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【書評】オタクの行動経済学者、スポーツの裏側を読み解く

スポーツ好きなら是非一度は読んでもらいたい本です。

と言っても、感動するような話とかこの選手は凄いなんて話は全くなく、統計を取るとこんな裏がある、というような話ですね。
写真にもあるように「ホームアドバンテージというものは結局何なのか?」とか「調子の良し悪しはどこまで信用していいのか?」とか「審判はどこまで信用していいのか?」というような話です。

昨今、スポーツ界にはますます金が集まるようになり、ますます人間の傾向というものが強まるのではないかと思われますが、「ああ、こういうことなのね」とニンマリできるのではないかと思います。

6件のコメント

  • 記憶が確かなら野球の分析において「甲子園での高校野球」=先攻と後攻の有利不利を十分な数比較できる貴重な事例について触れていなかった気がします。

    他の著作と混同しているようでしたら申し訳ありません。

    「不公正なジャッジ」がどこでどのように生じているかの分析としては見事な著だと思います。
  • 確かに高校野球の話題はなかったですね。

    個別競技の先攻後攻は普遍的な話としては弱いということだったのかもしれません。

    さすがに外国のアマチュアスポーツまでは押さえていなかったのだろうと思います。サッカーも僅かですし、どうしてもアメリカスポーツメインになるところはありましたね(^_^;)
  • アメリカだとスポーツ=エンターテインメント=金ですからね……。
    アメフトとかのルールはメディアに阿るルールがあるのに驚いた記憶があるし。
    でも話は面白そう(w
    図書館とかにないかな……。
  • スポーツ好きという点では日本も負けていませんが、スポーツに対する研究熱心さではちょっとアメリカには勝てませんね(^_^;)
    オータニさんは本当に別格です。

    当時割と話題になりましたので図書館にあっても不思議はないとは思います。
  • ホームアドバンテージの問題。
    サッカーではホームチームが62.4%の勝利を収めた。
    MLBでは54.1%。
    遠征での疲労などもあるのかもしれない。
    そういう意味では、日本でも、移動して当日のナイトゲームはきつい。
    ホテルも高級で、個室を用意してほしい。
    ホームチームが勝ったほうが、平和なのかもしれないが。

    関係ないけど、高校野球ならずとも、先攻を取りたい。
    先取点は大きいので。
  • このホーム有利の比率が、実は「同じ本拠地のチーム」などの疲労条件があてはまらないケースでもさほど変わらないという統計結果があるようなのです。
    ホームアドバンテージがある部分と、ない部分が別れているようで、そこが面白いというのはありますね。

    統計で先行有利と言われているものも、別の条件を加えれば後攻有利になるということもあるようで、統計的な部分を知る者の存在も今後必要になってきそうです。
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