こんにちは。
なんとか新刊一冊を印刷会社に入稿し、ほっとひと息です。
11/20(日)文学フリマ東京35
新刊『Cryogenics』より第1話「Her Awakening」試し読みを公開しました。
▼こちら
https://kakuyomu.jp/works/16817330649392119808
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『Cryogenics』
MAN WITH A MISSIONの楽曲からインスピレーションを得た3編の短編集。
凍りついた地球で生きる、永遠の命を持つ5人の<LYCA(リュカ)>。
彼らの使命と、それぞれの人生の一場面。【付録小冊子つき】
<あらすじ>
2100年、地球外惑星の所有権をめぐり、世界大戦が勃発した。
生物兵器として生み出された<LYCA(リュカ)>の五人は戦争後、氷河期よりもさらに厳しい全球凍結(スノーボール・アース)によって凍りついた地球で、生命を復活させる役目を負っている。
千年後、<生物冷凍保存>で眠っていた人々が少しずつ<解凍>され始める。
いまだに凍ったままの地球で、人類は生きていくことができるのか。
1, Her Awakening
世界大戦中に<生体冷凍保存>となった柏森美咲は、千年後、オーポウリ第七生活区で<解凍>される。同じように冷眠したはずの恋人・海斗の姿を探すが、ソーマと名乗る男に悲しい事実を知らされる。その頃、千年以上活動していなかった海底火山が噴火の兆しを見せ始め、オーポウリ第七生活区と数万人を収容する生体冷凍保存の施設が壊滅の危機に見舞われる。死を望んだ美咲が下した決断とは。
他、2編
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ページ数が多くなり過ぎてしまって、5編にするつもりが入らなかったので3編になりました。
残り2編とエピローグは付録で付けます。
次はTMNの曲モチーフの本!!!です。
私は昔から歌を聞いて、その曲からイメージする小説を書きます。
全ての小説にテーマ曲があります。
むしろ曲がないと書けないです。
ちなみに、「人間椅子」というロックバンドの曲をモチーフにした本(『夜の夢こそまこと 人間椅子小説集』)がKADOKAWAから発売されました。
そうです。そういうことです。
曲も、小説も、絵画も、芸術を鑑賞する部位は脳みそです。全部繋がっています。
かつて、ラヴェルやドビュッシーは「印象派主義」といって、印象派の絵画からイメージする曲を作りました。
私がまだそれを知らなかった頃、ピアニストの友人が、ドビュッシーの「アラベスク」を私のために弾いてくれたことがあります。
まるで、モネの『印象・日の出』のようだ、と言ったら「印象派主義」のことを教えてくれました。
そういうことです。
この小説から、マンウィズのあの曲が浮かんでくれるといいなと思います。
曲名は、付録のあとがきに掲載しました。
それでは、文学フリマ東京35でお会いしましょう!