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凍村冬子 さんへ (甘露照らす灯)

 レビューありがとうございました!
 はかなく揺れる美しさを感じていただけた様子が伝わってきて、嬉しくなりました!

“恋と愛を感じ、切なく失っていたいだけ” 
 いい言葉。見事です。
 凍村さんは、逆と言いますか、対と言いますか、反対に位置する言霊を違和感なく抱き合わせられる不思議な力をお持ちですね。
 今作の魔法(のろい)も似たようなことをしていますが、私のは直接重ねただけで特に技術的に難しいものではないと思います。もちろん、うんうんと考えた末の言葉ですが。
 一方、凍村さんは重ねずに独立させたままお互いを抱かせていらっしゃる。なかなかできることではないと思いますよ。今、御作『幸ひの名前を呼んで』を読ませていただいているのですが(レビューは暫くお待ちを)、その手法がちらちらと。
 羨ましい腕ですね。
 名は体を表すとも言います。言葉を凛と凍らせる事で可能となるんだろうか、とかそんな事を思いました。私の名前は同じく冬を入れていますが、動くことを良しとしているので、反対の言葉は離れていってしまうんですよ。

 永遠のまどろみ。
 そうですね、この作品は夢の中にいるような肌ざわりを目指していたので、そう評価されるのは嬉しい事です。
 高評価、ありがとうございました。

1件のコメント

  •  凍村冬子さんへ

     やりとりするのは初めてですね、どうもはじめまして。
     こちらこそフォローして頂いたのに、後回しになってしまい申し訳ないです。
     褪せたとかとんでもない、嬉しくなるレビューでした! そりゃあ、凍村さんはインパクトの強い言葉を操る方ではないですが、綴られるのはしっかりと言霊の籠もった温度のある言葉たちです。伝わりやすくて心地良いですよ。

     あー、凍らせるとか何だか失礼な話でしたね。褒め言葉のつもりでした。書いたときは確かにそんな印象を受けたのですが、今になって思えばズレた感想だったかもと思います。
     『幸ひの名前を呼んで』読ませていただきました。
     ええ、言葉を凍らせるとか、そんなレベルではなかった…… いや、凍らせたりもしていらっしゃるのでしょうけど。あの作品は夏野さんが惚れ込むのも無理はないですよ。
     私は描写にそれなりの自信を持っているのですが、凍村さんには敵いそうにないです。特に『僕と姉の話』での描写、私は逆立ちしたって書けそうにない。正直、プロですらこれほど書ける方は……というのが率直な感想でした。

     参りましたねー。どうレビューを書いたらいいのか悩んでいます。天才的な描写力、だけで済ますにはちょっと惜しい作品ですから。となると、私の語彙力でどうにかなるものだろうか。
     それに、御作の本質を理解出来ていないかもしれません。凄く気に入った作品なのに! 読み取り力不足で申し訳ないです。
     一生懸命書かせていただきますが、もしトンチンカンな事を書いてしまったらごめんなさい。先に謝っておきます。

     私の表現は同じ方向を向いている。確かにそうなのかもしれませんね。
     読者に「こう思わせたい、こう感じさせたい」という気持ちばかりが急いて、視野が狭くなりがちなんです。『正しいように感じる』だけですよ? 全部が正しいわけじゃあないですから。
     むしろ、色合いの違う言葉達を自然体でつなぎ合わせられる凍村さんの感性が、私には羨ましいですけどね。まあ、無い物ねだりなのでしょう(笑)

     あ、無理して私の作品をお読みにならないように! 結構タイプの違う作品が多いですから、合う合わないがあるかと思います。
     こちらこそ長くなってしまいました。
     ではでは、失礼いたします。
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