって中二なんだもの。原因は、小学生時代に周囲が流行りものに飛びつく中、エヴァを履修することで、すくすくとねじ曲がった反骨精神の賜物である。逆境〇。きりこへの想いが重すぎて、あまり描写しすぎると、きりことけいかメインの別の話が始まってしまうため、匂わせだけにとどまったという裏話があったりなかったりする。戦争は馬鹿のすることだと考えるアルフォート派。ちなみにきりこはたけのこ原理主義者なので、異端者として頻繁にたけのこテロをかまされていた。
浜崎 るい:なぜこんなメンツに交じってしまったのか分からないほど、明るいハッピーギターガール。音楽が好きな癖に音楽系の部活がない学校に入学してしまったさりげないアホの子。しかし学業成績はひねくれものどもよりむしろ良好。上の中くらいはある。ハッピーエンド原理主義者であり、ありとあるゆる創作物を見るたびに、『なんでそんな頑張ったのに幸せになれないのよ!』と号泣する毎日。そのくせ悲しい音楽も、悲しい物語もたくさん触れて、たくさん泣く。そして後日、幸せルートの二次創作を探すまでがワンセット。好意を振りまくことが得意で、人好きもするため男女問わず勘違いを量産しているが、本人は他人の恋路に夢中である。ショーツじゃないほうの下着のサイズがゆいか程でないが、でかいという設定があったが特に使いどころはなかった。空手は茶帯。
山岸 そうま:作者の作品にときたま出てくる、ひねくれボーイ。ある程度のことを、そこそこの努力でこなす要領よしお。特に書きたいテーマもないが中学で適当に入った文芸部でそこそこ褒められたため、そのまま書くことを続けてた。意欲とかそういうのとは無縁だと思っていたので、ゲーム作りを始めてからはけっこう周りのモチベーションにあてられて熱い部分がでるようになった戦隊ブルーみたいなキャラ付マン。しかし、本編でそこまで掘り下げられることはなかったのであった、まる。実はるいの胸を見るたびにでけー、と心の中で想っているが、そっと心の金庫にしまっている。さすがにまだクールキャラでいたいお年頃。得意なゲームはスマブラだったが、この前けいかにぼこぼこにされたため、しばらくちょっと見たくない。スイミングは三級で辞めた。