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感想応答ノート(ゆげさん)

「夏輝」(ゆげ)
https://kakuyomu.jp/works/16818093082851519978

こちらは上記作品の感想用ノートです。

20件のコメント

  • 書いた応援コメは、とりあえず載せないことにします。
    公開停止されていますし、私とゆげさんだけ理解していれば事足りますので。

    それでは、感想への返答から始めましょう。


    >「夏輝」は、こうだったらいいな、という理想を詰め込んで書きました。綺麗事ばかりかもしれませんし、そこが「リアリティが抜けている」のご指摘に繋がっているのだと思います。

    先に言っておきますが、私は「奇跡的なハッピーエンド」を否定しませんし、むしろ好きな部類です。現実にない理想を描くことも物語の大きな魅力ですし、元気をもらえますから。

    ただ、そこに至る過程には共感なり納得が必要で、その結果として奇跡が起こるという形でなければ、ハリボテの裏が透けてしまい、急速に寒くなってしまうのです。
    なので厳密には、「リアリティが欠けている」と感じさせる原因はラストではなく、過程にあると思ってください。

    >「よくわからないけど叔父パワーでハッピーエンド」ほんとそうです…スーパー叔父さん。ずっと何でも環境のせいにしてきた作者自身の甘えがもろに出てしまっているのだとも思いました。

    これまで読んだゆげさんの作品の中では、ダントツで力技な締め方でしたねw
    まあでも、ここら辺はちょっと手を加えれば簡単に修正できる話です。「叔父が両親に連絡して、転校許可をもらった」とかにすれば。

    ただそれでも、主人公がスーパー叔父さんに解決してもらっただけ、という話には変わらず、やはり不満は残るでしょう。
    根本解決には、主人公の成長や心の変化が必要です。明言しなくても、それを読み取れるような場面や行動ですね。

    感想に書き忘れましたが、そこが足りていないので、名前とタイトルにかけた「夏輝」の説明も浮いてしまっています。

    >他の要素(テーマ)についてももう少し突き詰めて考えてみたいと思います。

    副題を設けるなら、叔父と父親の関係について描写を深めるのが一番かなと思います。それは夏輝と父親の関係に重なりますし、叔父の対応がお手本なり参考になるはずですから。

    一応、「私ならこう書く」も一定考えましたので、ご希望があれば開示しますよ。
  • ノートありがとうございます。
    最初のコメントとあわせながら読ませていただいています。
    かなり迷いながら返信を書いているので、もう少しお時間いただくかもしれません……ということをお伝えに来ました。
    すみません。
  • マイペースで構いませんよ。
    私も自分の小説を書きながら待ちますので。
    いつでもどうぞ。
  • こんにちは。
    ずっと向き合おうとしているのに、なかなか進めずにいました。
    もうすぐ感想企画を始められるということで期間中はとてもお忙しいと思いますので、その前に一度全体的なお返事をしておきたいと思い、少し焦っています。
    実は、書いているときはとても気持ちがよかったので自分でも意外だったのですが、自分の中の自分勝手で甘ったれた部分とか、嫉妬とか後悔とか、そういう見苦しいものが裏側にあったことに気づいて、小説の出来とは別のところで落ち込んでいました。(だいぶ立ち直りました)
     
    ざくっとまとめてになってしまいますが。
    もともと書きたかった内容はシンプルで、自分を受け入れてくれる人に出会えたことで夏輝が「本当の自分でいたい」と思えたこと、「演じること」が夏輝を変えたこと、の二点でした。でも公開前に削った部分も多く、とくに「演じる」描写が少なくなってしまっていたように思います。叔父さんが劇団員をしながらアルバイトもしていたり、留守番中の夏輝がシーツを衣装代わりにして女の子の役を演じて遊んでいるところを叔父さんがたまたま目撃して夏輝の本当の気持ちに気づいたり、最初は「僕」だった一人称が演じていくうちにだんだん「私」に変わっていったり。「演じること」が自分を表現するきっかけになった、心から楽しいと思えた、という描写を増やしたいと思いました。
     
    両親のスタンスとしては、夏輝の悩みは知っていて、断固受け入れないというよりは一時的な気の迷いだろう、治るだろうと考えている状況です。また、父親は叔父が同性愛者であることを知りませんし、これからも知ることはないと思っています。不登校のシーン、叔父の住んでいる場所や年齢、関係性についても、表現を変えたり説明を加えたいと思います。主人公の声のところは声変わりですので、後の文の表現が変でした。直しておきます。それと、セリフで始まる文は字下げしないことは知りませんでした。たぶん他の作品内でもやってるので、チェックしておきたいです。
     
    スーパー叔父さんについては自分でも気になっていたところではあるので、両親が訪ねてきてから転校が決まるまでのシーンで、夏輝が両親に自分の正直な気持ちを訴える場面を書いてみたいと思いました。転校はもちろん両親が認めなければ実現しないことですし、叔父がすべてを仕切っているわけではないのですが、両親の意見も書いていませんし、いろいろ説明が足りていなかったと反省しました。
     

    よく分からなかったところもあるので質問もさせてください。
     
    >もっと書き込めば素晴らしいシーンになりそうなのにもったいない、と感じた部分は幾つかあります。例えば花火の場面や、両親が乗り込んできた場面、その後の叔父さんの電話シーンなど。

    最初にいただいたコメントです。ここは少し解説をいただきたいです。特に花火の場面ですね。今のところ両親が乗り込んできたところでは、夏輝が自分の意見を主張する場面を加えようと思っています。自分で意見が言えるのなら電話シーンはなくてもいいかなとも考えていたところでしたが、良いシーンになるなら残したいです。
     
    >本当は食事を通じて両親の理解を得る、という流れが、テーマに即した展開ではあると思います。
     
    これも最初のコメントです。つい食事シーンを書いてしまいがちで、宇宙人の台本も食べ物の話題になってしまいましたが、「食事」と「両親の理解」がうまく結びつきませんでした。
     
     
    >副題を設けるなら、叔父と父親の関係について描写を深めるのが一番かなと思います。それは夏輝と父親の関係に重なりますし、叔父の対応がお手本なり参考になるはずですから。

    父親が無意識な偏見を持っているのに対して叔父は自由に生きている、みたいな違いを強調する方向でいいのでしょうか? 叔父さんとおじさんの関係についても言及ありましたが、愛してくれる人がいれば大丈夫、というメッセージのつもりでした。
    このところずっと考えていたのですが、親子関係というのが自分の中でも割と大きなテーマである気がしています。夏輝と両親の関係も、できるだけ掘り下げて描写してみたいと思いました。
     
     
    「梶野さんならこう書く」もぜひ伺いたい……と言いたいところですが、ひとまずこれまでのご指摘を参考に手直しをしてみたいと思います。「こう書く」は後でこそっと教えていただいてもいいでしょうか。

    お時間のあるときに読んでいただけたらと思います。
    よろしくお願いいたします。
  • >こんにちは。
    >ずっと向き合おうとしているのに、なかなか進めずにいました

    ははは、私もこないだようやく「マツリカ大反省会」を終わらせたところです。気持ちはよくわかりますw

    >もうすぐ感想企画を始められるということで期間中はとてもお忙しいと思いますので、その前に一度全体的なお返事をしておきたいと思い、少し焦っています。

    「じっくり感想企画」の肩慣らしにちょうどよかったので、むしろアリ!

    >実は、書いているときはとても気持ちがよかったので自分でも意外だったのですが、自分の中の自分勝手で甘ったれた部分とか、嫉妬とか後悔とか、そういう見苦しいものが裏側にあったことに気づいて、小説の出来とは別のところで落ち込んでいました。(だいぶ立ち直りました)

    ここらへんは正直、私にはよくわかりません。
    まあ小説は何かしら内面を映すものです。
    それはそれで得難い経験ではと思います。


    >「演じること」が夏輝を変えたこと

    改めて読み直してきましたが、ここは言われるように削りすぎ。演技をするシーン、演技について考えるシーンが少なすぎです。

    むしろ料理の描写や夏輝の反応の方が多いので、こちらが主軸だと読めました。料理上手な周平というキャラも存在しますし、こちらを伸ばしたほうが自然だと感じたので、そう指摘した次第。

    演技がテーマと読めないもう一つの理由は、事態の解決や夏輝の心情の変化に、演技が何ら寄与していないこともあります。これも指摘しましたが、夏輝が変化する前に問題は叔父さんが解決してしまっているので、テーマになっていないのです。(これは料理だとしても同じ)

    もし演技を主軸にするなら、料理に費やした部分をまるまる演劇に回すくらいしないと宙ぶらりんだと思います。軸が2つあるとテーマがブレるので、私なら料理絡みの要素は可能な限り削って作り直すかなと。

    >両親のスタンスとしては、夏輝の悩みは知っていて、断固受け入れないというよりは一時的な気の迷いだろう、治るだろうと考えている状況です。また、父親は叔父が同性愛者であることを知りませんし、これからも知ることはないと思っています。

    ここらへんは作中で触れるか、台詞などで読者に伝わるようにすべきだと思います。大人たちの背景がわからないので、父親の反応を肯定すべきか否か、叔父の対応が是か否かという判断がとれず、物語の輪郭がぼんやりしてしまった印象があります。

    >スーパー叔父さんについては自分でも気になっていたところではあるので、両親が訪ねてきてから転校が決まるまでのシーンで、夏輝が両親に自分の正直な気持ちを訴える場面を書いてみたいと思いました。

    両親が来た時にこそ、何かしら夏輝のアクションが必要だと思います。
    何故なら、この物語は叔父と暮らした時間が主人公を変えることをテーマとしているから。両親がしばらく会わなかった夏輝の変化に気がついてこそ、意味があるのです。ここで全て説明する必要はないですし、後から両親に伝えてもいいですが、変化の提示は絶対に必要です。

    >転校はもちろん両親が認めなければ実現しないことですし、叔父がすべてを仕切っているわけではないのですが、両親の意見も書いていませんし、いろいろ説明が足りていなかったと反省しました。

    ここら辺も、多くを語ると短編から逸脱してしまうので、最低限の描写で読者に想像させるのが理想的ですね。あくまで作者の脳内では描ききった後で。

    >ここは少し解説をいただきたいです。特に花火の場面ですね。

    あくまで私が書くなら、ですが。
    花火は様々な解釈をつけやすいので、大変便利でエモいアイテムです。伊達に夏の話にたいてい登場するわけではありません。

    例えばそうですね……

    ・花火の華やかさを叔父と過ごした夢のような時間に重ねるなら、唐突な終わりで両親の来訪を予感させる。
    ・花火が終わり、寂しさを感じる夏輝に、叔父がつぶやく一言。そこに叔父の人格や生き様を浮き彫りにさせる。
    ・周平と叔父が、互いの花火をくっつけて火を譲る場面の追加で、二人の関係性の暗喩。
    ・その譲られた火を、夏輝にも譲るとかよさげ。
    ・花火に照らし出される、二人の楽しそうな表情に、自分はどんな顔をしているのだろう、と思いを巡らせる。
    ・複数本持ったり振り回したり、叔父がハチャメチャに花火で遊ぶ場面を入れ、「火事だけ気をつければ、花火にルールなんてないんだよ」的な台詞。そこからジェンダーフリーのテーマに繋げたりとか。

    ……まあこんな感じ。
    花火の場面はそれだけで華やかなイメージを与えられインパクトがあるので、使えるだけ使わなければもったいないのです。

    >今のところ両親が乗り込んできたところでは、夏輝が自分の意見を主張する場面を加えようと思っています。自分で意見が言えるのなら電話シーンはなくてもいいかなとも考えていたところでしたが、良いシーンになるなら残したいです。

    夏輝が主張する必須の改訂でよいと思いますよ。ここでも様々な描き方が考えられますね。
    電話シーンは、私はあった方がリアルかなと考えます。というのも、中学生の夏輝がいきなり現れた両親に思いのたけを過不足なく伝えるなんて、きっと無理だろうと思えるからです。

    彼女が何をどう伝えるかはわかりませんが、それはおそらくは舌足らずで、そのフォローをするのが叔父であり、電話シーンの役目ではないかと思いますね。

    >これも最初のコメントです。つい食事シーンを書いてしまいがちで、宇宙人の台本も食べ物の話題になってしまいましたが、「食事」と「両親の理解」がうまく結びつきませんでした。

    前述しましたが、現時点ではこの物語は料理中心に描かれている(そして失敗している)と読めます。料理メインの話だとしたら、周平に教えてもらった料理を夏輝が両親に出し「美味しい」と言ってもらう。そこに性差はないことを暗に伝える……的な解決が来るものと、読みながら思ってましたから。(ベタですが)

    >父親が無意識な偏見を持っているのに対して叔父は自由に生きている、みたいな違いを強調する方向でいいのでしょうか? 叔父さんとおじさんの関係についても言及ありましたが、愛してくれる人がいれば大丈夫、というメッセージのつもりでした。

    ここを説明すると「私が書くなら」にならざるを得ないのではしょりますが、一つだけ。
    叔父は夏輝のメンター的な立場であり、理解者です。そのスタンスに説得力を持たせるためには、同様の悩みやトラブルを経て、今の生活に至っているというバックボーンが必要だと私は考えます。もちろん作中で書く必要はないですが、一度脳内できっちり詰めてみてください。

    その中には父親との兄弟としての関係性も含まれるはず。マイノリティについて(弟がそうだと知らずとも)父親はどういうスタンスだったのか。二人は衝突もなくここまで来たのか。家庭内、父親の父親はどうだったのか……などなど。

    叔父でもう一本作品が書けるくらい作り込めば、最後の場面にも筋が通るはずですし、必ず好影響が出るはずです。

    >このところずっと考えていたのですが、親子関係というのが自分の中でも割と大きなテーマである気がしています。夏輝と両親の関係も、できるだけ掘り下げて描写してみたいと思いました。

    そこも大事ですが、まあ短編ですからね。
    シンプルにすべきはシンプルに、も大事です。引き算です。
    叔父と父親のドラマを通じて父親像を浮き彫りにして、その上で夏輝と向き合わせるといあ手法もありですね。
     
    >「梶野さんならこう書く」もぜひ伺いたい……と言いたいところですが、ひとまずこれまでのご指摘を参考に手直しをしてみたいと思います。「こう書く」は後でこそっと教えていただいてもいいでしょうか。

    どーぞどーぞ。
    とりあえずその部分は切り取っておきました。
    いずれ見せられるように保存しときますw
  • お返事ありがとうございます。
     
    >ははは、私もこないだようやく「マツリカ大反省会」を終わらせたところです。気持ちはよくわかりますw

     改めて、「マツリカ反省会」お疲れさまでした。最後まできっちり考え切るというところを見せていただいて、自分もがんばろうと思えたのですよね。弱気になったときこそ思い出したい、そんな反省会だったと思います。

    >むしろ料理の描写や夏輝の反応の方が多いので、こちらが主軸だと読めました。

     ここをお聞きできてよかったです。作者は完全に演劇をメインに書いているつもりで、しかもそれをちゃんと表現できていると思い込んでいたので(!)、質問もさせていただいていたように、コメントを読んでもなかなか理解できないところがあったのです。そういえば、他の方のコメントでも演劇はスルーされてるなーとは思っていたのですが、改めて読み返したら料理について触れられているものが多くて、今更驚いています。実は料理についてはほとんど意識していなかったので、はっきり教えていただくまで気づきませんでした。叔父さんのくだりも含めてどういうふうに改稿していくか、もう一度ゆっくり考え直してみたいと思いました。

    >大人たちの背景がわからないので、父親の反応を肯定すべきか否か、叔父の対応が是か否かという判断がとれず、物語の輪郭がぼんやりしてしまった印象があります。

     説明をいただいて、納得しました。

    >花火は様々な解釈をつけやすいので、大変便利でエモいアイテムです。伊達に夏の話にたいてい登場するわけではありません。

     花火の場面は特にもったいないと言われている意味がよく分かっていませんでした。こんな風になるんですね、エモい…すごい。「梶野さんが書くなら」のところは今は見ないとか言ってしまいましたが、がっつり参考にさせていただきたいです……。

    >叔父でもう一本作品が書けるくらい作り込めば、最後の場面にも筋が通るはずですし、必ず好影響が出るはずです。
     
     そうなのですね。今作は最初の設定の時点で相当甘かったのだと思いました。やってみたいと思います。

    >シンプルにすべきはシンプルに、も大事です。引き算です。
     
     書くべきこと、書いたほうがいいこと、書かなくてもいいこと、書く必要のないこと、の見極めが難しいです。いただいたご意見、よく読んで参考にさせていただきます。引き算もすでに盛大にミスってしまっているので…全体的に見直していきたいです。
     
     詳しく解説いただきありがとうございました。どういうふうに考えていくか迷っていたところが、だいぶすっきりしたように思います。
     

    >いずれ見せられるように保存しときますw

     ありがとうございます…!


     ゆっくり向き合って今作をしっかり書き上げたいと思います。じっくり感想企画が終わりましたら、改稿したものを持ってまたこちらに参りたいと思います。企画、応援しています。
  • 期待して待っておきますね。

    あ、もう一つ思ったことを追加しておきます。
    ゆげさん的には、この話は演技部分を増やして主軸に置きたいと考えられておられるかもですが、それは悪手の可能性が高い気がします。

    というのも、演技というのは、突き詰めれば嘘ですから。
    この話が「夏輝が本来の自分を取り戻す」ことをテーマにしている以上、演じることを突き詰めていくと、「演技によって周囲と上手くやる」みたいな迎合の方向に自然となり、テーマにそぐわなくなります。

    そこを理解した上であえて挑戦するならありですが、かなり高難度になると予測されますので、ご注意を。

    その点、料理は愛情の受け渡しやメッセージ性など、「思いを形にする」という点でテーマに添います。もしかするとゆげさんも無意識にそれを感じていて、料理パートが多くなったのかもしれませんね。
  • なるほど、演技は突き詰めれば嘘。確かにそうなりますね。
     
    始めは演技中心に場面を増やそうと思ったのですが、その後、新しくいただいた梶野さんのコメントや他の方の応援コメントももう一度読み返して、書き方が原因とはいえ複数の方が料理のことに触れてくださっているということはそこに何かしら良さがあったのだろうと思い、どうしようと考えていたところでした。
     
    そもそもメインは演劇だと言いながら、その部分を削ってまで他を残していたというのも謎だったように思います。
    よくよく考えてみることにします。ありがとうございます。
  • そもそも演劇のシナリオが、「宇宙人と料理を通じて交流する」でしたからね。

    ストレートすぎて、もしこのまま料理で仲直りする流れになったら「もう少しひねっても良いかも」とか言うべきか考えてたくらいです。なのに料理がまったく絡まない終わり方をしたので、あの伏線は一体……?となったのを覚えていますw

    はい。じっくり考えて見てください。
    いよいよ明日からです。
  • 梶野さん、こんばんは。
    最近は花粉のニュースをちらほら見かけるのですが、その後、症状はいかがでしょうか。
    遅くなりましたが、『夏輝』の改稿版を持ってまいりました。
    https://kakuyomu.jp/works/16818093082851519978
     
    問題点がどこにあるのかを把握するのに時間がかかってしまいました。改稿しながら感じたのですが、すごく難しかったです。
    たくさんアドバイスをいただいていたのにうまくいかず、悩みまくった結果、自分が「書きたい」と思ったものを中心に書きました。
    変更点はかなり多いですし、登場人物を増やしたりかなり詰め詰めな印象です。少なくともストーリーに軸は通ったのではとは思いますが、悩みすぎてあまり自信がないです…。
    でもきっちり仕上げたいと思いますので、ご意見いただけたらまた修正を続けたいと思っています。

    ご体調をお大事に、ゆっくりお立ち寄りいただけたらと思います。
    よろしくお願いします。
     

    あっあと、前に保留にしていた「梶野さんならこう書く」を、よかったら教えていただきたいです。
  • >ゆげさん


    お久し振りです。
    花粉はまだ続いてますね。薬の投与忘れると一気に悪化するので気が抜けません。まさか春まで続くんですかねこれ。地獄か!

    お、改稿というかリファインされましたか。
    今日でアフターサービス自体は終わると思うので、順次読みにいきます。多分二月半ばまでには。感想はそこででも。

    保留にしてた案ですか。
    振り返ったら十月くらいの話で、探したんですけどログが見つからないんですよね……覚えてる範囲で書いていきます。


     夏輝を迎えに来た父親は、叔父がゲイであることを初めて知る。
     父親は真面目な堅物だがLGBTへの理解がなく、世間一般の常識から外れたものを認めない傾向が昔からあった。父親は激昂し、夏輝がこうなったのは叔父の影響とまで言い出す。
     
     ショックを受ける夏輝を庇い、叔父は父親と会話を始める。

     自身がゲイであることを叔父が自覚したのは学生時代のこと。やはり家族の誰にも言えず、特に同性愛を「気持ち悪い」と馬鹿にしていた兄=夏輝の父には絶対に秘密だった。兄は地域でも有名な優等生で、叔父は兄を尊敬していた。その兄に迷惑をかけたくない一心でカミングアウトできず、逃げるように実家を飛び出し、役者の道を目指した。

     役者として最初の数年、評価はさんざんだった。新しい環境でもカミングアウトを恐れ、コミュニケーションが築けずにいた。孤立する役者は舞台では無能である。心にわだかまりを残し、本気で演技に打ち込めない叔父が役者失格の烙印を押されたのは、それが原因だった。

     それが変化したのは、理解者に巡り合えたから。
     同じゲイである周平との出会いから、叔父はようやく人を信じられるようになった。余裕が生まれ、周囲に手を伸ばせるようになった。それは演技の幅や深みに繋がり、今の成功に至る。叔父は似た境遇である夏輝を預かった際、自分がその理解者になればと考えていた。

     しかし、夏輝を責める父親の姿を見て、自分の過ちに気が付いた。
     この状況は、叔父が兄と話すことなく、実家を逃げたがためだ。あの時打ち明け、話し合っていれば、夏輝が家を出る必要はなかったかもしれない。

     叔父はそのことを父親に伝え、夏輝を周平に任せて、夜の店に誘う。(どんな会話があったかは書かない)
     
     翌日、父親は夏輝に一定の理解を示すようになる。叔父は「大人が変わるには時間がかかる。ここからは夏輝ちゃんの仕事だ」と耳打ちする。叔父の家に残るか、家に帰るか、二人から選ぶよう言われた夏輝の選択は──?


    ……みたいな感じですね。
    必要なら父の過去とか周平との出会いとかを深掘りする形。
    もしくは全体的に匂わせできゅっとまとめるか。

    >叔父でもう一本作品が書けるくらい作り込めば、最後の場面にも筋が通るはずですし、必ず好影響が出るはずです。

    前に言った、ここの具体化でした。
  • お返事ありがとうございます。
    花粉も大変ですが、アフターサービスもありましたね。企画、本当にお疲れ様でした。
     
    そして、叔父さんの具体案もありがとうございました。かなり時間が経ってしまっているのでお手数かけてしまいました。すみません。

    読ませていただきました。
    「叔父でもう一本作品が書けるくらい作り込めば」
    ああ、ここまで作りこむんだな、と衝撃を受けています。
    自分の甘さを思い知りました。
    夏輝の物語よりも、叔父さんの物語のほうがドラマがあって、むしろ叔父さんをメインに書いたほうが面白いのではと思ったくらいです。
    こんなにも深く考えてくださって、本当にありがとうございます。

    自分の書いたものに自信が持てないのは、考えが浅いからなのでしょうか。改稿したものを読み返しましたが、なんというか、生ぬるいんですよね。
     
    改稿版では周平さんは叔父さんの親友として登場します。名前も出てきません。二人の関係をどう解釈するかは読者の方にお任せする形です。
    それに、テーマに関しても、梶野さんに悪手の可能性があると言われた映画(「演技」ではなく「映画」を軸にしています)を捨てきれず料理と両立させる形で採用していますし(軸が二つあるとテーマがぶれると忠告いただいたにもかかわらず)、決して反発とかではなく悩みに悩んだ結果ではあるのですが…今作、本当に書くのが難しかったのです。

    おそらく梶野さんの想像されるものとは真逆の方向に突っ走っているのではないかと思われます。
    軸を通して書き直したつもりだったけど、むしろ改悪になっている可能性すらあるかもしれません。
    どうしよう、かなしい…
    また書き直すかもしれませんが、それでも、途中経過として一度目だけ通していただけたらと思います。もし、何だこれはと思われた場合は、一言全然ダメとだけ仰っていただければ…
    貴重なお時間を使っていただくのに、わがままばかりで申し訳ないです。
    ゆっくりで構いません。ありがとうございます。
  • 以前、私が同じように辛辣に批評してアドバイスした際、全く真逆のコンセプトで書き直して来た人がいます。うちの常連の湾多さんですが、それくらいの気候があってこそ物書きである、という考え方もあると思うんですよね。私はその時は呆れましたが、反対されてでも自分の信念を貫く姿勢は尊いと思いましたし、それ以上の反対は野暮だとも感じたものです。

    なので、ゆげさんも自分がいいと信じたなら、それに自信を持つべきです。例え私と意見が違おうとも、自身がよいと信じる道を進むべきでしょう。もちろん初心者の段階ならより上手い人のアドバイスに従うのが確実ですが、それでは飽きたらなくなった時こそ、初心者脱皮の瞬間なのですよ。もたろん私はぐだぐだ言うかもですが、信念が確かなら尊重しますから。もちろん、明らかに間違いと思えばそう言いますがね。素直さと自信、両立させるのがベストで、一番難しいのです。

    何にせよ言いたいのは、私の指摘が最善解ではけしてないということです。私は作品を見て瞬間で思い付いた改善を描いているに過ぎません。自作なら何百回も見直し、よりよい描き方を模索した上で執筆にはいります。あくまで「この作品よりはマシ」という例を出しているだけで、本当は安直な案ではなく、「誰も描かないような展開」が理想なのです。

    まあ、なんにせよ、書き上げた作品を読まないことには始まりません。もうしばしお待ちを。本作の方も読めてませんしねー。
  • 本作じゃない、新作。
  • なんか急にとんでもなく不安になっていたので、お返事を拝見して救われたような気持ちになっています。湾多さんもそのようなことがあったのですね。信念をもって書かれている方、たくさんいらっしゃいますが、本当に尊敬します。
     
    梶野さんのアドバイスも他の方のコメントも何度も読み返して、よかったところと改善するところを整理していくうちに、考えすぎて客観視できなくなってしまいました。いただいたアドバイスに満足していないわけでは決してないのですが、梶野さんのおっしゃるように初心者を抜けてきているのであればそれは嬉しいことだと思います。
    偶然なんですが、今月の句会で「三度目の冬初心者の殻を脱ぐ」という句を詠んでいました。俳句について詠んだものですが、小説も同じように言えたらいいなあと思います。もしかしたら、ただできの悪いものを書いてしまっただけかもしれませんが、それでも自分がこれだと思ったことを書けたことには自信を持ちたいと思います。

    新作も気にかけてくださりありがとうございます。後から気付いたのですが、ラストが改稿版の「夏輝」と少し被ったところがあり、ちょっと恥ずかしいです。
  • >なんか急にとんでもなく不安になっていたので、お返事を拝見して救われたような気持ちになっています。湾多さんもそのようなことがあったのですね。信念をもって書かれている方、たくさんいらっしゃいますが、本当に尊敬します。

    いやー、真逆で改訂してくる人はなかなかいませんよw
    アドバイスを取捨選択するくらいが普通だと思います。

     >梶野さんのアドバイスも他の方のコメントも何度も読み返して、よかったところと改善するところを整理していくうちに、考えすぎて客観視できなくなってしまいました。

    私も「茉莉禍」の時そんな感じでしたが、最終的には「自分は何を書きたいか」に立ち戻り、役に立つアドバイスだけ選ぶべきだと思いますね。例え言ってることが正しくても、それを採用した結果書きたい内容が濁ったり弱まってしまうことも考えられます。何が正解かは、厳密には誰にもわからないのが創作なので、結局作者が進路を決めるしかないのです。私のアドバイスにせよ、「私が読みたい小説」に近づけるためのものですからね。

    >いただいたアドバイスに満足していないわけでは決してないのですが、梶野さんのおっしゃるように初心者を抜けてきているのであればそれは嬉しいことだと思います。

    初心者を脱したら、それはそれで迷いが増えてくると思います。
    「書ければ満足」から「価値ある作品を」と考えたり、どういう方向性で書いていくべきなのかとか、諸々。腕が上がり自由度が増すと、やれることが増える分、迷いも多くなるものです。

    >偶然なんですが、今月の句会で「三度目の冬初心者の殻を脱ぐ」という句を詠んでいました。俳句について詠んだものですが、小説も同じように言えたらいいなあと思います。もしかしたら、ただできの悪いものを書いてしまっただけかもしれませんが、それでも自分がこれだと思ったことを書けたことには自信を持ちたいと思います。

    今年の目標になるといいですね。
    とりあえず今は「書きたいものを書く」でいいですし、それが大前提です。一作一作丁寧に書くのが大切です。
    それに飽き足らなくなってきたら、初心者脱出かもですね。

    >新作も気にかけてくださりありがとうございます。後から気付いたのですが、ラストが改稿版の「夏輝」と少し被ったところがあり、ちょっと恥ずかしいです。

    作品の幅が狭いという点はちょっとあるかもですね。
    それが持ち味である反面、バリエーションに欠けるとも言えますが。
    自分で「似たような作品を書いてしまっている」と感じたら、意図して違う傾向を取り入れてもいいかもしれません。
  • 元々は、自分が自主制作映画の現場に少し関わった経験から、映画の話を書いてみたいと思ったのがきっかけでした。なので、ここは外したくないと思いました。
    とにかく改悪になっていないことを祈ります…
    もう少し見直しておきます。
     
    以前はアドバイスや指摘があった部分はやみくもに訂正しにかかっているところがあったなと思いますが、少しずつ自分で考えながら取捨選択できるようになってきたのではという気はします。気がしてるだけかもしれないですけど、少しくらいは成長してるはず…と思いたいです。
    梶野さんの仰られるように、一作一作を大事に丁寧に書いていきたいですし、いいものを書きたいとも思っています。


    作品の幅が狭い、そうですね。がんばります…
    新作は児童文学風の物語です。設定は奇抜だけど目新しさはないかも、でも書いていて楽しかったやつです。
  • なるほど、まず映画が先にあったんですね。
    映画(演劇)と今作のテーマだとズレる可能性があるのは以前に指摘した通りですが、そこら辺チェックしながら読んでいきましょうか。

    取捨選択する際は、「何故自分はこちらを選ぶのか」を明確にする癖をつければ、よりよいですね。自分の傾向や作風を客観視できるようになるはず。

    アドバイスを選択しない理由を説明できますし理解を得られやすいので。もちろん、感性で選ぶタイプや好みの領域もあるので全てではないですが、そういう場合はそう言えば分かりやすいかと。それくらい繊細な指摘なら、私でも絶対とは言いませんし。

    まあ変化球を覚えるのは、今投げてる球が物足りなくなってからで十分です。その時に備えて、色々なものに触れておくのは大切ですけどね。
    そいや初回の参加作も童話風のがありましたよね。これも持ち球の一つとして書いていくといいと思いますよ。
  • ありがとうございます。
    突然気づいたことがあります…
    ずっともやもやと不安で書き直しもなかなか進まなかったんですけど、今まではたぶんアドバイスで言われたことがちゃんと理解できてなかったんじゃないかと思ったのです。なんか、今読んだら見え方が違う気がするんですよね。ほんのここ何日かの進歩です。
    前のやり取りを見たら、分かってなかったということが、今ならよく分かる気がします。的外れな質問もしてましたが、丁寧に説明くださってて本当に感謝しかないです(;_;)
    それに、軸の部分はさておき、改善された部分もちゃんとありました。

    >取捨選択する際は、「何故自分はこちらを選ぶのか」を明確にする癖をつければ、よりよいですね。自分の傾向や作風を客観視できるようになるはず。
     これは目標にしたいです。というか、普段から考えるようにしたいです。
     アドバイスに限らず、なぜそれを書いたか、も説明できないことが多いので。
     
    今年は本を読めたらいいなと思っています。今までほとんど読んでこなかったので、少しずつ。
    絵本とか童話は大好きなんですけどね。
  • 若い頃はそんなもんだと思いますよ。
    私も若い頃に教えられたことが理解できず、納得できたのは何年もあとだったか、なんてことはざらにあります。結局自分で答えに行き当たらないと、人間は理解できないものなのかもしれません。その経緯含めて経験なのでしょう。

    私は出来るだけ伝わるよう書いているつもりですが、それでも伝わらないことも、そもそも適切でないもあると思っているので。言ってもそれは私にとっての正解で、相手の正解とは限りませんからね。

    選択の説明は、いうなれば好みの可視化なので。説明されてなお相容れない価値観もありますが、それはそうと割り切りやすいです。お互い納得した上で結論が違うのと、意思疎通も怪しいのでは全然違いますからねえ。

    童話や絵本いいですよね。簡単に見えて奥深いものですし。私も子どもの頃に読んだ本を定期的に読み返してます。
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