:羅刹童子 男 1290歳(延暦14年生まれ)
指定等級:特等級 種族:鬼
好きなもの:日本酒、かき氷、牡丹雑炊 嫌いなもの:女
趣味:三味線を弾くこと 特技(?):魅雲村で伊予以外に唯一柊相手に同格に振る舞えること
平安時代生まれの鬼。現在も鬼岳と呼ばれる、稲尾家が所有する山で暮らす。
元々は人間だったが生まれ持った美貌により母や姉妹に性的に襲われ、修羅の道に堕ちる。一家惨殺事件を引き起こし、鬼岳に逃げて追っ手を撃退していくうちに鬼へ変じていった。これがきっかけで女嫌いになる。
一家惨殺の話がおかしな伝わり方をした結果、山で人を喰らう、落とした人の頭を的に弓をいる遊びをする、血で体を洗っているなど恐れられ、討伐隊を差し向けられる。
その中の武士の一人が家督争いで仲間から裏切られ殺されそうになるのを助け、共に暮らすように。死別を恐れ、自らの骨を分け与えて鬼に変えた。
美しい外見から女性と間違われるが、れっきとした男。タチネコでいえばバリタチ。
自らの性別がどうでもよくなり、現在は男女の自認さえ曖昧となっている。
邪龍事変(平安時代のヤオロズ襲撃)の際は鬼岳に迫る無数の落し子を撃退していた。結果的にそれが稲尾家の守護につながり、平穏に暮らせるようにと柊が山の所有と管理を申し出て、取引を交わした。
現在も武士の青年と暮らしているが、時々村で二人が仲良さそうにしている様子が目撃されることもある。
というわけで羅刹童子様です。
美しいですね。なのにバリタチなんですね。素晴らしいです。
同じ鬼である燈真君を後輩という感覚で見ているんだろうなあとか、柊のことは「女の毛皮を被った化け物」と思ってそうだなあとか思ってます。