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処女作『ファラの血族』について

 夜分遅くに失礼します。

 こんばんは。iReSHです。
 私の処女作である『ファラの血族』を先程こちらのカクヨム様にて公開いたしました。
 この作品を書こうと思った背景には、まず友人に「何か書いてみたら?」と言われたのをきっかけに、何を書こうか悩んでいたところ、丁度人種差別問題について考えていた時期でもあったため、大きなテーマとして『人種差別問題』を取り上げようと思いました。
 ただこのテーマを私達の世界で書こうとすると色々問題が生じるのは明白でしたので、まずは世界観をファンタジーにしようと考えました。
 更に、ただ人種差別問題について思っていることを書いても生々しくて気持ちが悪いだけになるので、私が好きな恋愛要素を入れようと考えました。
 始めは異種族恋愛にしようかとも思ったのですが、私が考える人種差別問題はあくまで人間同士(私達の世界)によるものなので、伝えたいことを書くには人間同士ではないと駄目だという考えに至りました。
 こうして誕生したのが『ファラの血族』という作品です。

 ファラの血族に出て来る登場人物は、メインの四人――ユナウ、ファラ、ガイラ、クリスティーナは勿論ですが、名前付きの登場人物には全員モデルが存在します。
 それは私の友人であったり、歴史上の人物であったり、はたまたアニメやゲームのキャラクターだったり……様々です。
 私の友人は知りようがないと思いますが、それ以外のモデルが誰なのか考えながら読むのも面白いかもしれません。
 
 あともう一つ『ファラの血族』の中に取り入れたテーマがあります。
 タグには敢えてしていませんが、それは『親子愛』です。
 これに関しては完全に個人的な話になってしまいますが、私の家庭環境は比較的恵まれている方だと個人的には思っています。
 その日頃の感謝を少しでも伝えられたら、親子という関係の唯一無二性を改めて感じられたら、そう思ってテーマの中に盛り込みました。

 最後に、『ファラの血族』の大きなテーマは人種差別問題だとは言いましたが、この作品に書かれている考え方はあくまで私個人の考えであって、それを強要しようとは全く考えておりません。
 かなり極論というか、理想を見過ぎな考え方なので、反対意見等ももちろんあって当然かと思います。
 世界情勢が荒れる昨今、皆様にも考える機会が多くあると思いますが、この作品が少しでも皆様の助けや安らぎになれたらと思います。
 もちろんそういう難しい話は抜きにして、作品そのものを楽しんでいただけたらそれもまた幸いです。

 ここまで長々とご愛読いただきありがとう御座いました。
 これを読んで少しでも興味を持っていただけたら、是非『ファラの血族』を読んで見て下さい。
 ご感想もお待ちしております。

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