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『罪と罰』の楽しみ方

前編『The lament for the poverty (貧の嘆き)』→読み手の世界→解答編『罪と罰』、で1セットの作品です。

貧の嘆きでは、あえて描写をカットして、見えるところだけを書き、肝心なところは隠しています。

そこの隠した部分について、天川さまがコメントを残してくださり、そこまで読んでくださるなら解説書こう!となって生まれたのが続編です。

貧の嘆きで、”お金によって人格、人生がどうなるのか”を書き、罪と罰で黙っていれば知られることもない”人には裁けない罪”を神に告白する……そんな作りにしました。

良かったらどうぞm(_ _)m

▼『The lament for the poverty (貧の嘆き)』▼
https://kakuyomu.jp/works/16818093082989444226/episodes/16818093082989460316

▼『罪と罰』▼
https://kakuyomu.jp/works/16818093083043481879/episodes/16818093083043545970

レビューくださった天川さま、立花さま、コメントくださった小山らみ様、ありがとうございました!

7件のコメント

  • 読ませていただきました✨

    ちょっとネガティヴな感想になっちゃうかもしれませんので、他の人の感想もブレンドしつつお読みください💦

    ミステリー風味と言いますか、謎が謎のままで終わっていたからこそ生まれた余韻という部分もありましたので、これが正解、と提示されてしまうと、人によっては興が削がれてしまうかもしれませんね。

    特に、今回の作品はちおりんさんの作品にしては珍しく(と言っては失礼ですが💦)難しさとある種の読みにくさも内包してたような気がしますので。

    これ、読み手のレベルにもよるんですけど、
    なんだかはっきり分からないけど謎で面白い! という楽しみ方も容認されてて欲しいなあ、という思いもありました。はっきり、ここはこう、これはこう、と理解できなくても、何かあったんだ、きっとこうに違いない(←実は勘違い)と思って楽しめていたのが、実はこうでした~✨ と正解を提示してしまうと、読み手によっては間違えてたんだ、となってしまう恐れもありますので。
    幸い、あたしの場合は概ね解釈に誤りがなかったので回答編も楽しめましたし、むしろ、回答編の状況説明をも少し盛ってあげれば、単体として先に読むのもアリになりそうな力強さを感じます。
    謎の女性が懺悔室で半生を語るシナリオというのは洋画でも度々見かけますからね。

    あたしが雑味として感じてしまったのが、ダニールの母の死にたいする匂わせの部分でした。

    母は、イリナの友人であった以外は、直接利害として父にもイリナにも絡んでいなかったので、これがもし母の死にダニールかイリナが絡んでいるとしたら全くの不意打ちの被害者になってしまうような、後味の悪さを感じてしまいました。イリナにしてみればかつての恋人を結果的に射止めた恋敵とも取れますが、作中の彼女はひたすら良い面ばかり取り上げられていたので(或いはこれも布石?)、もしそうだとしたらちょっとかわいそうというか、バランスの悪さを感じます。
    この物語の肝は、誰も悪人ではなく善人ではない、というところにあるような気がします。
    すなわち、誰もが幸せになろうと一生懸命生きているだけ。なのに、その過程で巻き込まれるように誰かが不幸になっていく、決して害をなそうとしたわけではないのに。という部分が物語への共感を担保してたような気がしますので。

    ただこれ、罪と罰編を読んだ直後の感想なんです。ちょっと蛇足だったかもしれない、と。

    ここで、もう一回本編の方を読み返すと別な視点が生まれてくるので、これが悩ましいんです💦 また楽しめちゃうんですよね✨

    母の死が、二人の犯した唯一の罪、と考えれば物語に別なテーマというか側面が生まれてくるので、これは回答編がなかったら生まれなかった楽しみだなぁ、という思いもあります。

    作者の意図と齟齬、に関しては、以前私の平坦な胸にぶっ刺さった「オレンジ11さまの宅配便。」への批評を書いてらっしゃる、フィンデルさまの作品が、類似点を指摘してますので、そちらをお読みになるともしかしたら感じられる部分があるかもしれません。
    https://kakuyomu.jp/works/16818093074649968518/episodes/16818093077451794590

    私が、「読むかどうか知れたもんじゃない」ノートの方に寄せた蛇足文もにたようなリスクを孕んでいたかもしれません。作品は世に出た時点で読者のものですからね。
    まぁ……本音を言えば、読んでくださる人も少ないんで楽しめるだけ楽しませてもらおう、という史郎との助平根性で書いてしまったノートですので私も人のことは言えませんけど💦

    これが、多数の人に読まれる作者になった暁には、慎まねばならないことなのかもしれません。自戒を込めて感想としたいと思います✨

    素晴らしい作品をありがとうございました✨
  • 史郎との→素人の
  • 思うところを全部(いやまだ書ききれてない?w)ぶつけてくださって、ありがとうございます!✨✨
    私自身にとっては、今までにない経験となり、きっと書く時点では”出来上がった作品”ではなかったんだと思いました。
    作品への姿勢に関しては、天川さまの伝え方とズレているかもしれませんが、改めて別のノートに書きますね!

    雑味のイリナのところ!
    よくぞ感じてくれました!
    そこが立花先生の善良な殺人者の影響を受けたところ!

    イリナの一言、いや、一つ前のダニールの妹が狙われているという話すら本当なのか?

    もしかしたら、ダニールは職の斡旋を躊躇うイリナに揺さぶりをかけたくてちょっと誇張したのかもしれない。

    イリナの一言が悪魔の囁きとなり、ダニールは衰弱をしていく母を見守る……未必の故意……。

    『その後、二人は全てを手に入れましたが、幸せになれたのでしょうか?』

    最初に解説を書いたときの締めくくりはこうでした。
    でもなんかそれって「私がこの二人は幸せじゃない」って聞こえるよね、って思ったんです。

    なので解答編では「人間には裁き切れない罪の告白」に絞って書きました。
    イリナは罪だと思ってる。

    前編で解説的部分をあまり書かず、あくまで貧乏っぷりのみ書いたのは、「近所の人が知れる内容」程度にしたかったんですね。
    事件が起こったら、美談にも裏がある話にも解釈できる。
    そもそも人間ってそんな感じかなぁ、と。

    だから、お三人にコメントをいただき、超嬉しかったです!
    普段の作品は、ある程度私の主張に対してどうか、という関係性になってるので。

    まとまりない書き方ですみません!
  • こんな真面目なやりとりのあとに、

    史郎との助平

    が「きゃ、えっち!」となってしまう私。
    え単なる誤変換だし訂正もしてる?
    でも、
    「一週間後にまた来てください。今度こそ本当の助平ってものを見せてあげますよ!」なんだぜ、たまらんぜよw
  • え?史郎で一作書く預言?www
  • 偶発の誤変換で性癖バレる問題、あるあるですよねw✨️
    ちなみに、そのしろうは士郎ですw
  • じゃあ、
    「今度こそ本当の蔭州升を見せてあげますよ!」にしましょうか。

    佐野史郎。
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