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Dr.スズ更新中/用語解説【正常圧水頭症】

Dr.スズ、更新中です。
文献やデータを調べながらの執筆なので遅筆ですが、明るい主人公スズのお陰で楽しく書かせて頂いています。読んでくださる皆さまがいること、本当に感謝でいっぱいです。

医療ものというとどうしても出てくる疾患が偏りがち、もしくはマニアックすぎてしまいます。
マニアックなものや王道なものまで色々と取り扱えたらいいなーと思っています。
持てる知識と文献講読との戦いで、4月中旬までにどこまで書き進められるかわかりませんが引き続きよろしくお願いします!


【正常圧水頭症】
あまり他人事ではないなーと思う疾患のひとつです。
脳内にある脳室という水の溜まり場に、脳脊髄液が貯まりすぎて脳を圧迫してしまう疾患。
3大徴候は歩行障害、認知障害、排尿障害。
国試にも頻出の疾患ですが、実際臨床で出会ってもなかなかすぐには気付けません。

特発性(きっかけなしに起こること)の場合もありますが、くも膜下出血などの脳血管疾患を患った後に、続発的に起こることが多いのがこの「正常圧水頭症」。
くも膜下出血で入院した方が、順調にリハビリが進んでいたかと思ったらだんだん歩行状態が悪くなり、受け答えもぼんやりしてきて……そんな時に疑う疾患のひとつです。

脳と脊髄は繋がっていて、脳室で産生された脳脊髄液は背骨に沿って腰まで満たされています。
貯まった水を脳から抜き取るのはちょっと大変……なので、代わりに腰から水を抜いてみるわけです。


とんでもなくマニアックなことを語っていますね。
こんな感じで今後も話が進んでいきますので、無理なく楽しんでもらえたら幸いです。

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