たまには、小説以外の紹介を――
これはコロナ禍の時期に、カクヨムの『読書で考える新型コロナウイルスとの共存』という企画向けに、かなり真面目に書いたレビューです。
しばらく非公開にしていましたが、最近、コンゴで再びエボラウイルスが猛威を振るっているというテレビニュースを目にし、改めて多くの方に読んでいただきたいと思い、再投稿することにしました。
「ホットゾーン リチャード・プレストン著」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054906874813
パンデミックと聞くと、『アウトブレイク』を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、私にとってエボラといえば、いつもこの作品が真っ先に頭に浮かびます。それほどまでに衝撃的で、強く印象に残る内容でした。
エボラウィルスに関しては、現在はワクチン開発や治療法の研究も進められているようです。しかし、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)で、長年使われた有名なエボラ株「Mayinga株」は、看護師 Mayinga N'Seka の名前に由来しています。彼女は22歳でエボラ患者に接触したことで罹患し命を失いました。その血液サンプルが研究用の基準株として広く使われたそうです。
未知のウイルスによって突然命を奪われたその看護師のことを思うと、未来の医療や研究の進歩の中で、少しでも報われる日が来てほしいと願わずにはいられません。
レビューで紹介しているのは『ホットゾーン』という作品です。完全なノンフィクションというわけではないようですが、とても興味深い内容でした。
かなり以前に出版された作品のため、現在は絶版になっている可能性があります。手に取るには、図書館や古書店を探す必要があるかもしれませんが、ご興味のある方に「こうした作品がある」ということを知っていただけるだけでも嬉しく思います。千文字くらいの短いレビューなのでぜひご一読を。