長編小説である「ギミックをしかける」が完結しました。
思いおこしてみれば、この作品ほど「これは面白いのだろうか?」と自問した作品はなかったです。なにせ私の赤裸々な思想を描写している部分が多々あります。
というのも主人公であるガっちゃん、彼は意図的に作者である私に寄せております。「夏が愉快」「昔、警察官になりたかった」「腹が空き過ぎて泣いたことがある」完全に私のことです。
元々、自分が書くキャラクターに私個人の思想を語らせるのが嫌だったのですが、一度、振り切って書いてみようと思い立ち、そうして生まれたのが彼です。完全に一致しているわけではないのですが所々で生い立ちが同一です。出身地とか。
しかし物語の主人公である役割上、段々と彼は私でなくなっていきます。不思議な感覚でした。最後にはまるっきり別人になりました。こんな奴じゃありません、私は、ええ。
案の定、作品への反応も特になく。こんなものかと思っていたところ、完結した際に素敵なレビューをいただきました。私の長編作品初完読者です。やはり嬉しいものです。ここに厚く御礼申し上げます。
投稿作品がすべて完結しましたので、一度、カクヨムの読む方の活動をしようかなと思っています。勘違いな感想を述べてしまって気分を害された方がいらっしゃれば御免なさいと予め宣言しておきます。
さて現実逃避してないで、そろそろ始末書かかなきゃ。