★魔法理論について
・遡及時間……開始時点以前から引き出せる魔力の時間。-のⅩ軸
・魔力傾斜……魔力を掘り進める強さ。一次関数の傾き。
・エレメンタル……その場所における各属性の強さ。水辺だと水は高い位置にあるが、火は深い位置にある。砂漠などではその逆。
・魔力加工力……集積した魔力を加工する力。火をファイアボールにするとかファイアウォールにするとかそんな感じ。
・限界魔力量……その魔道士が蓄えられることのできる魔力量。この魔力量以上の魔力を集積すると暴走する。限界を超えた度合いによって半身不随、死亡、余分に溜めた分が爆発して付近にも被害と段々悲惨なことになっていく。
エレメンタル以外の要素は個々人によって異なり、魔力自体は強いけど限界量が少ないタイプや、その逆などが存在する。また、これらの力不足を補うための道具として魔道器が存在している。
下図の魔道士αとβが、水と火の魔法を使おうとした場合、
1. 開始時点で魔道士αは【A】の水の魔力を使うことができる。いわゆる瞬時発動。尚、詠唱の有無は魔力に全く影響しない。本人の魔力加工能力による。
2. 完了時点で魔道士αは【A】、【B】の水の魔力を使うことができるが、火の魔力は使えない。
3. 開始時点で魔道士βは何も使えない。
4. 完了時点で魔道士βは【B】【C】【D】の水の魔力を使うことができ、【D】の火の魔力を使うことができる。
5. 一度使った魔力はしばらくその場からなくなり、時間をかけて回復する。とてつもない魔力を使った場合、砂漠化など環境変化を起こすこともある。
6. 5より、例えば、戦場で魔道士βが【A】~【D】の魔力を使った場合、魔道士αはその場にいる意味がなくなる。
7. このようなことから魔道士部隊を組織することにはあまり意味がなく、強い魔道士が一人だけいれば十分(労働基準法を遵守するホワイト軍隊なら4人でOK)。強い魔道を使おうとして暴走する危険性もあるので、魔道士を正規軍に配属させている国はない。
8. 傭兵部隊や近衛兵などに野良魔道士が在籍していることはある。