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📢更新しました。「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙‍♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」

https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16817330664748544527

📕「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙‍♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
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📖第431話 これでもれっきとした魔獣だ。

 魔獣学のチャレンジテーマはステファノの意表を突いたものだった。

「こいつを懐かせて見せろ」

 ひげ面の講師は、教卓に金網製のかごを置いた。
 3人しかいない生徒はかごの周りに集まって、中を覗いた。

「ちっちゃ!」
「可愛い……」
「ハリネズミですか?」

 真っ黒な顎髭を掻きながらエバンスという講師は問いに答えた。

「アンガス雷ネズミという。これでもれっきとした魔獣だ」

 それにしても小さい。大人の親指ほどの大きさしかなかった。
 全身を覆う針は純白で、尻尾は見えなかった。

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