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第3回カクヨムwebコンテスト 中間選考

 皆さん、こんにちは。
3月10日、予定通り、カクヨムwebコン3の中間選考結果が発表されましたね。

 「若紫の君と、光源氏になれない僕」は残念ながら、中間選考を突破することはできませんでした。

……正直、悔しいです。

 前から中間選考を突破できないだろうな、とは思っていました。見直してみると、自分でも何を言っているのか分からないところなど多くありましたし、物語が一区切りつくところまで書けていなかったですし。
 だけど、やっぱりどこか期待しているところがあって、発表のところに名前がなかったときは頭が真っ白になりました。
 10万字書き終えた時点ではどんな結果でも受け入れようと思っていたんですけど、いざそれを目の当たりにしてしまうとやっぱりこたえるというか……。

 それに、最近、わたしの今まで二年間の執筆活動を徹底的に否定するような発言をされたことも影響したんだと思います。

 わたしは決して小説を書くのが上手いわけではありません。むしろ下手だと思います。いつもどうして自分はこんなに下手なんだろうと自己嫌悪に陥ります。
 でも、わたしは色々あったけど、いま自分がこうして小説を書いていることにある程度は誇りを持っていたんです。周りから歓迎されなくても書き続けてきたし悩みもあったけど書き続けてきたし、だから今、ちょっとはできることも増えてきて、わたしの作品を読んでくださる方も多くなってきて……だから、他の人と比べたらまだまだ足りないかもしれないけれど、自分が努力してきたことは確かで、そのことにちょっとは誇りを持っていたんです。
 というか、わたしにはこれ以外に何も誇れるものなんてなかったから、本当に小説を書き続けてよかったなと思っていたんです。
 しかし今、それが全否定されてわたしはどうすればいいのか、いまちょっと分からなくなっているんです。

 そのときに選考結果の発表があって、何かよく分からないけど「やっぱりだめじゃん」って言われたような気が少ししてしまったんです。小説なんか書いたって意味ないって言われたような気がしてしまったんです。

 もしこれを読んでくださっている方がいらっしゃれば誤解しないでいただきたいのですが、わたしは皆さんのことを傷つけるつもりはありません。これはあくまでわたしがわたし自身に向けて思っていることです。失礼に思える言葉があるかもしれないのですが、どうかそこだけは誤解しないでいただきたいです。
 ……すみません。いつもならもっと誤解のないよう言葉を選ぶんですけど、今はそんな余裕がなくって……。

 でも、ここに自分の思いを書くことができて少しすっきりしました。もし読んでいただいている方がいらっしゃったら、こんな愚痴に付き合っていただいたことに感謝します。

 書くことはやめたくありません。書くことはわたしの唯一の誇りであることにやっぱり変わりありませんから。
 だけど自分の気持ちをどう整理したらいいのか分からなくて、それを考えるだけの時間もないので、現在混乱中です。


 最後になりますが、中間選考を突破された方々のなかにはわたしが読者選考期間中に拝読していた作品もあり、また知っている方の作品もあって本当に喜ばしいです。
 中間選考を突破された方々、本当におめでとうございます。

7件のコメント

  • こんばんはー。

    中間選考の結果、残念でしたね…
    それと、自身を否定されるようなことがあったとのこと。心配です。

    コンテストに応募すらできてない私が言うのも変な話ですが、私はいなほさんの作品、好きですよ!すごく瑞々しくて、時折心に痛いところ。感情が迸るような激しさもあるところ。

    そりゃ、結果として出たものは仕方ない。受け止めるしかないかもしれないけれど、その結果だけがいなほさんの作品を計る基準じゃないと思うんですよね。あくまで他人の勝手な評価やん!て思います。

    しんどいときは休めばいいし、書きたい気持ちが出て来れば書けばいいんです。休もうが書こうが、いなほさんは「書く人」なんです。だからまた、心が元気になったら、一緒にいろんな言葉を探して行きましょうね!
  • いなほさま

    こちらの近況ノートにきていただき、ありがとうございました!
    少し元気になられたようで安心しました。

    人からの評価とか、反響とか、もちろん気になることはあるけれど、
    まずは自分のために書きたいですよね。

    私としては、明日の更新すら危ぶまれている現状なのですが(笑)、それでも最終的には書くことはやめないんだと思います。

    さあ、しゃーないから、書きましょうか( ^ω^ )
  • 梔子さま。

    こんにちは。こちらこそご無沙汰しております。
    とても面白い作品でした!そして梔子様の筆力に圧倒されました!

    こちらこそ、梔子さまには『若紫の君と、光源氏になれない僕』を毎度ご覧いただき、「応援」まで押していただいてありがとうございます。
    またお読みいただけたら幸いです。
  • こんにちは!
    やっと、更新された「若紫の君」を読めました。(ごめんなさい、個人的にバタバタしてました)
    叶えられない現実を知りながらも走り出す雅行くんを見られてほんと良かったです。
    最後まで、強い信念で走ってほしいなぁ。
    楽しみにしてますね!
  • どんな人に、何を言われようが、創作はやめてはいけませんよ。

    あなたがやめてしまえば、その人の言ったことが真実となってしまいます。
    何もしない者、小説を書いたことのない奴ほど、人の作品を軽々しく扱うのです。あなたの作品を全否定できる者なんて、この世界に一人とて存在しません。
    例え、それがノーベル賞作家だろうが、村上春樹だろうとて。

    自分の作品を世界で一番愛しいるのも、面白いと思っているのも、自分でいいじゃないですか。だからこそ、もっと深く、もっと面白くなるように努力できるのです。

    わたしなんて、当時付き合っていた彼女に「ば~かじゃないっ!」と言われても書き続けてますからね(笑)
  • 帆乃風 総持さま。

    コメントいただきありがとうございます。返信が遅くなってしまい申し訳ありません。

    まずはお祝いを。帆乃風さまの作品が中間選考を突破されたようで、おめでとうございます!
    いつも、帆乃風さまの豊富な知識には圧倒されています!

    創作は続けていきたいと思っています。書くことが好きですから。
    この出来事があった時期は色々と忙しく、執筆することができませんでしたから、そういうことも自信を喪失する原因の一つだったんだと思います。
    だから今後は忙しくとも継続的に書いていかないとなぁと思います。
  •  はじめまして。私の自由気儘に書き綴ってるエッセイを読んでくださり、ありがとうございます。もうアレは気が向いた時に好きに読んでやってください、そういう作品です(笑)

     それで、なぜ私が、今頃こんなところにお礼のコメントをしに来たかと言うと、まず、ご来訪くださった方のことは気になるので、実は出来る限りお伺いして、いろいろ確認させていただいてます。カクヨムにも慣れてきて、だいたい分かってきたので。

     注目ポイントが決まっているところもありますが、例えば、一番は好感が持てるかどうか。ほかには、出品されている作品が、私についていけそうなものかどうか、などです。不安を感じれば、そのままそっとバックさせてもらっています。

     さて、カクヨムコンの中間選考=読者選考に落選したことは、少しも気にする必要はない、いなほさんが落ち込むことなんてないという理由をいろいろと書かせていただきましたが、そろそろいいだろうと思って削除させていただきました。

     それでは (^-^)
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