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ご紹介! お薦めのカクヨム小説3選+自作小説 

書いているだけでは、カクヨムではないので、軽いレビューのつもりで、お勧めの作品を紹介しようかと。
3作ともまだ連載中です。

1作は昭和の初めから高度成長期を舞台にした純文学(といっても文章はとても読みやすい)と、他2作は、高校生が主人公で、両方とも、実際に大会も行われている「声と言葉のボクシング」や「ビブリオバトル」をモチーフにした小説です。


襤褸さん『ひび割れ鏡』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884956180

「誰も読まない、いや、読まない方がいいかもしれない…。」と、キャッチコピーがついているように、登場人物は誰も幸せな人がいません。主人公の娃子の回りは家族も友人も近所の人も、ろくな人間がいない。昭和初期といった時代が高度成長期にはいってゆく過程も興味深く描かれており、特に人物表現は圧巻です。
読んでいてとても辛い展開が続くのに、先を読みたくなる。麻薬のような小説です。


鷹仁さん『声と言葉のボクシング』
https://kakuyomu.jp/works/16816452218914948437

「声と言葉のボクシング」とは、3人態勢でテーマにそった”詩”を発表し合うバトル。実際に全国大会もあるそうで、孤独な高校生活を送っていた鷹岡が、仲間と出会い、その大会に参加することによって成長してゆく過程を描いた小説。
完結済みの小説のリメイクで連載が始まったばかりですが、文中にこれから出てくるであろう鷹仁さんの作る”詩”にも注目です。


秀田ごんぞうさん 『ビブリアンズ』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887310859

こちらは、書評のバトルで、お互いの気に入った本を紹介して、どの本が一番読みたくなったか。チャンプ本を選ぶ”ビブリオバトル”をモチーフにした小説。
”ビフリオバトル”も実際に、全国規模で、小さな図書館から学校、全国まで幅広く行われています。主人公、高野は中学全国大会で準優勝の猛者だが、ビブリオバトルになぜか消極的で。その理由とは……とても気になる展開です。


*ちなみに、風梨は過去に実際のビブリオバトルを観覧した様子を以下のブログに掲載しています。かなり前に書いたものですが、よろしければ、ご参考にでも

「ビブリオバトル in 本郷図書館」
http://rin667.blog.fc2.com/blog-entry-15.html
「ビブリオバトル in 水道端図書館 ~芥川龍之介」
http://rin667.blog.fc2.com/blog-entry-40.html

最後に自分の小説も宣伝!
ただいま連載中の現代の図書館とジオラマの世界を繋いだ、ちょっと理不尽、かなり謎だらけのファンタジー小説

『スペルドキャッスルの雪宴』
https://kakuyomu.jp/my/works/1177354054888789708

内容に関しては、鷹仁さんがすごく素敵なレビューを書いてくださいましたので、こちらを見てくださいね

”物語”が紡ぐジオラマの中の不思議な世界へようこそ~レビューby 鷹仁さん
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888789708/reviews/1177354054891231552

4件のコメント

  • お早うございます。

    朝から、目の覚める様なレビュー、ありがとうございます。
    この様な駄文を、純文学とおっしゃっていただき、面映ゆく、どこかに隠れたくなります。

    正直、書く方も気が重く、途中で一息つかなければ続けられません。
    お陰様で元気が出ました。また、りんさんのように、癖になられた方もいらっしゃいます。


    今年は梅雨入りが早いそうで、今朝も雨が降っています。何かと体調管理の難しい昨今ですが、健康が一番です。
    ありがとうございました !




  • 襤褸さま

    おはようございます。
    本当にクセになる小説なので、色々な人に薦めたいのです。
    もう少し詳しいレビューもまた書きたいです。

    時々、コメントなどで襤褸さんがキメる台詞は、小気味良く、あれも麻薬…シビれます。

    そろそろ湿気が出て、梅雨の季節ですね。
    本当に健康第一で、楽しく小説は書いたり読んだりしたいものです。
    それでは、また!

  • 風梨さん、レビューありがとうございます!

    また、面白そうな作品をご紹介いただきありがとうございます!
    ひと目で刺さったのはビブリアンズですね。これはレビュー必至ですわ。

    ひび割れ鏡の方も、純文学ということもあり、ものすごく楽しみですね。
    純文学。。。繊細なだけに、書くとなると魂が削られるんだよなぁ。。。

    家の近くの紫陽花がきれいな薄紫に咲いていました。
    暑くなってきましたので、りんさんも、熱中症にはお気をつけください。
  • 鷹仁さま

    『ビブリアンズ』を読んでいると、鷹仁さんの作品を思い出してしまいます。形は違えど『声と言葉のボクシング』と共通点も多くて、秀田さんにも、鷹仁さんの作品を薦めたくなりますね。

    『ひび割れ鏡』の作者の襤褸さんも、魂を削って書かれていると思いますが、読んでいる私も魂削られてますよ(笑)
    読みごたえがある凄い小説です。

    襤褸さんは、私が『侍にて候』を読んで、ドはまりした作者さんですが、そちらはエンターテイメント性があって、楽しいです。
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