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ファラの血族 小話④

 夜分遅くに失礼します。

 こんばんは。iReSHです。
 年末に向けて本業の方が忙しくなりTwitterは閲覧だけ、投稿にも大分間が空いてしまいました。
 執筆の方は空き時間に少しずつ書いているので問題なく進んでいますが、近況ノートの更新は今後も年始過ぎるまでは少なくなるかもしれません。

 また報告としまして、ひとまず第二章までではありますが「ファラの血族」を外部Web小説サイト「小説家になろう」様にも本日から転載という形で投稿いたしました。
 その関係で、タグの「カクヨムオンリー」を「長編」に変更いたしました。


 さて、近況報告はこんな感じですが、「ファラの血族」の小話もまた少ししていこうと思います。
 今回は最後の四大公爵家オーベスト家についてです。
 前回の投稿から時間が経っているのでおさらいも兼ねますが、四大公爵家にはそれぞれ盾、鎧、兜、剣という象徴があります。
 他の三公爵家については前回以前の近況ノートをご覧いただければと思いますが、今回紹介するオーベスト家は【剣】が象徴となります。
 現在のヘイルベンは作中にもある通り実権こそ王家が握っていますが、形式上は「王家」「元老院」「四大公爵家」の三つがそれぞれ鼎の関係にあります。
 これは絶対王政による負の政治を防ぐためや、民や配下による下剋上を防ぐためといった様々な理由によるもの(実際にはこれは只の表向きの理由で、本質は…ネタバレのため詳細略)ですが、この関係を守るためにそれぞれの間を取り持ち牽制することがオーベスト家の役割です。
「牽制する」≒「剣で制する」=「【剣】が象徴」
みたいなイメージです。
 作中で元老院の院長が”支柱”の役割を担うスイルリード家ではなく、オーベスト家の先代である理由もこの役割によるところが大きく影響しています。
 上記の役割から、先代のムハトマ・ディーン=オーベストも現公爵のファンギス・ディーン=オーベストもそうですが、オーベスト家の人間は作中でも屈指の正義感を持った人物達です。
 ファンギスはレイモンドと同じく1シーンしか登場させなかったため分かりづらいかもしれませんが、ファラの裁判におけるムハトマの他の重役よりも心に受け止めている言動や終盤の王妃とのやり取りからそういった部分が垣間見えるのではないでしょうか。(見えなかったら私の表現力に問題があります…笑)
 ちなみに若干のネタバレを含みますが、作中に出て来る戦車カルフデラについて、主導したのはロースハイム王ですが、設計し完成させたのはエリメラとファンギスです。
 最もファンギスは下界の侵略や以降の策略については一切聞かされておらず、カルフデラがそれに使われるとは知りもしませんでした。
 ですから実際下界人がカルフデラで攻めてきた時、ファンギスは誰よりも困惑しましたが、そこは流石の公爵ということもあり、また持ち前の正義感から「自分が止めるのだ」と真っ先にリべルドの元へ向かい対応に当たりました。


 と、もう少し話したいところですが、時間もあれなので今回はここまでにしようと思います。
 四大公爵家の説明もとりあえず一区切りつきましたね。
 他にもエリメラやトンベリ家やルシウス、下界の少女等々まだまだ小話は尽きないのですが、一先ず小話はこれで締め括ろうと思います。
 また気が向いたり機会があればそのあたりも書くことがあるかもしれません。

 最後に、界隈では今日からカクヨムコンテストで賑わっているようですが、私は趣味で書いていることもあって参加は少し迷ってはいるものの今のところは考えておりません。
 少し前から友人にチクチク言われてはいるので気が変わったら参加するかもしれませんが…。
 また次回作の「製錬技師の解体新書」の進捗を言っておくと、現在6割くらい書き終わっています。
 今のペースで書ければ来年4月には書き終わる予定ですが、その間に中編くらいの作品を書きたいとも薄っすら考えているので公開は以前の近況ノートにお知らせしたように来年8月になるかと思います。


長くなりましたが最後まで御愛読いただきありがとう御座いました。
それではまた。お休みなさい。

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