カクヨムコン期間中のブログのようなもの第2弾です。
期間限定の近況ノートだと思っていてください。
今回は私のクリスマスのお話。
昨年の私は『スノーメリークリスマス』なんて題名の歪な恋愛短編を書いたみたいです。今回の記事はその作品にちなんだタイトルにしてみました。
さて、今日はクリスマスイブ。私の住んでいる地域では少し雪が積もりました。恋人がいる人たちは今夜を共に過ごし、2人でクリスマスを迎えるのでしょうか。
私は1年9ヶ月ほどお付き合いしている恋人がいます。しかし、今日は会えません。「予定がないなら会いに行けばいいじゃない」と思われるかもそれませんが、学生の私たちには金銭的に厳しくてそれは現実的ではないのです。
私と恋人は1つ地方を跨る場所に住んでいます。新幹線なら乗り換えが必要な場所です。2、3ヶ月に1回会えれば良いくらいの距離です。私は世にいう「遠距離恋愛」をしています。
最後に会ったのは今年の夏休みが終わる頃。大学の春休みが始まったらすぐ私は恋人のいる場所に会いに行きます。頑張って貯めたバイト代で、飛行機に乗って雲の上を飛びます。
私たちを出会わせたのは小説でした。2年前の冬のことでした。その時まだ私たちは高校生でした。彼は、私と出会ってから私の書いた作品を全て読んでくれています。彼は恋人であり、「雨虹みかん」の一番の読者です。誰よりも読者です。私の小説のレビューを1万字書いてしまうほどの。
そして、彼は「雨虹みかん」じゃない部分の私のことも好きでいてくれて愛してくれています。私たちは本名よりも先にペンネームを知りましたが、今思うと本名を知ったときからずっとお互いを本名で読んでいます。彼と出会った頃、私は彼の「小説」のファンと彼に名乗っていました。たしかに彼の小説は好きですが、本当に好きだったのはペンネームを超えた彼という人間だったのだと思います。あの頃の私は「ファン」という言葉を利用してましたね。
私は繊細で頑張り屋さんな彼のことが大好きです。大好きでたまらないです。会いたいなあ。
今夜はお互いの場所で梅酒を炭酸水で割って飲みます。
18歳の時に出会った私たちはもう20歳になりました。
私たちが次会うときは春が近づいた頃でしょう。
『文房具コーナーから始まる文通』は季節の描写がない小説だと今気づきました。
しかし、私は思うのです。
あの日の文房具コーナーはきっと春だって。
さて、あなたはここまで読んでくれたでしょうか?
不器用な私からの”初デートから1年7ヶ月後レター”を。
「春はまだ、始まったばかり」
2024.12.24 クリスマスイブ
https://kakuyomu.jp/works/16817139557831108733