★二種類の学生について
正規学生……期間は三年間。基礎理論からじっくり教わる。学費は無料だが、寮生活で自由は少ない。また、落第も存在する。
留学生……期間は三か月。基礎理論などをざっくりと教わる。学費は金貨100枚だが、不正でもしない限りは全員卒業できる。
どちらの学生も、卒業後も図書館等施設の利用はできる。
★成績について
二種類の試験によって測定される。
① 筆記試験……理論などの理解を示す。
② 実技試験……魔力を使った実践。
どちらの試験も原則として100点満点だが、一般人を遥かに超える者については150点まで裁量で採点することが可能。
尚、魔術学院の卒業点数はラルス国内、特にイサリアでは極めて重要でそのランクづけもされている。
国外留学生の最高得点は二年前にソアリス・フェルナータが記録した188点(筆記100-実技88)。
国内では六年前にメイティア・ソーンが244点(筆記100-実技144)を記録している。
★運動場
およそ20ヘクタールの広大な運動場が実技試験の実験場として用意されている。
たまに素質ある学生が大魔法を使ったりするため、クレーターが何個かあり、名前がつけられているものもある。
★学食
美味しいらしい(適当)。
★図書館
魔道関係の蔵書量は圧倒的というか、99%がここにある。
その他分野の書物は突出して凄いわけではないが、平均して高いレベルにはある。
★七不思議
みたいなものはない。
★学長
学長は、国王家に次ぐ第二の貴族アリクナートゥス家の当主が務めることになる。
のが、通例であるが、10年前から当主リューネティオス・アリクナートゥスが行方不明になっており、妻のレイラミール・アリクナートゥスが就いている。