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遂に完結⁉ Re:brightスピンオフ、ラストラン編を公開しました。

どうもこんばんわ、有馬記念に全てを賭けていた時期のある川中島ケイです。いや、言うても家賃と生活費は残しての全てですからね? 負けたら家賃も借金の返済も滞納して明日食う金もない、みたいな昭和のギャンブラーみたいな賭け方ではないですよw


 というのはともかく、年末最後の大レース・有馬記念。ここをラストランとして引退する馬も多い中、拙作Re:brightの主役馬、リブライトも5歳一杯を持ってこのレースで引退することとなって、今回はそのお話です。

 本編が3歳の秋に菊花賞のタイトルを手にするところまで(後日談的なエピローグでそこから有馬記念を連勝、4歳で大阪杯に挑むまで)の話でしたから、本編とは2年後のお話ですね。

 レース展開、結果、その他色々を含めてこの1カ月ぐらいずーっと試行錯誤を繰り返して、ようやく公開にこぎつけました。

https://kakuyomu.jp/works/16818093076658892450/episodes/16818093090692787371


 騎手にとって、愛馬の引退とはどういうものなのかと、知り得る事も無いのですがずっと考えていて。それが分からないから、終わりにどんな言葉をかけるのかにすごく凄く時間がかかって。

 年間数千頭のサラブレッドが生まれてレースデビューを果たし、それと同じ数の年間約7000頭が競走馬人生を引退していく中で、種牡馬や繁殖牝馬として命を繋ぐ役割に生き残れるのはほんの100頭程度。

 中には故障して去っていく馬、予後不良(助かる見込みがなくその場で安楽死処置が取られる事)になる馬も居る中で、無事に輝かしい競走馬生活を終えられる馬というのは本当に貴重で。

 だけどきっと、無様でも泥臭くても勝ったり負けたりしながらずっとこの馬と……と思う部分もきっとあるに違いないと考えて、段々と作者自体がその思いの中でせめぎ合って身動きが取れなくなって……いや、本当に難産でした。


 ただ作者本人的には納得のいくラストを描き切れたと感じています。もう書き終えて予約投稿ボタンを押した時点で椅子の背もたれに寄りかかって天を仰ぎ、あしたのジョーの燃え尽きた描写みたいな状況でした。よろしければ読んでいただいて感想などを戴けると嬉しいです。


 そして最終話のタイトルは「儚くない。」

 SUPER BEAVER - 儚くない / THE FIRST TAKE
 https://www.youtube.com/watch?v=0fdY9J7p2EY

 命や人の輝ける瞬間は儚いから美しい、と誰かは言うけれど。そんな言葉で片付けられるものじゃない、そんな気持ちの籠もった曲でこの1カ月ぐらい、昨年の有馬記念のレース映像とこの曲のMVを毎日ずっと見続けていました。

 是非とも作品観覧のお供に、聴いていただければ幸いです。

 自分で歌おうとしたら「いつまでも無いと分かっていても いつまでも在って欲しい」の辺りでボロ泣きして全く歌えなくなるのですが><


 それではまた、違う作品でお会いしましょう!

 ……って、あとがきにも書いたけど実は年明けにもう1エピソード残しておりますwので、そちらも読んでください。裏、というか真エンド的な何かです。

 とりあえずは本年、この作品に出会ってくれた方、この作品を読んでくれた方に最大限の感謝を込めて、年内の当作品の公開を締めくくらせていただきます。本当にありがとうございました。

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