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大守奏真

 常闇之神社に転生してきた、元サラリーマンの青年。改稿原稿では生前34歳ということになっている。

 幽世に転生し、文月川上流の文月荘というアパートに入居し、常闇之神社でアルバイトをし始める。
 ひょんなことから術師を志望し、氏子総代・緋扇の手配で修行を始める。

 厳密にいえば妖怪年齢は0歳なのだが、一応34歳で通している。外見は二十歳そこそこ。

 落ち着いた風貌の青年だが、生前動物園で狼を見た際の感動が大きく、それに引き寄せられ狼神という妖怪になる。
 狼神は、飢えた狼を蠱毒の呪法で喰らい合わせ、残った一頭を一年に渡り飢餓を維持し、首を刎ねた恐るべき呪物の慣れ果てであるが、奏真自身の生前にそんな重たい過去はない。

 実は術師としてのポテンシャルは目を見張るものがあり、教練担当の稲尾善三から期待されている。

 実は初勤務そうそう菘からマウントを取られるシーンがある(未公開原稿)

5件のコメント

  • 追記
     服は常闇ブランドのアパレルショップで売っている現代風和装ファッション服。モダン和装とよばれている。
     狩衣をモチーフにした簡素な服装で、幽世では一般的な衣類の一種。
  •  四尾って強い(確信)妖力の保有量的には源吾郎君と互角(※)なんですかねぇ……
     そう言えば常闇世界での妖狐とかアヤカシとしての妖狐って、犬とか狼、および犬妖怪とか狼妖怪は恐れない感じなんですかね。特段妖狐たちが犬妖怪を恐れているシーンはありませんでしたし。
     言うて私の作品でも、犬を恐れない妖狐はままいるんですが。


    ※源吾郎君は変化術ばっかりに比重が偏っているんですが、識者によると「戦闘方面に比重が偏っていた場合、雪羽君程度では敵のうちにならない程の猛者になっていた可能性がある」と分析されています。
     逆に言えば、そんな潜在能力を見抜いていたからこそ、親族は戦闘術を教えなかったとも言えます。変化術はまぁ、無害なので……
  •  奏真君はポテンシャル自体はありますが、まだ磨いていない原石のような状態ですね。妖術に関しても「それは一体どうやって使うものなんだ?」というレベルです。

     確かに犬やなんかを恐れる妖狐はいないですね。菘ちゃんさえ犬に吠えられてもケロッとした顔で「げんきだなあ」とか呑気に言うくらいなので……。

     それこそ最初の原石の話になりますが、それをどう磨くかですよね。優れた素質であるが故にあえて危険な戦闘術を教えないと言うのも、親心の一つかもしれないですし(危険なことに首を突っ込んで返り討ちに合わせないためとか)
     常闇の場合魍魎がいる以上、最低限の自衛手段がないとそっちのが危険なんですよね……
  •  やっぱり優れた能力・妖力を持っていても、磨かなければどうにもなりませんもんね。特に妖術は思念が絡むので尚更かもしれないです。
     そしてやはり常闇世界の妖狐は犬を恐れないんですね。
     と言っても、九尾シリーズの妖狐たちも、そんなに犬は恐れてませんが。何なら芳佳ちゃん(おきつね彼女のヒロイン)は、チワワの妹分がいますし。

     源吾郎君の場合、兄姉たちと同じく人間として暮らすように育てられていましたからね。そう言う意味では、戦闘術は必要のない力ですし。変化術については、お目こぼしされた理由について何処かで触れたいと思います。
     まぁ端的に言えば、悪用しないというかスケベ目的で使わない事が判明したからです。
  •  元々の素質だけで戦える妖怪なんて滅多にいないというのが持論なので、優れた師範は必須なんですよね。実際燈真君だって柊様に鍛えられたわけですし。
     恐れないですね。なんとなれば幽世の狐たちってちびっこ含め蓮ニキと一緒につるんでるくらいなので……。

     人間らしく暮らすに当たって戦闘力が必要になるってまずないですもんね。
     変化術をすけべに使わないと言うのは当然イケメンに化けないとか、あるいは女体化した自分をどうこうするみたいな意味合いもあるんですかね。
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