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📢【🌄朝の宣伝】「🖥うちのAIが転生させてくれたので異世界で静かに暮らそうと思ったが、外野がうるさいので自重を捨ててやった。」【完結】

🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863047596907
(「🐲第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト」参加作品)

📢読者選考期間中――未読の方はぜひユニークな世界観をお楽しみいただき、レビュー★、作品フォローでの応援をよろしくお願いいたします。🙇

◆レールガンと超音波砲、火炎放射もつけといて? 後、超磁力と不老不死も。

◆AIアリスに守られて、東明60歳は20歳の冒険者として異世界に転生した。目指すはスローライフ! 不老不死に自動回復でしょ? 火炎放射だ、電撃だ。レールガンに超音波砲もつけといて? ついでに超磁力も。お気楽冒険譚の始まりだ!

◆お気楽ムードのマイペース主人公&「3つの下僕(しもべ)」たちの活躍をお楽しみください。🙏

📕第5話 さあ行こう、夢の世界へ! つって、金が無いから金策からスタートかよっ!

 初めての街までは|自転車《・・・》で30分程の道程だった。アリスがサクッと合成してくれたものだ。

「どうせなら自動車か自家用機の方が良かったんじゃない?」
『ジジイの健康を考えた結果です。こっちの方が省エネですし』
「この体は体力があるから、サイクリングも楽しいけどね」

 人に会いそうな時は自転車を叢に隠して、休憩している振りをしてやり過ごした。アリスが周囲の状況をリアルタイムでチェックしているので、警戒は万全である。

『万一人に見つかっても記憶を消すとか、抹殺するとか、やりようはありますが』
「穏便な方向で頼む! 自転車最高!」
『ちなみに記憶を消す時は海馬ごとごっそり破壊します』
「やめて! 想像しちゃうから!」

 なるべく波風を立てないように生きて行こう。

 街の手前で自転車は消し、徒歩で城門に向かった。エルムというこの街は城郭都市というやつで、ぐるりと高い壁に囲まれている。
 門番が2人立っていたが、扉は開けられていて通行も自由だった。

『何事もなかったね』

 街中で声を出すのも変なので、頭の中でアリスに語り掛けた。

『平時ですからね。徒党を組んで武装していなければ、止められたりしませんよ』
『身分証もチェックされなかったし』
『ワープロはおろかタイプライターさえ存在しない世界ですからね。身分証なんてありません』
『思ったより自由なんだね。暮らしやすそうじゃん』

 少し先行きが明るくなった気がする。……

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