常闇之神社に転生してきた、元サラリーマンの青年。改稿原稿では生前34歳ということになっている。
幽世に転生し、文月川上流の文月荘というアパートに入居し、常闇之神社でアルバイトをし始める。
ひょんなことから術師を志望し、氏子総代・緋扇の手配で修行を始める。
厳密にいえば妖怪年齢は0歳なのだが、一応34歳で通している。外見は二十歳そこそこ。
落ち着いた風貌の青年だが、生前動物園で狼を見た際の感動が大きく、それに引き寄せられ狼神という妖怪になる。
狼神は、飢えた狼を蠱毒の呪法で喰らい合わせ、残った一頭を一年に渡り飢餓を維持し、首を刎ねた恐るべき呪物の慣れ果てであるが、奏真自身の生前にそんな重たい過去はない。
実は術師としてのポテンシャルは目を見張るものがあり、教練担当の稲尾善三から期待されている。
実は初勤務そうそう菘からマウントを取られるシーンがある(未公開原稿)