• 恋愛
  • ラブコメ

アイデンティティ・クライシス

生きています。

カクヨムコン参加された皆様、ほんとうにお疲れ様でした。
もっともっと読みたかったし、皆さんの宣伝もしたかったのに、同時期に鬱作品かきはじめてしまって、ずっぷりうもっていました。




いま公募用に書いている作品。
私なりのテーマは「アイデンティティの崩壊」です。

公募のそもそもの募集テーマが「きみがずっと言えなかったこと」でして。
なおかつ「共感できる主人公」ということで。
なかなかね、浮かばなくて。
どうしても浮かぶのは、流行りの、病気とか余命があるとか実は死人とか記憶がどうとか……なんですよ。でもそういうものはなんとなく書きたくなくて。
結局、曲解的な解釈のもと、書いています。
曲解的な解釈じゃ、ダメなんだろうけどね。流行りのテーマに乗りつつ新しいもの書かなきゃいけないんだろうけど。
でも、書きたくないものは、書きたくないんだもの。

みなさんなら、「きみがずっと言えなかったこと」というテーマで、なにを書きますか。
きっとみんな色々、浮かんでくるんだろうなあ。




「アイデンティティの崩壊」について。
自分なりの経験をもとに、いま、書いています。

私もすこしばかり、アイデンティティ・クライシスを経験しています。
幼少期~思春期の環境、家族関係、もともとの素因……
そんな色々が関係して、「やりたいこと」「憧れ」「本当にやりたいこと」「この環境でできること」「自分がどこまで頑張れるか」「自分にはできないこと」「向かないこと」「自分の価値」そういうものがぐちゃぐちゃで、進むべき方向がわからない時期がありました。

思春期や反抗期とちがうのは、明らかに「自己」が崩れ、覆されるきっかけがあったかどうか、だと思います。
私は、親の離婚をきっかけにじわじわと自己の崩壊に気付き、強烈な自己否定感に襲われ。
大学願書出願の直前に志望校を変えて、親と担任を非常に困惑させました。
それまでの志望は教育学部でした。長く目指していた道でした。
でも、アイデンティティの崩壊をきっかけに、人にものを教えられるような人間ではないと、感じてしまったのです。

おしゃれにいうと、「ターニングポイント」とも、言えます。
でも実際は、「アイデンティティ・クライシスからの再構築」です。
ただ、「アイデンティティ・クライシス」と実感できるのは、後々になってからなので。
苦しんでいる当時の私は、「もっと辛い人はたくさんいる」「自分が怠惰に生きた今日は、昨日死んだ者が生きたいと願った明日である」等等のことばを、呪文のように言い聞かせて、ひたすら勉学に励んでいました。
まほうのことばのようで、単なる、しばりのじゅもんでしかないと、いまは感じています。

苦しいときに、「他のひとがどうか」は置いておいていい。「自分が苦しいかどうか」を基準にしていいのです。
……でも、自分ひとりじゃなかなか、その考えに至らないよね。
それに、「自分が苦しい」と気付いてしまった瞬間、心が折れて進めなくなったり、消えてしまいたくなったり、そっちの感情が強くなる。
そういうときこそやっぱり、周囲のサポートは必須なのかなと、思います。

私は、なんとか大学に受かって、それなりに人付き合いも頑張るうちに、自分を理解してくれる人も増えてきて。
私の場合は、めんどくさい私を笑い飛ばしながら受け止めてくれる人にたくさん出会えたのが、本当に幸運でした。そう、私は本当に運がいいのです。
そして、後ろめたい気持ちもなく関われる友人ができて、ようやく「アイデンティティの再構築」がひと段落したのです。
……それでもいまだに、ぶれて、ひとに迷惑かけるけどねっ。

なんかね、そういうことをうまいこと、作品の中で描けたらいいんですが、難しいです。
自分の考えを整理するためにちょっと、ここに書かせてもらいました。
もうしばらく、頑張ってこの作品に向き合いたいと思います(*´▽`*)




すごい暗い話をしていますが、私自身、現在はまいにち元気に生きています。
昨日は健康診断に行きました。朝から頑張りました。
週1回は休肝日をつくるように、言われました。努力はしようと、肝に銘じました。




さいきんはINIという11人組のグループに癒されています。
ほんのりハマって良かったことのひとつが、個性バラバラな11人の男の子たちなので、小説で描くヒーロー役のモデルに困らないことです。
もともと私は夢小説を描いていたので、やっぱりちゃんとモデルが居てほしいんですよ。じゃないとブレる。
これまでの人生で推し活は十分楽しんできたので、これ以上虚像の者たちにお金をかけたいとかライブに行きたいとかは思わないんだけど。
「なんとなくいいな」と思った人たちのことは、無料で追える範囲は追ってみたほうがいいなと。インプットにもなるしキャラクターの解像度上昇にもなるなと、気付きました。
インプット、大切です。とっても。




今日、来週と、カクヨムのお仲間さんとのオンラインの集まりがあるので、わくわくしています。
みなさんの話を聞いているだけで、すごく楽しいのです。

いまの仕事の最終出勤日も、迫ってまいりました。ふふふ。
3月の予定も着々と埋まっています。幸福。




いま書いているものが完結したら、カクヨムでも公開できたらと思います。
ヨムヨムも、短編とか新作が中心になると思うけど、進めていきます。
みんな、また一緒に、がんばろう!!
こんな時間に、失礼いたしました(/・ω・)/

10件のコメント

  • 辛い時に他の人の言葉を聞くのは、二重に辛いよね。
    なんだか自分が嫌になってしまう。

    私も幼児期から訳の分からん環境だったので、あるようでないのが私のアイデンティティということで。
    作品によって全然違う人が書いたみたいだとよく言われる。

    クライシスばっかやんけ、と親に言いたいけど言えないわ。
    多分それかな。言えなかったこと。

    来週楽しみだね。(^^)
  • 自分の事を捉えるのは難しいと私は感じてます。だから、良くも悪くも創作でいいと思います。するとね、滲み出ちゃうんです。意図すると捉えがたく、無視すると出て来る。そんな感じです。アイデンティティクライシス、陥った事以上に自ら自分を壊してしまうんで、出会いが本当に大事だと思います( ;∀;)
  • 「アイデンティティ・クライシス」数年前に書いていた物語のタイトルです。(他にタイトルが浮かばなかったらしい…)あの頃の苦しみをひたすら物語に昇華しようとしていました。(そんなことを思い出しました。)

    「きみがずっと言えなかったこと」リアルで色々遭遇しています。(^_^;) でも、暗いお話にするのはイヤだから、物語にするなら、明るく伝えたいですね。

    picoさんのキュンは推し活で培われたものなのですね!
    インプット、大事♪ 
    (二次元でも、ときめいていいですか?w)
  • 分岐点って、きっと誰にでもあって、それが希望に満ちているか絶望の先にあるかは人それぞれだけど…
    「きみがずっと言えなかったこと」
    がテーマだと、私は素晴らしくおどろおどろしい話を書いてしまうだろうな。
    根暗がバレる。(*ˊ艸ˋ)イヒヒ
  • 「きみがずっと言えなかったこと」
    picoさんなら、きっと素敵な物語を描かれるのだろうと思います。今まで読んできた物語にも、ずっとやさしさと希望がありました。
    表面に出ずとも、物語の奥深くにはそんな一面が見られるのでは…と思っています。

    一緒にがんばりましょー!!




    結婚前に旦那氏が、真剣な顔をしてこう言いました

    「君にずっと言えなかったことがある……」

    「えっ、なに?」(実はバツ3とか?)

    「俺、実は、日台ハーフじゃないんだ。台湾人なんだ!」

    「へー」

    そんなことがありました
  • 鳥さん

    鳥さんのそれは、なんか、すごく感じる。
    いろんな鳥さんがいるなっていうの。
    どの鳥さんも素敵だって私は思うけど、、、
    クライシスをたくさん経験してきたって自覚があるのは、やっぱりかなしいなと思うので、「よくがんばったね」と鳥さんの背中をぽんぽんしようとおもう。ぽんぽん。

    つらいときは、自分のことだけ見てていいし、わがままでいいのにね。
    「もっと辛い人はいるから頑張らなきゃ」って思わないと、二度と立ち上がれなくなるような気がしてしまっていた。
    弱っている自分を、周囲に見せたくないっていうのもあったのかな。迷惑をかけたくない、とか。

    虫歯、大丈夫?私も親知らずぬいたばっかだから、苦しみがよくわかる……( ;∀;)

  • 福山さん

    「意図すると捉えがたく、無視すると出て来る。」本当に、そう思います。
    あの頃は創作はしていなかったから、日記のようなもので苦しい気持ちをなんとか吐き出したかったけど、どんなに言葉を並べても自分の想いとは違ったものが出来上がって、却ってもやもやしたような記憶があります。
    結局人と出会って、たくさん泣いて、吐き出して、そんなたくさんの夜をこえて、もう一度自分を見つけることができたから。出会いって、本当に本当に大事だし、そういう人たちと出会えたことは幸運で恵まれていたと今でも思います。
  • 結音さん

    おお!すごい偶然。読んでみたいなあ。結音さんは、昇華できたのかなあ。気になる。

    「きみがずっと言えなかったこと」は、レーベル的に、お涙頂戴系が求められているので……暗すぎず明るすぎずのトーンを保ちつつ恋愛小説としてまとめるのが、なかなかに難しいです。笑
    リアルでの「きみがずっと言えなかったこと」か……リアルだと逆にあんまり浮かばないなあ……!

    そうそう、推しへのキュンが活力です!!
    二次元のほうが色々妄想も膨らむし理想的な姿ともいえるし、二次元でのときめきも大事だって思います!
    私は幼児番組観てても、キュンとすることありますwww
  • にわさん

    分岐点って、かならずあるよね。
    絶望したときって、その先まで見えないから、「生きていればいいことがあるはず」「きっとこのさきなにか変わるはず」ってなかなか思えないのが苦しいところだよね。

    おどろおどろしい話wwwなんだろうwww
    確かにこのテーマでハピエンに持っていくの、なかなかに難しいのだよ。
    「ずっと言えなくてごめんね、サヨナラ……」が自然な流れだもの。
  • あまくにさん

    ふぁー、ありがとうございますー!
    たしかに、かならずどこかに希望と救いがあってほしいなと思います。相手がどんな悪党であっても。
    妄想の世界くらい、都合よくありたいですね。

    はああ、旦那さん!!!
    旦那さん的には大きな違いなんでしょうね……でも私もきっと「へー」しか言えないwww
    台湾好きなので、むしろいいなって思います。笑
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する