ヲタクもすなる聖地巡礼といふものを……
初めてしてみました！
行き先は明白なので敢えて聞かずにお願いします。
いやー、それにしてもこんなに楽しいものだとは思ってもみませんでした。
そもそも東京には年に一、二回しか来られないので、完全に観光気分です。新橋駅のプラットホームに降りた途端、駅前にそびえ立つビル。ホームの端から端まで歩いて写真撮っちゃいましたよ。
ビルの屋上から下る看板を見て、「調査報告 1 の仁美さんが見た探偵社の看板はこれかしら。いや、耕平さん、家賃払うのにかつかつなのに、こんなでかい看板の広告代払うお金無いよね。あっ、じゃあ、あの窓の内側から貼ってある手書きの広告？ でも、田町から来る電車に乗ってたらあの大きさの広告は見えないし……」と妄想にふけることしきり。
その後、烏森口から出ていざビルの中へ。ビルは建て替えの噂があったので、開いてるかどうか不安でしたが、ちゃんと営業してて良かったです。
いや、その前に新橋西口通りに向かって写真を一枚。
さてビルの中に入ると……。
入り口の近くにカフェ・ラ・ミルや薬局があって意外に賑やかな印象を受けましたが、ちょっと歩き回るといかにも場末なラーメン屋とかあったりして、「猥雑」という言葉がぴったりの場所。ここは夜来ちゃダメ的な雰囲気が漂ってました。だからって歌舞伎町みたいなダメさかというとまたちょっと違う。やや警戒しながら、でも休日なこともあり行き交う人は多かったのでビル内を散策し始めました。
ふと見上げると、表紙の背景に使ったタイル壁が。実物がある！これにはちょっと感動しました。しっかり一枚パチリ。
そして、中国のお姉さんたちが数多袖引くという二階へ。ドキドキ。あれっ、意外にがらーん。確かにマッサージ屋さんが連なっていて、お姉さんがお店の外でケータイを見ながらお客さんを待っていたり、数人でお喋りしながらおやつを食べていたりしましたが、特にセクシーな格好をしているというわけでもなく。なんか結構普通。スカートを履いてるお姉さんは一人だけで、それも膝丈だったのでさほど刺激的ではありませんでした。
でも、お店の入り口越しに見えた個室の作りはなんかカーテンで仕切ってあって、狭くて、薄暗くて、「まだ七十年代なのここ？」って感じでした。あと、訪ねてきたお客さんと帰るお客さんを二、三人見かけましたが、見事にみんなおじいさん！ でも、オーダーメイドのジャケットとか着てて、かなりちゃんとした感じの人ばかりでした。若いお姉さんにマッサージをしてもらって、ちょっとうふふっていう気分を楽しみに来られるんでしょうかね。王依依さんのお客さんはこういうおじいさんなんだな、多分。
フロアを探検してみると、女性向けの美容マッサージのお店もあったりして、怪しいテナントばかりではない……と思った途端、男性向けのカルチャーショップが！ 田中亮さんはきっとここでビデオのジャンルを研究して、田村祥吾さん（調査報告 1）の動向報告に活かしたに違いない……。
三階に進みます。このフロアはクリニックがありましたが、このクリニックもなんか胡散臭い……。普通を装っているのに「男性用クリニック」、「女性用クリニック」って入り口が違うところが怪しげ。ちょっと上の世代の人は、却ってこういう方のが来やすいのかもしれませんね。
このフロアで特筆すべきは美容室○ーパーキース！多分もう営業してないんだと思われますが、健康食品からヘアケアまで雑多な商品が店から溢れるほどに積まれて、熱いカオス光線が発散されていました。私が一番好きなタイプの物件。このまま朽ちて三十年くらい温存されて欲しいです。
そしていよいよ四階へ。
より一層静かなフロア。囲碁サロンがありました。営業してたけど人はあまりいなかったみたいです。突き当りにガラスのドアがあって、屋上に出られるようになっているようですが閉鎖中でした。「端末で大声で話さないでください」という趣旨の張り紙もありました。端末？ 通信業界の人が書いた張り紙でしょうかね。
昭和○ックカフェというお店の外に昭和アイドルのポスターが沢山貼ってありました。若き日の宮沢りえちゃんが可愛い。ちょっとマニアックに多岐川裕美さんのグラビアページも。おきれいでしたね。あ、今もおきれいですけど。
そして、フロアの端っこに麻雀クラブが！ 陣内警部補が麻雀してたのはここですね！ うわー、やっぱり胡散臭そう。受付のデスクがむかーしのビジネスホテルのような、それにくっ付いてるお風呂屋さんのような……。そうか、そうか。陣内さんはこっから「いーしーばーしー」って電話してきてたのか……。
最後に調査報告 2 の石原麻衣さんが最後に廊下の端で耕平さんを振り返ったのはこんな風景かしら、と思いながら廊下のロングショットを撮りました。
あー、堪能、堪能。
満足した気分で四階から下ります。三階を過ぎ、また二階を通りかかったら、階段の途中で一方向を凝視している男性を発見。視線を追うと、さっきの唯一スカートを履いていたお姉さんが廊下で伸脚運動をしてました。なぜ伸脚運動？ 今から 100 メートルダッシュ？ それとも、客引きのテク？
ビルの外に出て、はー、楽しかった！ またやろう！
今度はどこに行こう？ 錦糸町？ ちょっとコワイな……。バンコク暑そうだし。白神山地かな……。
行き先は明白なので敢えて聞かずにお願いします。
いやー、それにしてもこんなに楽しいものだとは思ってもみませんでした。
そもそも東京には年に一、二回しか来られないので、完全に観光気分です。新橋駅のプラットホームに降りた途端、駅前にそびえ立つビル。ホームの端から端まで歩いて写真撮っちゃいましたよ。
ビルの屋上から下る看板を見て、「調査報告 1 の仁美さんが見た探偵社の看板はこれかしら。いや、耕平さん、家賃払うのにかつかつなのに、こんなでかい看板の広告代払うお金無いよね。あっ、じゃあ、あの窓の内側から貼ってある手書きの広告？ でも、田町から来る電車に乗ってたらあの大きさの広告は見えないし……」と妄想にふけることしきり。
その後、烏森口から出ていざビルの中へ。ビルは建て替えの噂があったので、開いてるかどうか不安でしたが、ちゃんと営業してて良かったです。
いや、その前に新橋西口通りに向かって写真を一枚。
さてビルの中に入ると……。
入り口の近くにカフェ・ラ・ミルや薬局があって意外に賑やかな印象を受けましたが、ちょっと歩き回るといかにも場末なラーメン屋とかあったりして、「猥雑」という言葉がぴったりの場所。ここは夜来ちゃダメ的な雰囲気が漂ってました。だからって歌舞伎町みたいなダメさかというとまたちょっと違う。やや警戒しながら、でも休日なこともあり行き交う人は多かったのでビル内を散策し始めました。
ふと見上げると、表紙の背景に使ったタイル壁が。実物がある！これにはちょっと感動しました。しっかり一枚パチリ。
そして、中国のお姉さんたちが数多袖引くという二階へ。ドキドキ。あれっ、意外にがらーん。確かにマッサージ屋さんが連なっていて、お姉さんがお店の外でケータイを見ながらお客さんを待っていたり、数人でお喋りしながらおやつを食べていたりしましたが、特にセクシーな格好をしているというわけでもなく。なんか結構普通。スカートを履いてるお姉さんは一人だけで、それも膝丈だったのでさほど刺激的ではありませんでした。
でも、お店の入り口越しに見えた個室の作りはなんかカーテンで仕切ってあって、狭くて、薄暗くて、「まだ七十年代なのここ？」って感じでした。あと、訪ねてきたお客さんと帰るお客さんを二、三人見かけましたが、見事にみんなおじいさん！ でも、オーダーメイドのジャケットとか着てて、かなりちゃんとした感じの人ばかりでした。若いお姉さんにマッサージをしてもらって、ちょっとうふふっていう気分を楽しみに来られるんでしょうかね。王依依さんのお客さんはこういうおじいさんなんだな、多分。
フロアを探検してみると、女性向けの美容マッサージのお店もあったりして、怪しいテナントばかりではない……と思った途端、男性向けのカルチャーショップが！ 田中亮さんはきっとここでビデオのジャンルを研究して、田村祥吾さん（調査報告 1）の動向報告に活かしたに違いない……。
三階に進みます。このフロアはクリニックがありましたが、このクリニックもなんか胡散臭い……。普通を装っているのに「男性用クリニック」、「女性用クリニック」って入り口が違うところが怪しげ。ちょっと上の世代の人は、却ってこういう方のが来やすいのかもしれませんね。
このフロアで特筆すべきは美容室○ーパーキース！多分もう営業してないんだと思われますが、健康食品からヘアケアまで雑多な商品が店から溢れるほどに積まれて、熱いカオス光線が発散されていました。私が一番好きなタイプの物件。このまま朽ちて三十年くらい温存されて欲しいです。
そしていよいよ四階へ。
より一層静かなフロア。囲碁サロンがありました。営業してたけど人はあまりいなかったみたいです。突き当りにガラスのドアがあって、屋上に出られるようになっているようですが閉鎖中でした。「端末で大声で話さないでください」という趣旨の張り紙もありました。端末？ 通信業界の人が書いた張り紙でしょうかね。
昭和○ックカフェというお店の外に昭和アイドルのポスターが沢山貼ってありました。若き日の宮沢りえちゃんが可愛い。ちょっとマニアックに多岐川裕美さんのグラビアページも。おきれいでしたね。あ、今もおきれいですけど。
そして、フロアの端っこに麻雀クラブが！ 陣内警部補が麻雀してたのはここですね！ うわー、やっぱり胡散臭そう。受付のデスクがむかーしのビジネスホテルのような、それにくっ付いてるお風呂屋さんのような……。そうか、そうか。陣内さんはこっから「いーしーばーしー」って電話してきてたのか……。
最後に調査報告 2 の石原麻衣さんが最後に廊下の端で耕平さんを振り返ったのはこんな風景かしら、と思いながら廊下のロングショットを撮りました。
あー、堪能、堪能。
満足した気分で四階から下ります。三階を過ぎ、また二階を通りかかったら、階段の途中で一方向を凝視している男性を発見。視線を追うと、さっきの唯一スカートを履いていたお姉さんが廊下で伸脚運動をしてました。なぜ伸脚運動？ 今から 100 メートルダッシュ？ それとも、客引きのテク？
ビルの外に出て、はー、楽しかった！ またやろう！
今度はどこに行こう？ 錦糸町？ ちょっとコワイな……。バンコク暑そうだし。白神山地かな……。
