📕第168話 ジローの過ち。
https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346📕一部抜粋:
◆次回「第168話 ジローの過ち。」
「魔術は……威力だけではないはずです」
「うむ。その通りだ。そのためにも使い方、使いどころに工夫が必要だな」
係員が言うことはいちいち道理にかなっていた。クリードの師ジョバンニが修める「弱者の剣」に通じる考えであろう。
ステファノが目指す魔法も、そういう体系であるはずだった。
「風を……風魔術を使えば満点を出せます! やらせてもらえませんか?」
「そうか。しかし、他の生徒もいる。今は火魔術の時間帯だ。火魔術で工夫することを考えろ」
……