• に登録
  • 現代ファンタジー

【レガシオン】キャラ雑感 ※ネタバレ

 此処では作者が思う各キャラの雑な感想を書いていこうと思います。読んでて面白いのかは分かりませんが「へー? そうなんだー?」と思って頂けたなら幸いです。キャラ雑感は随時更新するつもりなので、更新待ちの暇潰しなどに御利用下さい٩( 'ω' )و


【???(主人公) 27歳 男】身長179cm 顔面S
本作の主人公です。名前が伏せてあったり、過去が断片的なのには理由があります。VRMMO『レガシオン・センス』のトッププレイヤー。所謂ランカーですね。因みに順位は世界第3位。ソロで此処までの記録を出せるプレイヤーは彼以外には存在しません。レイド戦など対エネミーに於いて無類の強さを誇ります。代わりに対人戦績は悪く、格下のプレイヤーにも凡ミスで負けたりしています。1位を取っていない理由が大体ソレ。現実では普通にイケメンな部類。運動神経が滅茶苦茶良く(でもスポーツは目立つから嫌い)学力も平均以上をキープしていましたが人付き合いが苦手でコミュニティの中では常に浮いていました。生まれた時からコミュ症を自覚しており、他人の敵意……よりも、好意の方が苦手なタイプです。そこそこモテても居たんですが、鈍感過ぎて相手を傷付ける。傷付けた末に自分は他人を傷付ける事しか出来ない男だと確信し、自らの殻に閉じ篭もってしまった経緯を持っています。コミュニケーション能力以外は割と優秀。実際、社会に溶け込む為にチャラ男の真似をして会社に出社していた事もありましたけれど、その時の評価は上々でした。しかし、無理が祟ってドタキャン退社。ネット掲示板に相談した際に"B級バックラー"と揶揄された事により社会生活を断念。以後は1DKのアパートに引き篭もりながらレガシオン・センスのRMT(リアルマネートレード※違法)で食い扶持を稼いで生きていました。素の彼は程良くスケベで程良くいい加減な性格。けれど、その内面は意外とナイーブなんですよね。

【石瑠翔真 16歳 男】身長165cm 顔面A
レガシオン・センスに出て来るモブ寄りの敵キャラ。初めから敵意ムンムンで挑んで来るのでプレイヤーからはウザがられていました。因みに原作では三本松PTに(無理矢理)所属しています。三本松達が初探索で魔物に囲まれる要因になったのもコイツが理由。まんま林修のポジションですね。紅羽に付き纏い相葉達を敵視し、ABYSS内部で彼等に対して魔物を嗾ける等をして邪魔をしていました。最終的には諸々の悪事がバレて退学処分。当然、石瑠家の次期当主という話も無くなり、以降、翔真の行方を知る者は誰もいない。幼少期は弱虫だけど善良な性格。変わった理由は周囲の環境か……? 主に紅羽の所為ですね。石瑠翔真は鳳紅羽が大大大好きなので、基本的に彼が暴走するのは紅羽が理由です。姉や妹は実はそんなに関係無い。プレッシャーを与えたという意味では姉も悪くはあるんですが、やっぱり一番の戦犯は紅羽かと。幼少期から優秀だった紅羽は友人に囲まれて過ごして来ましたが、翔真は常に一人でした。常にヒエラルキートップの彼女と、常に最下位な翔真の図です。当然、許嫁だという事は周囲も知っています。そんな彼を揶揄する声は消えません。紅羽の知らない所で彼女が原因の軽い虐めもありました。紅羽も紅羽で翔真を放って友人達(男含む)と翔真抜きで旅行に行ったりカラオケ行ったり、仲良く遊んだりしているので、彼の劣等感は増して行きます。思春期に入ってからは筋トレしたり勉強したりと、実は彼なりに努力はしていました。無駄にプライドが高いから努力をひた隠しにしていたのです。でもって、隠すのがマジで上手い。結果として誰も翔真の努力を知りません。少しずつ努力の成果も出ていたのですが、求められるハードルが高過ぎたので誰にも認めて貰えません。嫉妬が彼をおかしくしちゃったんでしょうねぇ? 最終的には闇堕ち。でも恐らく、闇堕ちしたのも紅羽に振り向いて欲しかったからなんですよ。彼なりに試行錯誤をした結果なんです。愛してる紅羽との初探索(恐らく一生の思い出になる)を誰とも知らないポッと出の相葉やプレイヤーに奪われたなら、そりゃ執着して来て邪魔しますよ。一生NTR状態をキープしている様な……何というか、哀れな男なんですよね……。

【鳳紅羽 16歳 女】身長162cm バストD
紅髪ポニーテールのツンデレ娘。レガシオン・センスに出て来るヒロインの一人ですが、ヒロインと言ってもプレイヤーが攻略出来るキャラクターではありません。基本的には誰ともくっ付かず、確率で相葉総司と良い感じになるルートが存在します。武家出身であり、同じく武家の石瑠翔真とは許嫁となっています。厳しく躾けられていた所為か、御国の為にABYSS探索に赴く意思は強い。が、御家の為に翔真と添い遂げるかというと、途端に迷ってしまう年頃の少女です。そも、紅羽の好みは屈強な大和武士らしいですが、此れは翔真とは似ても似付きません。家の為とは言え、理想と現実に揺らいでしまいます。恋愛というのは自身の理想を押し付けず、相手の長所や短所を受け入れる事なのですが、紅羽にはそういった経験が乏しく"浅い"んですよね。実際、翔真にも魅力はあったと思うんですが、何一つ肯定せずに見ないフリをしてしまいました。レガシオンプレイヤーには尻軽と揶揄される程に様々な異性と接触する彼女ですが、此れらは全部"愛する"という気持ちを知らないが故に行っている行為です。他人に好意を抱かれたなら「もしかしたら自分もこの人が好きなのかも」そんな浅慮からホイホイと相手に近付いてしまう。最終的には思ってたのとは違うと言って離れて行くのですから、相手にとっては溜まったものではありません。自覚していませんが、紅羽は翔真の事が好きなのです。自分の気持ちに気付かぬ内は紅羽が幸せになる事はありません。(相葉と付き合うルートでも同様)そんな彼女ですが、集団内でのヒエラルキーはかなり高いです。単純に能力値が凄まじいですからね。見た目めも派手で声もデカい。即決即断の行動力は周囲から頼もしく映る事でしょう。強気過ぎる性格の所為で信頼出来る友人は少なかったかも知れませんが、彼女の周りには常に人が溢れていたと思います。翔真とは対照的ですね。生まれた時から勝ち組の様な紅羽ですから、弱者の気持ちにはとても疎い。紅羽が周囲の友人達(男含む)とバカンスに興じる中、残された翔真がどう思うかなどまるで考えられない鈍感さもあります。常に自分が正しいと思い込む性格も好き嫌いが分かれます。悪意が無いからタチが悪い。彼女はそんな女です。

【石瑠藍那 17歳 女】168cm バストE
藍色の髪のショートカット武士娘。レガシオン・センスに出て来るヒロインの一人でプレイヤーも攻略可能。石瑠家の長女として生まれ、幼い頃から厳しい躾けを行われていました。特に彼女の場合は親戚の介入が多く、両親が離婚した際は「お前がしっかりしなければ駄目だ」と幼少の頃より口酸っぱく言い含められていました。翔真が産まれた際は女性としてのお淑やかな振る舞いを強要され、翔真に才が無いと見るや反転して探索者としての力を求められました。常に周囲に振り回されて生きて来た彼女ですが、根が真面目な為に腐らなかった。否、腐れなかったと言った方が適切かも知れません。藍那自身は決して才に恵まれた人間ではありません。むしろ凡人。根は劣等生と言っても良いかも知れません。愚直なまでの努力で補って来た人間であり、彼女の日課のハードワークがそれを物語っています。姉として弟や妹……周囲に気を配れる様な余裕がある人間でもありません。幼い頃は石瑠家の当主を夢見ていましたが、今ではそんなものは諦めています。異性関係もからっきしで、過去に失恋した経験から恋愛には奥手となっています。女としても探索者としても中途半端。彼女は自身の存在意義に迷っています。目下の目的は石瑠翔真を成長させ、石瑠家当主に据えること。しかし、それが叶ったなら自分の存在意義とは何なのだろうか? 藍那は迷ってしまいます。幼少の頃より翔真の為。御家の為。それ以外の存在価値を認めて貰えなかった彼女は、もしかしたら翔真以上に哀しい女性なのかも知れませんね?

【石瑠麗亜 13歳 女】150cm バストA
金髪ツインテールの小悪魔ロリ。仏蘭西人の母から産まれた石瑠家の混血。当主の浮気により出生した彼女は多くの時間をベビーシッターに育てられました。母は自由奔放な女性であり、娘の事を「愛している」と謳うも育児に関しては一切の手を出しませんでした。常に男の元へと出向き、家には全く寄り付かない。夜泣きをした彼女が母に世話をして貰った事は遂に一度もありませんでした。父と母の愛情を受けずに育った麗亜は、仏蘭西の学校で混血を理由に虐められていました。教室で土下座をさせられたり、虫を食わされたり、裸にさせられたりと様々な事をされ、彼女が自殺未遂をした事により事件が露見。以降は母が雇った元探索者のメイド隊がボディガードに付く事となりました。絶大な力を持った事により、同級生へと己の受けた仕打ちをやり返す麗亜。暴力による成功体験は彼女の性根を曲げていきます。やがて全ての虐めっ子を不登校へと追い遣った彼女はその苛立ちを母へと向けました。しかし、家柄の太い母には太刀打ちは出来ません。麗亜は母から離れる事にしました。顔も知らぬ父に興味を持ったのも事実でしょう。こうして彼女は来日し、石瑠家へと来訪する事になりました。麗亜が藍那へと懐いたのは、彼女が漸く見付けた自身の理解者だったからです。麗亜と藍那は互いに傷を舐め合う依存関係だったのでしょう。翔真に対する仕打ちは以前自分が受けて来たものと同様です。自身が耐えられなかった仕打ちを受ければ、兄も家を出て行くだろうと考えた訳ですね。まぁ、翔真は想像以上にタフでしたので目論見は失敗に終わります。麗亜は愛情に飢えた子供です。強気な態度とは裏腹に常に誰かを求めています。それはきっと人の親が持つ打算の無い"愛"だったのでしょう。依存という等価がある以上、藍那ではその欲求は満たされません。いつか誰かが彼女を救ってくれると良いですね。

1件のコメント

  • 純粋なんやなって( ノД`)…力があれば振り向いてもらえると思ったんやろな( ;∀;)
    今までつらい思いした二人には幸せになってほしいです(^^)/\(^^)
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する