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歴史回(可愛いも、歴史も造れる回)

ニイハオ。
みなの心のお友達。
橘風儀ね。


前回は。
春秋戦国時代に。
儒学者が就活した結果。

歴史に虚像が生まれたと。
お話したある。

今回は、その続きをお話しするね。


戦国時代になると。
各国はこぞって。
自分の国こそ。
大陸を治める正当性が。
あるのであるアル。

って言って。
自分の国の歴史を。
描き始めたね。
其れが正しい歴史なら。
良いのであるが。

どの国も自分にとって。
都合の良く描いたね。

その結果。
各国が描いた歴史書が。
何処までが正しいのか。
わからなくなったね。

そのまま次の時代を担う。
キングダムで有名な。
秦王朝が大陸を統一すると。

「なんや、この各国の歴史書。
無茶苦茶やんけ。
げっ、秦に都合悪いことも。
書かれとる。
ワイの国のどこが。
虎狼の国やねん。
たかが、数千から数万。
殺しただけやゆうのに。
これは教育やな」


そう言って。
各国の歴史書を燃やしたのね。

更に儒学者も煩く。

「聖王がいた時代に於いては。
うんたらかんたら。
それに引き換え。お前らは。
うんたらかんたら」

儒学者を官僚に入れなかったら。
こんな感じで。
ずっと鬱陶しかったので。

儒学書を燃やしてできた。
灰を埋めるついでに。
儒学者も埋めちゃったね。

この時代から。
面倒ごとが出来たら。
埋めるのが仕来りになったよ。

最近も新幹線埋めたあるね。


秦は自国の歴史の正当性を。
めっちゃ描くんだけど。

早すぎた。
統治機構から。
権力が暴走して。
直ぐに崩れたね。

それから。
楚漢戦争になって。
漢が建国されるんだけど。

漢は自らの王朝の正当性を。
周囲に示すために。

前王朝は酷い王朝だったと。
誇張して描き。

更に。
これまでの王朝の流れを。
一括して編纂を始めたのね。

其れで出来たのが。
司馬遷が描いた。

史記になるね。

紀元前の時点で。
もう、歴史は人の手が。
かなり加えられているのが。
よくわかるよね。

それじゃあ。
どうやって。
真実の歴史を見出すのか。

其れは、後世の資料からではなく。
当時の資料。
一次資料を調べることね。

青銅器に描かれた文字である。
金文。

秦の歴史書。

そして。
竹書紀年(ちくしょきねん)。
を中心に調べていくのね。


竹書紀年は魏の国が自分の国の。
正当性を描くために書いた。
内容で、全てに信憑性がある。
わけではないのだけど。

秦が自分以外の国の歴史書を。
全て燃やしたため。
これぐらいしか参照できるものが。
なくなったのね。

だから、竹書紀年は。
歴史家にとってすっごく。
重要視されるの。


竹書紀年の矛盾について。
もっとお話ししたいけど、

長くなるから。
また今度ね。


それでは。
ツアィチェン。

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