色街アゲハ

取り敢えずで、思い付いた分二十四話を投稿。 また追加するかも知れないから、連載中の表記にしておく。

『鍋』にて企画に参加させて頂きます。

ごめんなさい。「小話集」から書き続けて来て、遂に第一話を書いた時点で心のガス欠を起こし、気の抜けたスライムみたいにグニャグニャになってしまった私。第二話までは間が開きそうです。 …

自分で付けておいてなんですが、このタイトル、”地中海風パスタ～季節の彩を添えて～”みたいな、何とも言えない臭みがあるなあ、と。 ほんの思い付きで書いた物なので、所々違う所がある…

ロード・ダンセイニ、稲垣足穂に倣い、自分も砂漠の王都物を書いてみたく思い、思いつくままに綴ってみました。 先人二人に恥じる物にならない出来である事を願うばかりです。 本来ならば…

お題を見て、これは自分におあつらえ向きの題材だと感じたので、急ぎ書いてみました。かなり感覚的な内容なので、訳の分からない物になってしまったかも……。

何となく心に過る、摑み処の無いイメージ。 それを何とか言葉で掴まえて形にしようと苦心した跡を書き出してみました。

慣れないジャンルに挑戦した為か、えらく時間が掛かってしまいました。実験的な試みでもある為に、自分でも出来の程が判別付かず、読者の皆さんに判断を委ねる形になりますが、どうか宜しくオ…

自分でも忘れていた、ずっと昔の淡い恋を歌ったもの。そんな感じで。

ネタが思い浮かばないので、開き直って完全即興で書く事にする。必要なのは紙とペン。思い付くがままに文章を綴って行く。御筆先、とも言う。そうしたらこんな、ドロドロした内容に。どうして…

僅か二千字の小品。なのに言葉が出て来なくて、思わぬ時間を費やしてしまった。何時もなら先にPCの方が根を上げて、ウンともスンとも言わなくなるのが常なのに、今回固まったのは自分の方だ…

特に何か書こうと考えずに、ただ思い付くままに書き進める楽しさに目覚めて、色々と試してみた物の内の一つ。自分でも思ってもみない事が紙面に現われるスリルが堪らない。これだから書く事を…

今でこそ仙人の様な枯れた日々を送っていますが、本来人一倍負けず嫌いで、屁理屈屋の自分が、自身の内に湧いた難題に決死の抵抗を試みる様を綴った雑文です。果たしてその結果や如何に？ …

人生の危機に瀕した語り手。歩き続ける事さえ出来ず座り込んでしまった場所で見た、一夜限りの奇跡。語り手の心を救ったのは……。

　栗パン様に教えて頂いた、短歌コンクール。正直短歌は書いた事ないので、どうした物かと迷ったのですが、迷う位なら、と、即席で書いてみました。 　十首連作。本当に即興なので、出来の…

　駅前から少し外れた、古い簡素な建物に、或る日突如として現れたバー：スターライト。其処で出される特別なカクテルとは？

淡雪様の詠んだ短歌を元に、色街アゲハが物語を紡ぐ、そんな試みです。

忘れられない、それでいて欠けた処だらけの幼い頃の記憶。それ等を繋ぎ合わせて辿って行った先の、そこから来て何れ帰る事になる、そんな世界。

海に浮かぶ街さながらに、小島の上に立てられた街で催される謝肉祭を一目見ようと乗り込んだ船の上で、語り手は或る一人の老船乗りと出会う。彼の語るその奇妙な身の上話は、やがて夢と見紛う…

自分の創作までの経緯を振り返りながら、何故今に至るまで書き続けているのかを自分なりに考察した、自分以外には全く参考にならない、所謂一つの自分語りに過ぎない一文です。読む際には、そ…

ある時見付けた本の中に載っていた、骨壺に纏わる話。そこから想像は果てしなく広がり、何時しかそれは世界その物を巻き込んで……。 自分の経験を元に、そこから更に想像を広げて行った末…

　実在した三人の即興演奏の名手に焦点を当てて、それをダシに筆者が思ううさま己のファンタジーを展開した物です。 　ですので、批評とは少し違う様な気がします。

春になったら　というフレーズが頭に浮かんだ瞬間出来た、詩のようなもの。 寒いのは苦手です。春よ来い来い、春よ来い。

　ある時から日を置かず見る様になった夢。白い空間に少し離れた所から此方を覗う女の姿。始めは何の事だか分からなかったが、やがて知る女の目的。絶体絶命の危機に瀕する語り手の、最後に取…

　村から追い出された”小作”。彷徨い歩いた末に辿り着いた、桃源郷と見紛う場所、マヨイガ。其処では全てが望むがまま。たった一つの事を除いては……。 　

飽きたら終わる。

突如として権力者たちの社交界に現われた謎の少女。彼女は、その謎めいた魅力から忽ちその場にいる人々の心を掴んでしまう。そんな彼女にはある秘密が……。

　と、勇んで書き始めたは良い物の、やはりと云うか何と云うか、途中からどんどん怪しい展開に。うん、やはり自分には無理があった、と云う事で。

勢いに任せて書いていたら、何時の間にか熱に浮かされた様な内容に。多分二度と書けないだろうからそのまま載せることと致しました。

　ふとした気紛れで、窓枠に立て掛けておいた瓶の中に、月の良く照りつける晩の次の朝に、決まって収められた誰とも知れない物からの手紙。 　そこに書かれていた物は……。 　

　何時もの事ながら、感覚を言葉にしようとすると物凄くぎこちない表現になってしまいます。

　夢を空間的に捉える事で、生じた矛盾に、筆者が一人勝手に悶える様をご覧ください。

　街は時と共に積み上がって行き、やがてそれ等は都市に至る迄に膨れ上がって行く。その先に広がる未来と云う名の青い空。けれどもそれは同時に過去をも含んでいて……。 　 　ふと覚えた妄…

　何か悍ましくも怖ろしい存在が現われる、と云う訳ではなく、不在の恐怖と云う物で何か書けないか、と思い立って急遽拵えてみた小品です。怪異ではなく思想で恐怖を演出するという試み。果た…

　深夜の公園で出会った、僕と彼女。すれ違いながらも徐々に打ち解け仲を深めていく、その過程を描いたお話です。 　お前、これジャンル詐欺やないか、というお怒りの声を頂く様な気もしま…

　街の外れの小さな森の中で経営される知る人ぞ知るレストラン。語り手である”私”が或る日思い立ってそこを訪れてみると、出迎えた二人の兄妹。出された料理、弾む会話。しかし、何時しか”…

　詩でもなく、物語でもなく、だからこれはきっと物語詩。一輪の薔薇を通して描かれる世界と云う名の永遠に続く物語詩。

　果たしてこんな事を書いていいのかな、と書きながら悩みつつも、きっと一度は書いておかないといけない事なんだ、と無理やり自分を納得させながら書いたお話です。読んでてあまり気分の良い…

百年の時を経た現代に於いても、未だその正体の今一摑めないシュルレアリスム、ダダイスムについて、素人考えながら私こと色街アゲハが解説する文章です。割と思い付きで書いているので、合っ…

　一時期書く事から遠ざかっていた自分が、再び「こうしちゃいられない」とばかりに、再び書き始める切欠となった出来事を、エッセイ風に綴った物です。非常に感覚的な内容なので、果たして伝…

　特に決まった話の筋と云ったものは無く、ただ夕暮れから夜へと移り変わる空から連想される様々なイメージを綴った、そんな小品です。オルゴールの描写は、我ながらよくこんな事思い付いたな…

　次は何を書こうかと考えていた折に、不意に浮かんで来たこの話。ただ自分には合わないな、と放置していた所、何時まで経ってもその話が頭から離れず、何度も繰り返されるのにほとほと困り果…

　どうジャンル付けしたものか、ちょっと悩みましたが、ホラーという事で良いんでしょうか、これ。

「そんな事、ある訳ない。」と、人は自らの苦い経験から口にする。しかし、そんな賢しらな言葉など一切関係なく、世界では今も尚こうして次々と色んな不思議な事が起こり続ける。人間の思惑、…

嘗て世界はその殆どを森で覆われて、人々はその中で未だ目覚めぬ幼子の様に生きていた。やがて、長い夢から覚めた様に人々は森を切り開き、自分達の生を生きる様になって行った。そんな中、未…

　「濃さ」という、難しいテーマに敢えて挑戦したくなり、急遽拵えてみました。

　感傷的な物ばかり書いていると、心が淀む。 　そこで書いたナンセンス物。後悔はしていない。

環境音楽と云う物がありますね。周りの環境に溶け込む様に作られた、過度に自己主張する事無く、それでいて、何処か遠い所に連れて行ってくれるような、独特の浮遊感を持った音楽。 そう云…

　などと尤もらしい事を言ってはおりますが、要は、怠け者の引き篭もりを如何に詩的に表現するか、という、非常に後ろ向きな動機から生まれた文章ですね、これは。自分の恥をさらす様で、こう…