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ゆうさんとのやり取り用 Part.2

Part.1が長くなったので続きです。

12件のコメント

  • こんばんは

    きちんと学びたい人のための小説の書き方講座、今日読ませていただきました。

    良く分からなかったのが、キャラクターの特徴、この辺りはもう少し読み込んでキャラを作る役に立てていきたいです。ある程度理解出来たらもっと掘り下げたい部分の本を手に取ってみようかなぁと。理解も深まるし人への伝え方を学ぶことにもつながりますから。

    実はパンツァーという言葉を始めて知りました。どちらかというとプロットを作るのが苦手で、はじめと終わりを決めて書き始める。書いていく中で出たアイデアを埋め込みながら書いてくのがやりやすい。今、見てもらっているものも同様に、最初と最後だけしか決めていません。

    ただアイデアはある程度溜めてあって、主人公の動きに合わせてサブストーリー→メインストーリーと交互に書いています。どうしてもストーリーの動きを頭でイメージできないと、その先をイメージするのが苦手なようで。

     新しく書いている小説はプロットを打つようにしたのですが、3話分まで作って全く進まなくなってしまいました。仕方ないので、3話まで書くと次に次にアイデアが浮かんで先に進むことが出来たという始末。

    苦手ながらも、ご紹介いただいた講座の内容を学びながら出来るだけ多くの文字を書いてレベルアップしていきます。


  • こんばんは。
    早速のご用意ありがとうございます。
    次回よりこちらでやり取りします。

    キャラの特徴は先日示したものに留まらない、人の内面と考えて差し支え無いかと。

    感情。
    気性が荒く激しい。感受性豊かで涙脆い。喜怒哀楽の起伏が大きい、または小さい。
    心理。
    思慮深い。浅慮。直情型。熟考型。意思薄弱。
    知的。
    知識。教養。勉強の得手不得手。論理的。非論理的。

    上述したような人が持っているものを組み合わせて、奥深いキャラを生み出すと生きた人間を描けると考えます。

    例えば「無理です」の浅尾大貴は感受性豊か。意思薄弱。知識豊富。
    ヒロインの三菅明穂は気性は荒めで負けず嫌い。思慮深く熟考型。教養があり論理的。
    となります。

    これをセリフと行動で示すと魅力溢れるキャラになるのです。
    キャラの言葉遣いや態度にも反映させて、印象付けができれば感情移入し易くなるでしょう。
    「無理です」で描き切れたかと言えば、まだまだ不十分ですが。

    プロットを作るのが苦手であれば、無理に作る必要は無いでしょう。
    自分が紡ぎやすい方法で作り上げれば良いので。

    以上、何にしてもまずは書く。
    書かなければ上達も無いので、いろいろチャレンジしてみてください。
  • おはようございます。

    特徴の説明までありがとうございます。抽象的過ぎて中々飲み込めませんでしたが、内面と考えるとストンと入ってきたような気がします。


    そういえば「無理です」を読んでいく中で気付いたことがあります。もしかしたら気のせいなのかもしれませんが、読んだ後に押す「応援ボタン」。内容によってここは多い少ないが顕著に出ているように感じました。
    大雑把に言うと、プラスの感情が強く働くときは多くマイナスに働くときは少し減るようなイメージ。
    極めて単純に考えての話しですが、話が進むにつれて減少傾向にあるのは当然ですが、かいつまんだ人を勘案しても顕著に出てたんじゃないか、と。
    もしかして大きく下げるように書いて物凄く上げれば最高記録が出てしまうんじゃないかと考えたり。それもひとつの評価として見れるなぁって思えました。

    今、3人称で別小説も書いていますが、1人称の良さ3人称の良さをヒシヒシと感じます。経験って素晴らしいものだと思いました。

    いつもありがとうございます。





  • こんにちは。

    通常応援のハートはPV同様に下がっていきますが、今回の「無理です」はその傾向はあるものの、時折ハートの数が増える事はあります。
    これは読者の感情を動かすだけの力がちょっとだけあったと。そう思ってます。
    コメントも同時に増えるので、内容を鑑みれば増えた場所では楽しんで貰えたのかなと。
    ハートの数やコメント、PVも見ていくとおおよそ山場として書いた個所と重なっているので。

    感情で見ればマイナスでも大きく伸びてますね。
    Epi32は大きくマイナスの感情を持たせてますし、読んでいてなんで?とか仕方ないとか、ヒロインが嫌われる感じだったりと、読者の感じ方が良く理解出来ました。
    続くEpi33 では一転手のひら返しで、ここでも「なんじゃそりゃ?」になってますから。

    振れ幅が大きければ与えるインパクトも大きいでしょう。
    ですが、やりすぎれば反発食らうだけです。
    のちのフォローも大変になるので、適度な振れ幅が良いと思います。

    今回は今までにない動きを見れたので、自分自身気付きと勉強になった部分はたくさんあります。
    多くの人に読んでもらい、コメントをもらえるといろいろわかる事が出てきます。
    今後に生かしていきたいですね。
  • こんばんは。

    自身の小説を客観的に評価する手段って色々とあるものですね。PV数にしても私の場合はまだ波を追えるほど増えていないのでこれからの課題ですね。

    もう少し読まれるようになるとPVに対する応援率とかそういったところを見えるのですが……。 
    一番は★をいたかき、レビューという生の声をいただけるようになれればいいなぁと思います。


    ゆうさんの「無理です」は投稿時間が統一されていて、その時間になれば読めるという安心感があって近い時間になると読みに行ってしまいます。

    こんな風に楽しみにしてくれる人も増やしていけたらなぁ。


    いつもありがとうございます。

  • こんばんは。

    レビューは書き手からならば、欲しがる人に書いてあげるとお返しが来ます。
    ただし、読者では無いので本音は皆無ですから、ただの賑やかしでしか無いですね。
    私はその手のお世辞は要らないので、書き手のレビューや評価は基本お断りしてます。
    読み専の方は容易にレビューして頂けません。だからこそ例え文句でも本音で書かれているのでありがたいです。

    寄り道しましたが、今回は6話以降で気になった部分から。
    三人称だったり一人称だったり混在が激しいので、いずれかに統一しましょう。

    「拳に青水を纏わせパーンチ! ~ 僕の考えた最強の攻撃」
    完全にセリフになっています。
    「拳に青水を纏わせそのまま突き出す。 ~ 三流の考えた最強の攻撃」

    「盾は使わず、服下に纏わせれば外から見えないのでカッコいいし ~ ゲームでは体術系のジョブばかり選択していた。」
    以下修正。
    「盾は使わず服の下に纏わせ身に着けている事を悟らせない。パリィを失敗した際にダメージの軽減も可能。剣と盾を装備するのは気恥ずかしさもあり、考えるも却下している。ゲームでは体術系ばかりを選択していた」

    「~ 風の音が聞こえる先に道があるに違いない。」
     ↓
    「風の通り道なのか、ドラゴンの咆哮の如き音が鳴る先に、開けた場所があるのだと判断する。」
    少し表現がおかしいので、一文を見直す形に。

    「扉はぼやぼやぼやけた青い光がうねるように輝き、手をこまねいて引き寄せているようにさえ見える。」
     ↓
    「扉は淡く青い光に満ちてうねるように輝き、手ぐすねを引いているようでもあった。」
    手をこまねく、は手出しできない、何もせず傍観する状態を指します。
    正しくは手ぐすねを引く(待ち構えるの意)です。

    「ドンッと押された背中に強い痛み」
     ↓
    「背中を押される衝撃に痛みを生じる」

    「うねうねする青い光が上に流れる」
     ↓
    「うねりを生じる青い光が流れる」
    うねうね、ぼやぼや、などは幼さを感じさせる表現なので、地の文では可能な限り使わない方が良いでしょう。
    みるるが話す言葉で使う分には構いません。

    以下のセリフが出る場面は、状況が不明なままに声を掛けられています。
    不自然な描写なので加筆しましょう。

    「君、大丈夫ですかな」

    以下例文。

     転がった先には二頭引きの馬車が止まっており、何者かが降りて様子を窺っている。
    「君、大丈夫ですかな」
     三流が声のする方を見ると、立派な口髭を蓄え赤いスカーフを纏う初老の男性が居た。マントを羽織り胸元には水仙のようなブローチが陽光を受け煌めく。
     三流は周囲に目をやり声の主に再び目を向け、ようやく安堵したのか「あ、はい。なんとか」と答える。

    上の文章の原文では「赤いスカーフを風になびかせ」とありますが、マントの方が大きく風の抵抗を受けるので、何某か表現したいのであれば「マントを翻し」の方が動きを大きく見せる事ができます。颯爽と登場した感じも出せます。
    また、マントは体全体を覆うもので、ケープは腰くらい、など服装も季節や状況、どのような人物像なのかで考えた方が良いでしょう。
    個人的には商人の場合は身軽さもあるケープが適しているかなと思います。

    以下の文章もおかしいので。

    「男の顔色が変わった! 何故か妙に興奮しながら近づいてくる。」

    以下例文。

     三流を見ていた男は何かに気付いたようで、目を見開き視線の先は手に固定されている。妙に興奮気味の男は足早に近寄り、肩を力強く掴まれ鼻息も荒い。
     無意識に体を反らし逃れようとするも、お構いなしに三流の右手首を掴み引き寄せた。
    「こ、これはどこで?」
     目の色を変え興奮気味に問う男。三流の手に握られた牛柄の蛙をまじまじと見つめている。
     白地に黒い斑模様の蛙はホルスタインのようでもある。
    「え?」
     暫く過ごしていたあの場所では無限に湧き出るその程度の存在。何が男を駆り立てるのか理解が及ばなかった。
    「この蛙。間違いない」
    「あのー。これがどうしたんですか?」
    「ぜひ買い取りたい。どうだね? 何なら買値も弾もう」
    「えっと。欲しいんですか?」
     急かされる感じで話し掛けているが、ふと気付いたように三流を見て。
    「ああ、そうだね。名乗ってもいなかった。ワシはポンポ。キクと言う街で商人をやっている」
    「ポンポ……さん」
     無理やり立たされると「ささ、気が変わらないうちに馬車に乗ってくれ」と言い、誘拐されるが如く馬車に押し込まれた。
     乗り込むと座席に座らされ、ポンポが御者に声を掛けると馬車は走り出す。
     馬車内で姿勢を正し三流を見据えると徐に話始める。

    長くなりましたが、おおよそこのような感じです。
    三人称は流れを断ち切らないスムーズな情景描写ができるのが最大の特徴です。それを活かさないと三人称の意味は無いので、全体の流れや動きをきちんと描くようにすると、読んでいる側は映像の如く状況を把握できます。

    「顔色が変わった」は青ざめる、おののく、戦慄するなどで、少し意味合いが異なります。
    「目の色を変える」が驚きを表現し、この場合には適切でしょう。
    「黒い斑点」は点をイメージしてしまいます。
    「斑模様」が本来の意図するイメージになるでしょう。
    意味を間違えて使われる単語に「おもむろに(徐に)」があります。
    素早く、などと解釈されたりする事が多いですが、読んで字の如し、徐々に、などと使うようにゆっくりとが正しい意味です。なので、馬車内でゆっくりと話始める、としています。つまり落ち着きを取り戻した状態の表現です。

    さて、三人称は語彙の豊富さがものを言います。
    言葉を知らないと拙さが出てしまうので、Weblio類語辞典などで状況に合った言葉を探すなり、拙さを感じさせない文章に仕上げていきましょう。
    また、意味の履き違えが無いよう、自分が思っている意味が正しいかどうか、常に疑うようにして調べる癖を付けると良いです。

    以上、今回はこの辺で。
    次回また少し先へ進めます。
  • こんばんは。仕事の都合で確認ができていません。近日中に返信させていただきます。時間をさいてうっていただいているのにもうしわけありません。取り急ぎお詫びまで
  • こんにちは。いつもありがとうございます。

    今回の6話もだいぶ校正をしておいたのですが、まだまだ実力が足りないようです。私自身の根本的な実力が不足しているように思えます。

    それを解消するには本を読み沢山書く。そして自分自身で書いた文章を疑い、違った表現や誤用がないか確認することですね。


    ご指摘いただいた
    |「顔色が変わった」は青ざめる、おののく、戦慄するなどで、少し意味合いが異なります。
    |「目の色を変える」が驚きを表現し、この場合には適切でしょう。
    |「黒い斑点」は点をイメージしてしまいます。

     こういった表現の部分で言葉の選び方がまだまだ未熟なんだなと思いました。言われてみれば合点いくのですが、実際に書いていると思考が及ばない。私の引き出しがまだまだ不足しているのを実感します。



    |さて、三人称は語彙の豊富さがものを言います。
    |言葉を知らないと拙さが出てしまうので、Weblio類語辞典などで状況に合った言葉を探すなり、拙さを感じさせない文章に仕上げていきましょう。
    |また、意味の履き違えが無いよう、自分が思っている意味が正しいかどうか、常に疑うようにして調べる癖を付けると良いです。
     
     これです。自分の頭にある言葉が正しいと思いこんでしまう。この癖を脱することも重要。言葉選びのすごさは「無理です……」で身を持って知ることができました。
     知らない言葉があったり、素晴らしい表現(描写)を見かけたりとものすごい勉強になりました。
     それだけに留まらず、ヒロインの小説に対する考え方も勉強になりましたし、小説自体の文章でも得るものがありました。
     なんというのだろう、人の小説を読んでいると気になる部分や引っかかる部分が大抵あるのですが、それを感じさせない完成度があるように思えます。
     やはり、校正を重ねるたびに気になる部分が出てくるので、よっぽど校正を重ねたんじゃないかと。

     最終話は2月18日とのことなので、近くになったらまた最初から読んで楽しみつつ勉強したいなと思っております。ある意味、私の教科書的小説に出会えたような気がします。性的な意味で人に勧めるのは気が引けますが。


     色々と考える期間は壁にぶつかっているんだと思うようにし、抜け出すことを繰り返してレベルアップして、「良かった」とコメントを頂けるようになれば……贅沢を言えは当初の★100がとれれば……。

  • こんにちは。

    ひとつ、お願いがあります。
    主人公とサブキャラの設定の開示をして頂きたいのですが。
    理由は改稿するにしても性格やどんな生い立ちで、何を趣味とし何が譲れないものか、など、キャラを知らないとこちらも的外れなアドバイスになってしまいます。
    きちんと設定ができていれば、会話や行動に反映させた例を示せますし、行動や考えがおかしければ指摘も可能になります。

    読者の増えない作品に共通するのは、キャラ立ちしていない、と言うのがあります。
    捉えどころのないキャラでは読者も入り込めないので、そうなると描写も不安定で、なぜその行動に至るのか分からないからです。
    会話にしても元の性格から滲み出る個性が出るのですが、それらも圧倒的に足りていないケースが殆どです。

    最初の頃に指摘したと思いますが、疑問を幾つか呈したと。
    多重人格ではと。
    それに対する回答は内弁慶でしたが、勿論そんな描写は無くふらふらしていると受け取れるだけの、とてもあやふやな存在です。
    読者に伝わるように描けていないので、その設定は無いのと同じになってしまいます。

    むしろ後から出てくる絵文字少女の方がよほど面白い存在になっているので、主役はそっちでいいんじゃないの、とか思ってしまえるほどです。
    ある意味、言葉が喋れないハンデを持つ分、個性が強く出ていてよいキャラに仕上がっていると。
    代わりに主人公は影が薄いです。

    と言う事で今後有効なアドバイスをするために、開示をお願いしたいと思います。

    語彙や言葉選びも大切ですが、やはりまずはキャラクターです。
    物語の中で動くのはキャラなので、そこに魅力がないと読もうという気になれません。
    このキャラが好き、このキャラがすごい、など読者が入れ込んでくれれば、多少文章がおかしくても付いて来てくれます。
    星数千とかの作品も読むと文章滅茶苦茶、中身などない作品も多いです。
    でもキャラには魅力がある。
    だから読者も増える。

    ですので、魅力あるキャラをまず生み出しましょう。
    主人公、冒頭から数話の掴み部分ではほぼ魅力無いですし、個性も明確に示されていません。
    この主人公の話を読み続けたいか、どうか。

    同時にヘイトを集めるキャラや助けるキャラなど、周囲に集う存在もまた大切なのでその辺も併せて考えましょう。

    以上、面白いとコメントを残して貰える作品、☆が貰える作品を目指しましょう。
  • こんにちは。

    主要キャラの設定ですが、

    三流(みるる)
     小学生の時に両親を亡くし、某お金持ちの養子に入った。しかし、住んでいた家にそのまま住まされお手伝いさんによって面倒を見られた。高校入学後はお金だけだしてもらってひとり暮らし。

     
    日向夏《ひなつ》 言葉が喋れない(ことにしている)
     吸血鬼の半亜人、明るい性格をしているが傷つきやすい。有名な家柄であるが言霊詠唱と言う貴重なスキルをもっていることから回りから疎まれ利用されたため家を飛び出した。その後いくつかのパーティーを渡り歩くが、仲間が必ず死んでしまうことから「死神」と呼ばれるようになった。たまたまキクの街に逃げこんだところで、みるると出会い最初こそ遠慮をしていたが、次第に持ち前の明るさを発揮してきた。

    餡子《あんこ》 耳が聞こえない
     座敷童子の半亜人、クールで比較的無関心。有名な神社に長女として生まれ可愛がられていたが、長男が生まれ神社向きのスキルを持っていたことから手のひらを返された。その時のストレスによって耳が聞こえなくなった。
    その後、跡継ぎに邪魔にされたので単身冒険に出るようなり、たまたまパーティーを組んだ仲間と冒険をすることになったが耳が聞こえないハンデから邪魔にされ、捨てられたところをみるると出会った。


    山葵《わさび》 目が見えないオッドアイ(オーラを感じてほぼ見える)
     ユニコーンの半亜人。幻獣を束ねる幻族の王女。人間には興味がない。定期的に組まれる魔人との親善試合で幻族が負けたことから魔人の住処に身を寄せ婚姻相手を探させられていた。しかし相手が見つからないまま次の親善試合となり、みるるが魔人を粉砕したことによって惚れた。惚れた相手には一直線、情熱を持っているが、興味のないことはどうでもいいと思っている。


    ユング・デイモーン 
     鬼の半亜人。魔人を束ねるダイモーン、鬼族の王女。人間には興味がない。定期的に組まれる幻族との試合の観戦の中でみるるに惹かれるものを感じたが内に秘めている。ダイモーン族が負けたことで幻族に身を寄せなければならないため、開放されるまでみるるに想いを馳せている。
     剛直な性格で人間は忌むべき存在と認識しどうなろうと構わないが、身内には平和でいてほしいと思っている。



    こう考えると、主人公にキャラ付けをしていないんですね。流れに身を任せるだけ、良く言えば「いい人」悪く言えば「空気」。 主人公以外のキャラのことばっかり考えていたようです。

     もともとの思考が主人公を出来るだけ普通にして強さを手に入れる。
     出来るだけ平均的な(私が思う)読者の思考にしてキャラを強くすれば共感を得られ、主人公になったように錯覚してもらえるんじゃないかという思考が根本にあるのかもしれません。ここを崩す必要もありますね。
     凝り固まった思考をどう崩せば良いのか迷うところではありますが、どこを尖らせてどこを凹ませるか。

     現状として考えるなら……
    ・知り合いの不幸は助けたいが知らない人はすこし引いてしまう
    ・とことん流されてしまう正確、でも仲間だけは傷つけられるのは許さない

     このあたりの強弱をもっとつけるようなセリフに差し替えれば良くなる可能性があるのではないかと私は想いました。

     そう考えると、一度非公開にして大幅に書き換えたほうが良いものができるのか……色々と考えてしまいます。

     考えてみると、私が今まで書いた小説の主人公の性格は全員同じかもしれません。ストーリーを進行させるための空気。

     視点のブレ、キャラ設定の具体化などなど。主人公だけはキャラとしてみていなかった灯台下暗しを感じました。
  • こんばんは。
    設定の提示ありがとうございます。

    読んでみるとさもありなん。主人公が主人公足り得ないと納得です。
    ゆえに冒頭からやたらとふらふらしてて、捉えどころの無い存在になっていたのですね。
    ひとつ原因がはっきりしたので、まず主人公を作り込みましょう。

    まず二面性。
    内弁慶はせっかくなので活かしましょう。
    元の世界では馴染んだ存在の前でだけ、自分らしさを出す事が出来る。これを異世界に転移した際、最初に出会う少女と打ち解けると、徐々に自分を出していく。そのような展開にする事で変わっていく主人公の演出がし易いです。
    そして、この内弁慶を示すには他者との対比が必要です。ただ、内弁慶だから幼馴染に対してのみ強く出る。これを読んだ瞬間理解させるには、その前に幼馴染以外に対しての言動を搦めておく必要があるでしょう。

    「序」での冒頭剣道で面を取られるシーン。三流は言葉を発していません。
    幼馴染と一緒になって初めて言葉を発するので、猛烈な違和感を持ってしまいます。
    ですので剣道部の部員と軽い会話をさせましょう。ここでは引っ込み思案で、おどおどした雰囲気の会話になるようにすれば、幼馴染との会話の際に内弁慶だと、理解させる事も可能です。

    例文。

    「速水、お前相変わらずへっぴり腰だな。それじゃ相手から一本なんて取れないだろ」
     面を外し俯きながら視線だけを動かし部員の顔を見るが、言われた事に対して言い返せずぼそぼそと話す。
    「し、しょうがない、んだよ……」
    「なに言ってんだよ。聞こえないぞ。もっとはっきり話せって」
     面と向かって言えずその場を離れようとする。
    「ったく。そんなんじゃいつまで経っても強くなれないぞ」
    「い、いい。強くなるために……始めたわけじゃない……から」

    この位の会話をさせて内向的な感じを出すと、まず主人公の性格のひとつを読者も把握できます。これからの成長物語である、それも理解させる事が出来ますね。
    続いて幼馴染との会話では、二面性がある事を周知させれば、内弁慶だと読者に分かるようになります。

    ひとつ。
    グレてヤンキー化した幼馴染の設定は必要でしょうか?
    木刀一本で相手を伸した武勇伝ともども、このエピソードが必要な理由が不明です。
    強い幼馴染アピールであるならば、兄と腕を競う強烈な剣士であった方が、読者は入り込み易いと思いますが。
    ヤンキーが暴れて伸しても、今の時代では爽快感も無いですし、もちろんそれで尊敬する人も居ません。むしろ一般の人からは嫌われるだけなので、好かれる、後に一緒になろうとするに相応しい相手の方が良いと思います。

    そこで、幼馴染の設定も思い切って変えましょう。
    設定案。

    緋村一葉。速水三流の幼馴染。
    幼い頃から兄と切磋琢磨し剣道にまい進する剣道少女。腕前は現在剣道三段。
    何度も兄と手合わせするも勝ち星はいまだに無いが、打倒兄を誓い日々猛練習をする。
    そんな剣道少女だが速水三流の前では、可憐な乙女を演出し優しさを見せる愛らしい一面も。
    密かに想いを寄せる相手でもあり、兄に一度でも勝利したら告白する気でいる。
    弱きを助け強きを挫くを地で行く。
    三流がいじめられていると駆け付け、いじめっ子を蹴散らす事も。
    大切な存在を守るためには体を張る。

    などとすれば、ただ強いだけではない、好かれやすいキャラになるでしょう。
    このような女子であれば、あらすじの「そしていつか彼女とアツアツデートをするんだ!」の言葉にも共感を得ます。
    少なくとも族を壊滅させた武勇伝より、多くの読者を惹き付けると思います。

    さて、剣道部での出来事に続く過去のエピソードですが。
    居残りとはなんでしょう?
    追試であればただの居残りより分かり易いです。そこは理由をはっきりさせておきましょう。

     追試で居残りさせられた放課後、一葉が家路を急ぐ三流を見付け声を掛けて来た。
    「みーるーるー。今帰り?」
     声を掛けられて三流が振り向く。重そうな道具袋を背負い笑顔で駆け寄り、隣に並び顔を見て視線はすぐに下に向いた。
    「みるる。痩せようと思わないの?」
     一葉の目は三流の腹に固定されている。歩くたびに上下に揺れるふくよかな体型を見て、苦笑いをしながら聞いて来た。
     幼馴染の一葉は気さくで優しく接してくる。唯一三流が気軽に話せる相手でもあり、過去にはいじめられていると助ける事も多かった。それもあってか今はいじめを受ける事も無い。
     そんな一葉を横目に見ながら。
    「将来プログラマーになるつもりだし、体形は関係ないと思う」
    「駄目だってば。太っちょプログラマーとか、マンガじゃないんだから、今時自己管理もできないのかって言われちゃうよ」

    などと情景描写をきちんと入れ込めば、簡単に二面性を示す事も出来ます。
    「唯一気軽に話せる相手」
    これがあるだけで、多少言葉遣いが乱暴でもそういうものだと、認識出来ます。

    三流の追加設定ですが出された案からは、しっくり来ないのと整合性の面でおかしいと感じるので。

    物事に慎重で衝動では動かない。臆病とも言う。
    そんな性格を治したい願望はある。いずれ一葉と並んで歩ける存在。それを目標にしている面はあれど、実行するだけの気力は現状ない。
    基本的には誰にでも優しい。優柔不断でもある。
    困っている人に手を差し伸べたい。現時点では実行出来ないし勇気も無い。
    プログラマーを目指すだけあって、論理性のある思考は出来る。

    など、良い面、駄目な面を合わせて設定してみましょう。
    異世界に行く事で厳しい環境を克服し、自信と力を得て実行力を増す。
    ベース部分が軟弱なので、成長過程を描き易いと思います。

    以上、長くなったので今回はこの辺で。
    非公開云々は、下書きで書き溜めたものを入れ替えるか、下げて一から手直しするかはお任せします。
    トップページを残すようにすれば、これまでの評価やフォロワーは残ります。
    コメントは入れ替えると消えます。トップページまで入れ替えると、新規公開と同じ扱いになります。
  •  こんばんは、返信ありがとうございます。

     序の冒頭、(書いた時の)イメージとしては、一線引いた場所からカメラでみるる周りを映し徐々に本人にスポットが当たって本人の目に切り替わっていくというような感じで書きました。
     猛烈な違和感があるんですね。冒頭って本当に難しいです。異世界転生(転移)ものだとあまり現実世界を引き延ばすのは良くないと以前に聞いたので、出来るだけ短くしようとして2話。結構カットしてしたのですが、それが猛烈な違和感を引き起こしたのかもしれません。

     ちょっと主人公の性格をキッチリつくって校正していこうと思います。少ないですが続けて読んでくれている人がいるので、いきなりの非公開はひんしゅくものですので、とりあえず1部の47話までは公開して読み終わったのを確認したら非公開にして筋を通す方向でいきたいと考えています。

     幼馴染の緋村一葉、確かに幼馴染ヤンキーの設定は……。書き始めた時に、

     緋村一葉、跡継ぎ至上主義である緋村流剣術道場の4人兄弟の末っ子長女として生まれる。中学生の時に跡継ぎとなる兄剣聖を打ち負かしたことで両親と兄(剣聖)から疎まれるようになった。長男の天聖は早々に暴走族長になっていた。
     とある剣道大会の決勝で相手高の不良が剣聖に妹の一葉に怪我させたくなかったら負けろと忠告したが気にせず倒した。
     剣聖を倒してから道場に入れなくなった一葉は、河原で素振りを日課としており、その日河原でやっていたところを相手高の息のかかった暴走族に襲われて壊滅させた。

     という外伝を作りたいなぁと思ってでした。という訳でヤンキー化する一葉が出来上がったという次第です。そして(本編)で最終的にデートするときにそれら設定を生かした最終をにつなげていきたいと考えていた次第です。

     今回は善のような悪、悪のような善をテーマにしているのですが、投稿小説で評価を得ようと思ったら自分の書きたいものも大事ですが、読者がどうすればすんなり入ってもらえるのか、どうすればキャラを好きになってもらえるのか。その辺りもしっかりテーマに絡めて考えないとダメだということが分かりました。

     
     既にちまちま校正でなんとかなるようなレベルではない気がするので、冒頭に書いた通り一度きちんと区切りまで公開して書き直した方がよいかなぁという結論に至りました。

     色々、非常に参考となる流れを作っていただいたので、その辺りを参考にした校正、その前に主人公のキャラづくりを入念に固めて挑戦してみたいなと思います。

     
     ※長くなってきたのでパート3を作っておきます。

     
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