漸く……漸く、本作レガシオン・センスが最終章に到達しました。いやぁ……本当に長かったという感想しか出て来ませんわ。本当に終わるのか、半信半疑になりながら毎日更新を続けて行き、とうとう此処まで辿り着きました。
7章は比較的あっさり目でしたが、起きた事件はインパクトがあったんじゃないかなと思います。乱交云々はカクヨムさんでやって良いのかどうか、ビクビクしながら書いていました。描写が薄かったのはソレが理由です。
狂流川は――助かりませんでしたね。
狂流川冥というキャラは本当に狡い奴だと思います。やってる事は最悪だし、何人の人生を破滅させたのかも分かりません。虐待されて育った所為で他人とのコミュニケーションの取り方が分からないんですよね。アイドル素振りで人気を得る事はできましたが、彼女が求めていたものではありませんでした。狂流川は本物の愛に飢えていました。所謂無償の愛という奴です。本来親から注がれる筈だったソレを彼女は持っていなかった。ファンからの愛では駄目だったんです。こんな駄目駄目な自分でも赦してくれる。憎しみを超えて愛してくれる人物を探していたのです。それこそが自分を救ってくれると。痛覚を無くしていたのも悪い方向に働きました。彼女は加減を知らなかった。ただただ無邪気な子供だったのです。だから、神宮寺に諦められ殺されてしまった。蒼魔君にとっては不本意だったでしょう。
余談ですが、狂流川の同一存在はペトラです。
ペトラ=アンネンバーグ。
向こうの世界では良く蒼魔君と遭遇する謎の幼女。彼女は非常に蒼魔君に懐いています。狂流川とペトラは別人ですが、やはり何処かで似たものを持っているのかも知れませんね。
次はいよいよ最終章ですか……。
初めに言っとくと、探索部分はかなり端折ります。大事なのは守護者との会話ですから。100階層までタイムスキップしながら一気に行きます。
蒼魔君の決断とは一体なんなのか?
世界崩壊を阻止出来るのか?
神宮寺との決着は?
ハッピーエンドなのか?
バッドエンドなのか?
皆様の目で見て、判断して下さい。
それでは、最終章でまた会いましょう(ᐢ 'ᵕ' ᐢ )!