📕「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
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📖第461話 標的に鎧を着せて守っても良いのか。
後日、マリアンヌ学科長に「魔術試技の部」ルールを聞きに行くと、ステファノは1枚の紙切れを渡された。
そこには魔術試技に関するルールが詳細に記載されていた。
それを読むと、ステファノが知りたかった魔獣の使役は「お構いなし」ということであった。
ルール上は「自分以外の人間を試技に参加させること以外、何を使用しても構わない」という自由度の高さだった。
「雷丸、お前を参加させても良いらしいぞ」
「ピー」
「おお、やる気満々だな」
「ピー」
ルール上、道具であっても生き物であっても、利用し放題となる。持てる者ほど有利だが、戦争とはそういうものと言われてしまえばお終いだ。
「標的に鎧を着せて守っても良いのか」
もっとも、試合が始まるまで標的には触れられない。相手が魔術を放ってくる中で、標的に鎧を着せる余裕はなかなか見つかるまい。