堂々とエロ本を買えないタイプ １
＊せっかくなのでエッセイとしても投稿しました
どちらかというと、堂々とエロ本を買えないタイプだ。
最初の一冊を死ぬ思いで買ったとき、これは努力で克服できるものではないと本能的に察知した。私は死ぬまでビクビクしながら顔を赤くしてエロ本を買わないといけないのだと。
この呪いのような私の短所は、なぜか逆に私の人生を豊かにしてくれた。今日はそのお話を皆さんできたらと思う。
どちらかというと、堂々とエロ本を買えないタイプだ。
これは社会に出て一年目から会話の持ちネタで使っており『エロ本とか堂々と買えます？』と聞いて『いや～、それが自分恥ずかしくて全然買えないんですよ』と言うと、なぜか間が持つ不思議な話題なので、ずっと重宝している。
それで、ほとんどの相手（男性）は何を格好つけているのか『買えますよ、全然平気です』と答える。『ああ、僕もエロ本とか堂々と買えません。恥ずかしいですよね』と答えた人は記憶にある限りいない。
本当かよ！？ と毎度思うが『すごいですね、尊敬しますよマジで』とお世辞をいうと１００％相手は気分を良くしてくれる。
ほとんどの人がお世辞と受け取らず、本気で褒めていると思ってくれる。
▢
ある程度親しくなれば女性にもこの話題は使えるが、セクハラで訴えられる恐れがあるので最低限▷▢×出来る程度の信頼関係は築いたうえでこの話を振って欲しい。
ちなみに女性でも『そうね、私もそんな本恥ずかしくて、とても買えないわ』と慎ましやか答えた人はいない。できれば嘘でもそう言って欲しいのだが▷▢×出来る程度の信頼関係が築けていれば女性もある程度の恥じらいをなくしてしまうのだろう。
さて、へんな前置きが長くなった。
だがへんな前置きはまだ続くのだ、どうか許してほしい。
生まれて初めてエロ本を買ったのは小学４年生の時だが、買う前日から心臓の鼓動が激しくて、よく眠れなかったのを憶えている。
残念なことにどんな内容のエロ本だったかは記憶にない。実現不可能だと思うがタイムマシンが発明されたら、まずはここを確認しようと思っている。
ちなみに初体験の相手や内容も記憶にない。勿論、私が未経験者であるという意味でもなく、文字通り記憶にない。聞いてみたところ意外とそういう人も多くて驚く。
当時実家の半径５キロメートル以内で売られていたエロ本は麻縄で十字に縛ってあって中身の確認が出来ず、そのエロ本が『当たり』であるかは大きく運に左右されていた。
大人になって分かったことだが、私のギャンブル運は平均値よりやや上らしい。やったギャンブルは競馬だけだが収支は
・勝ち３２４，０００円
・負け３２０，０００円
と、このように４０００円の勝ち越しである。今後人生のなかで競馬をすることはないと思われるので、私は勝利をおさめたままギャンブラー人生を終わることになるだろう。
話を戻す。
エロ本の『当たり』についてはかなりの勝率を誇ったと思う。必死の思いで購入したエロ本があからさまな『外れ』だった記憶は一度くらいしかない。
思えばこの強運がもっと違う事に発揮されていたら、私の人生は大きく違ったものになっていたと確信している。
勿体ないと思うが、後悔はしていない。
知っている人がいるかは分からないが『サラダ倶楽部』というエロ漫画は少年時代の私の性癖に強烈に噛み合った。
そういった自分にとってのストライク作品に出会えたというだけでも強運といえるのに、このエロ漫画が最近ネットに上がっていたのを発見してしまった。まさか数十年越しに『サラダ倶楽部』と再会できるとは思ってもおらず、喜びのあまり会社の複合機で全ページ印刷した。もちろん社長の許可はいただき、少なからずの金額も会社に収めた上での話だ。
そういうことしていたら仲良しの女子社員さんに見つかってしまったが「月詠さんはそう言う人だから……」ということで許してもらった。普段から嘘をつかず飾らないで生きているとこういう所で見逃してもらえるぞ。
というか本題に入る前にけっこうな文字数を食ってしまったので、今回はここまでにしたいと思う。
本題の話も面白いと思うので作品フォローして連絡を待ってほしい。て、ここ近況ノートだった。
明日コピーしてエッセイに投稿してみようかな。
どちらかというと、堂々とエロ本を買えないタイプだ。
最初の一冊を死ぬ思いで買ったとき、これは努力で克服できるものではないと本能的に察知した。私は死ぬまでビクビクしながら顔を赤くしてエロ本を買わないといけないのだと。
この呪いのような私の短所は、なぜか逆に私の人生を豊かにしてくれた。今日はそのお話を皆さんできたらと思う。
どちらかというと、堂々とエロ本を買えないタイプだ。
これは社会に出て一年目から会話の持ちネタで使っており『エロ本とか堂々と買えます？』と聞いて『いや～、それが自分恥ずかしくて全然買えないんですよ』と言うと、なぜか間が持つ不思議な話題なので、ずっと重宝している。
それで、ほとんどの相手（男性）は何を格好つけているのか『買えますよ、全然平気です』と答える。『ああ、僕もエロ本とか堂々と買えません。恥ずかしいですよね』と答えた人は記憶にある限りいない。
本当かよ！？ と毎度思うが『すごいですね、尊敬しますよマジで』とお世辞をいうと１００％相手は気分を良くしてくれる。
ほとんどの人がお世辞と受け取らず、本気で褒めていると思ってくれる。
▢
ある程度親しくなれば女性にもこの話題は使えるが、セクハラで訴えられる恐れがあるので最低限▷▢×出来る程度の信頼関係は築いたうえでこの話を振って欲しい。
ちなみに女性でも『そうね、私もそんな本恥ずかしくて、とても買えないわ』と慎ましやか答えた人はいない。できれば嘘でもそう言って欲しいのだが▷▢×出来る程度の信頼関係が築けていれば女性もある程度の恥じらいをなくしてしまうのだろう。
さて、へんな前置きが長くなった。
だがへんな前置きはまだ続くのだ、どうか許してほしい。
生まれて初めてエロ本を買ったのは小学４年生の時だが、買う前日から心臓の鼓動が激しくて、よく眠れなかったのを憶えている。
残念なことにどんな内容のエロ本だったかは記憶にない。実現不可能だと思うがタイムマシンが発明されたら、まずはここを確認しようと思っている。
ちなみに初体験の相手や内容も記憶にない。勿論、私が未経験者であるという意味でもなく、文字通り記憶にない。聞いてみたところ意外とそういう人も多くて驚く。
当時実家の半径５キロメートル以内で売られていたエロ本は麻縄で十字に縛ってあって中身の確認が出来ず、そのエロ本が『当たり』であるかは大きく運に左右されていた。
大人になって分かったことだが、私のギャンブル運は平均値よりやや上らしい。やったギャンブルは競馬だけだが収支は
・勝ち３２４，０００円
・負け３２０，０００円
と、このように４０００円の勝ち越しである。今後人生のなかで競馬をすることはないと思われるので、私は勝利をおさめたままギャンブラー人生を終わることになるだろう。
話を戻す。
エロ本の『当たり』についてはかなりの勝率を誇ったと思う。必死の思いで購入したエロ本があからさまな『外れ』だった記憶は一度くらいしかない。
思えばこの強運がもっと違う事に発揮されていたら、私の人生は大きく違ったものになっていたと確信している。
勿体ないと思うが、後悔はしていない。
知っている人がいるかは分からないが『サラダ倶楽部』というエロ漫画は少年時代の私の性癖に強烈に噛み合った。
そういった自分にとってのストライク作品に出会えたというだけでも強運といえるのに、このエロ漫画が最近ネットに上がっていたのを発見してしまった。まさか数十年越しに『サラダ倶楽部』と再会できるとは思ってもおらず、喜びのあまり会社の複合機で全ページ印刷した。もちろん社長の許可はいただき、少なからずの金額も会社に収めた上での話だ。
そういうことしていたら仲良しの女子社員さんに見つかってしまったが「月詠さんはそう言う人だから……」ということで許してもらった。普段から嘘をつかず飾らないで生きているとこういう所で見逃してもらえるぞ。
というか本題に入る前にけっこうな文字数を食ってしまったので、今回はここまでにしたいと思う。
本題の話も面白いと思うので作品フォローして連絡を待ってほしい。て、ここ近況ノートだった。
明日コピーしてエッセイに投稿してみようかな。
