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青梅を思う

wikiによれば、梅の実は熟す前は青酸が含まれており、
毒性があるために梅干しなどの食用方法が生まれたそうである。

我が家は最近まで福岡の血の繋がらない伯母から
梅干しを大量に頂いていた。梅干し好きな息子は
毎年届く大粒の梅干しを見るたびに『美しい紅色の宝石』と呼び、
1日に5〜6個食べては、妻から「食べ過ぎるとかえって毒だよ」と
窘められていました。

伯母も間も無く90歳に手が届く頃ですから、
残念な事に今年は梅干しが届かなくなり、
我が家は深刻な梅干し不足に見舞われておりますが、
伯母は私にとってはもう一人の母親とも言えます。
せめて私が福岡に戻るまでは元気でいて欲しいと思っています。


さてこの二週間、自分の身辺にある人物の整理をしているところです。

というのも私はあまり多くの情報を一定期間大量に取得した後、
消化したくないものを吐き出してしまう傾向があるのでしょう。

とりあえず丸呑みして廻った挙句に全て吐き出してご破算などということも
稀にありうるわけですが、その中には完熟して腐臭を放つものもあれば
熟れる前の強烈な酸味の強い果実もあるわけです。

私はどうも愛する対象が多すぎる場合、ある一定の基準値を超えた場合に
それらを吐き出さねばならなくなるようで、肚の中で毒性を持ち始めた
対象を選別する期間というものを持っているようです。



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