六月の最初に投稿した『白映え』、たくさんの人に読んでいただけています。ありがとうございます。尚且つ、感想などを書いてくださる方もいらっしゃって、嬉しいです。
読者の人はどんなことを思って読み進めていっているのかを知ることができていて、タイトルや関係性から読み取れるキャラクターの感情などから、様々なことを読み取っていただけています。
都心の大通りを歩けば一人はすれ違っていそうな、寂しさを抱えている三十過ぎの男が、目の前のことを謳歌する女子高校生の実姉との関係性を、女子高校生に告白していく話です。
三人(長谷川姉妹の母親は会話中のみの登場であるため、除きます)のキャラクターは、度がつくほど個性的な子たちではないとは思います。主に、江場さんと志由の恋愛模様を振り返る形で物語を進めていくストーリーですが、江場さんが気持ちを整理し、前を向いていこうとする途中過程を短編で表そうとしました。テーマは『雨』ですが、パッと思い浮かんだ、寂しいなど、暗い気持ちだけで終わらせるのは後味が悪いかも、と考え、ポップとまではいかなくても、じんわりと救われていく中で、雨の表現が、重要なキャラクター心情を表現していく大事な要素として取り扱うことを意識しました。
タイトルの『白映え』の意味を含めて感想をいただけた時、自信につながりました。
タイトルは作品の本質やメッセージを伝える大切な役割があると考えているので、いつも悩んでます。興味を持っていただけるタイトル付けができるように、これからも知識を身につけていきたいと思います。
『白映え』は、文学碑を設計する話を構想していき、今の形になった作品です。
いただいた感想や執筆時に気を付けることなどの話を活かして、カクヨム甲子園に活かしたいと思います。
カクヨム甲子園に参加する作品、推敲しています。
今まで、不器用なキャラクターにスポットを当てている作品がほとんどですが、今回応募する作品のキャラクターも同じような感じです。『白映え』のように救われていく話、救われた話、先に葛藤している話などなど。
挑戦作品を投稿しつつ、小説を書くことを通し、昨年以上に、構成、キャラクター設定、ストーリーの進め方なども同時に学べる機会にしていきたいと思います。