紹介したくなったので、勝手に紹介します。
毎度のごとく、作家様に許可はとっておりません。問題がありましたらすぐに消しますので、遠慮なくおっしゃってください……
今回は枠別に1作ずつ紹介してみます。
他にも素敵な作品といっぱい出会ってますので、興味ある方はおすすめレビューのページを覗いてみてください。
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↓ドラゴンノベルス小説コンテスト参加作品↓
🐉読者選考6/14まで!
○カノンの子守唄
(
https://kakuyomu.jp/works/16818093074954636588)
虹乃 ノラン様
少女ノアと獣人タテガミが、ある日ふってきたロボットと共に伝説の都「ノア」を目指して旅立ち、その先で色々なものに直面する話。
(SF・6万文字・11話)
(最初は児童文学のような好奇心、冒険、成長といったものをメインに感じましたが、物語が進むにつれ、非常に重く、私たち人間には逃れることのできないテーマを感じました。
そこはぜひ実際に読んで、ご自分で感じ、考えていただきたいところです。きっと作中の様々なキーワードやエピソードは胸に問いを生み、さらにそれを掘り下げてくれます。
狩りといった、命を奪うシーンが容赦なく描かれています。この作品には必要な描写だと思います)
↓連載中作品↓
○イルネスウォリアーズ-異世界戦士の闘病生活-
(
https://kakuyomu.jp/works/16818023213125357293)
清賀まひろ様
鬱病剣士ルークが再就職先で、仲間たち(みんな疾患を抱えている)と共に生活し、仕事をこなす中で、時にぶつかり、互いの弱さを受け入れ、思いやり支え合う、バトルあり、ヒューマンドラマありな話。
(異世界ファンタジー・24万文字・94話)
(精神疾患に関する描写からは、本などから得られる「知識」だけでなく、実際の現場に触れて得られる「雰囲気」や「生きた知識」的なものも感じました。
精神疾患を病気と捉え、その思考回路を症状と人格の両面から描いていると思いますし、服薬・通院といった治療も描かれています。
グループホームやピアカウンセリング、認知行動療法などの、実在するものを彷彿とさせられるような部分もあると感じました。
パーティ、クエスト、バトルというとファンタジーを感じますが、この作品においてはそれらは仕事、生活がかかっているもの、生きていくために必要なものです。
とても現実感のあるファンタジーだと思います)
⚔️現在、第三部が完結し、第四部は5/13~公開予定だそうです。
↓男絆尊! 異世界小説コンテスト参加作品↓
○聖女召喚に応じて参上しました男子高校生です。
(
https://kakuyomu.jp/works/16818093075348244378)
谷地雪様
聖女として異世界転移した(召喚された)男子高校生ハルトが、周りのいろんな同性とそれぞれの絆を深めつつ、魔王の呪いを解くために頑張る話。
(異世界ファンタジー・8万文字・32話)
(コメディ調でサクサク楽しく読めて、かつ、シリアスも設定の整合性もあって、しっかりとした読み応えも得られる作品だと思います。
読了してから改めてタグを見て、「なるほど!」と思いました。
男性が男性に向ける恋愛感情や恋愛的行為もありますが、BLを読むことを目的としているかどうかに関わらず、たくさんの方が楽しめる作品なんじゃないかなと思います。私自身、BLを好むヘキはありませんが、とても楽しめました。
主人公は異性愛者です)
↓完結済み作品↓
○篤き恩寵のイェンダ
(
https://kakuyomu.jp/works/16817330652042846960)
三津名ぱか様
蛇の群れに襲われた山岳集落イェンダから、《神の御脚》である少年ラケが、現人神である少女を抱えて逃れるところから始まる、人と神との話。
(異世界ファンタジー・11万文字・41話)
(土地に根付く文化や精神がとても生き生きと描かれ、そこで暮らす人々の逞しさが伝わってきます。
児童文学のような雰囲気や、教訓的なものもあり、読めばきっと誰もが力をもらえる作品だと思います。
舞台や物語の雰囲気的には、エスニックとか中央ユーラシアファンタジーとかになるのかな?と思いますが、日本神話のオマージュが多く盛り込まれています)
↓第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞↓
🎉優秀賞受賞作
○責
(
https://kakuyomu.jp/works/16818023214228581325)
浅野皓生様
「責」とは何か? 事件の真相は? ぜひ、ご自分で読んで確かめていただきたい作品です。
(ミステリー・12万文字・33話)
(読み進めながらタイトルの「責」が何度も思い出されました。物語はいくつもの主観的・客観的現実が絡み合い、広がっていきます。ミステリー的な衝撃や爽快感も魅力だと思います。
横溝最終候補作はどれも違った目指すところや持ち味があって、単純に横に並べて比較することは出来ません。
「責」は4作の中で、個人的に、一番社会に読まれてほしいと思った作品です。
この作品には加害者・被害者という構図が幾度も出てくるのですが、加害者・被害者って誰でもなり得る立場で、そう考えると、この作品に描かれていることは、決して自分とは全く無関係の他人事とは言い切れないんじゃないかと思いました。
この作品がいつまでカクヨムで読めるのかも、今後書籍化するのかも、私は知りません。
興味がある方は早めに読んでおいた方がいいんじゃないかなと思います)
↓番外編↓
「はじめてのギフト体験キャンペーン」に当選しました!
ギフトを贈らせていただいた作家様は、辺理可付加様(
https://kakuyomu.jp/users/chitose1129)です。
文字数で考えると、恐らくカクヨムで一番読ませていただいている作家様です。
私が読ませていただいている作品はコメディベースのものが多いのですが、ほろりとくる話も、どシリアスもありますし、オマージュを含めた知識量も豊富で、表現も面白いし、構成や演出も巧み……と、すごい作家様なのです!
まだ辺理可付加様の作品に触れたことのない方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
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ドラノベコンの中編部門「旅と相棒と奇跡」作品を漁りたいんですけど、見つけ方に困ってます。
自主企画で集めると、良かった作品に星を入れても恐らく無効になってしまうし……
とは言え、テーマと私の期待している内容には乖離がある気もしてます( ˘ω˘ ;)
GW、ゆっくりできる方も、逆に忙しい方も。
交通や体調等にお気をつけてお過ごしください!