• 異世界ファンタジー

登場人物紹介・地上連合都市アリアドネ編

こんにちは。
第二章も一区切りしたので、また備忘録を兼ねた登場人物紹介です。


本編に書くと章がごちゃっとしてしまうのと、「お前これ文字数稼ぎだろお前」と言われるのが怖いので近況ノートに書いてます。


また、応援や星を下さる皆様へ、この場を借りてお礼申し上げます。いつも小咲のエネルギーとなっております。
最近は通知の赤い点を見ると、恐怖よりも快感を覚えるようになって参りました。



いつも通りネタバレを含みますのでご注意ください。






◯アイン
最強の探索者を自称する二十三歳男性。
ランニングシャツにニッカボッカという舐めた軽装だが、冬や寒い迷宮では流石に防寒着を着る。
自称するだけあってステータスもスキルも最高水準であり、彼にとって迷宮の踏破は公園を散歩する感覚に近い。
また剣技や体術も最高峰であり、スキルの域に達しているともっぱらの噂である。
余談だがスキルでワープが使えるが、麓の街からわざわざ馬車に乗ったのは風見とモナに興味が湧いて話をしたいと思ったためである。
特技は魔物『デビルハムスター』の鳴き真似。
よく街の酒場で披露しているが、デビルハムスター自体に出会った探索者が少ないので、似ているかどうか誰も分からず、ウケは悪い。
家族構成は妹が一人。
身長175cm 体重70kg


◯ハウ
陰鬱卑屈不労少女。十八歳。
本名はリーハ・ウルゼ。
自己紹介時に久々に声を出したため声量が不安定になり『ハウ』だけ切り取られ、以後定着した。
風見の『怒り』の感情を引き出せる三人目のキャラクター。一人目は尾藤、二人目はクシギと散々なラインナップなので、彼女には今後の更生が期待される。
探索者か風俗かという選択肢は、楽してがっぽり稼げる職業に限った話であり、別に働こうと思えば働き口はいくらでもあった。ハウ自身もそれは知っていたが、生来の怠け癖のせいでコツコツ稼ぐと言う選択肢が自動的に外れ、自分で自分を追い込む結果に。
金持ちの家の娘という事でそれなりに良い教育を受けて来たので、勉学などのスペックは風見やモナよりも高い。
しかし『十で神童十五で才子二十過ぎれば只の人』を体現するような半生を送り、やる気が喪失。結果、不労不仕(ふろうふし)を信念に掲げるメンタルモンスターが爆誕した。
こいつのせいで『性描写あり』にチェックを入れざるを得なくなった問題児。どこまでがチェック無しで怒られる分水嶺かわからないので。BANは嫌だ。
特技はお菓子作り。作ったお菓子は全て自分の胃に消える。
家族構成は父、兄。
身長153cm 体重50kg ローブに隠れされた、E。


◯ウォルトン
鉄壁不沈のナイスガイな三十六歳男性。
ベテラン探索者としてギルドからの信頼が厚い。
経験に裏打ちされた自信と、それを支える強靭な肉体で、いかなる魔物からの攻撃でもびくともしない。アラフォーに突入して流石に体力の衰えを実感して来たが、まだまだ新人には負けない。
一時はダイダロスへの移住も話に上がったが、自分一人が高待遇を受けても探索者全体の能力向上には繋がらないと考え辞退。後進の育成に力を注ぐことを決意した。
というのも、同じ探索者だった恋人が迷宮内で死亡しており、その原因が自身の力不足であると思い、同じような悲劇を繰り返さないためである。
作中で語られなかったがスキル二つ持ちの【ダブル】。
Pスキルは【シールダー】。盾装備時にSLの値を[500+物理攻撃力の20%]上昇させる。
Aスキルは【エクスプロード】。SLを全て消費し、[SLの200%]の固定ダメージを与える。
特技は筋トレ。Aランク筋肉の領域に達しているが、ウォルトンさんは人格がSランクなので、どこぞの変態筋肉と同列に語ってはならない。
身長191cm 体重90kg


◯ニール・ゼル
不言のデバッファーな十五歳男子。
かなりの人見知りだが、一度話せば割と誰にでも懐くワンコ系年下男子。
優秀な兄姉の下で育ったため少し卑屈なところがあるが、ハウに比べれば億倍素直である。
妹であるニーナは家族全員から溺愛されており、悪い虫がつかないように監視しておけと釘を刺されている。
探索者になればモテるのでは? と年齢相応な野心を持つが、モナとハウに囲まれる風見を見て、「アレは例外か?」と首を捻る。
スキルは二つ。
Pスキルは【ブラックマインド】。[魔力の10%]分、相手のMRを無視する効果。
Aスキルは【ブレイク】。範囲内に[100+魔力の20%]の魔法ダメージを与え、SLおよび攻撃力を[20+魔力の40%]低下させる。
レベルが上がって魔力が上がれば有能なデバッファーに育つことだろう。
特技は人間観察。それは特技なのか。
家族構成は兄が二人、姉が二人、妹が一人。
身長160cm 体重47kg


◯ニーナ・ゼル
有言のキャスターな十四歳女子。
誰にでも愛嬌を振りまき、一度も話さなくても誰にでも懐くワンコ系女子。
兄のニールとは同時に探査者を目指し、暗い性格の兄に対して世話を焼いている……と思い込んでいるが、実際に世話を焼かれているのは自分であることに気づいていない。
年頃の少女らしく可愛いもの好きで、最近のマイブームは合同訓練で出会ったモナっとした獣人の少女。
スキルは二つ。
Pスキルは【イグナイト・マジック】。自身が付与した火傷のスリップダメージに[魔力の1%]の固定ダメージを付与する。
Aスキルは【ファイアボール】。指定地点へ爆発を起こす火球を放ち、[200+魔力の30%]の魔法ダメージと火傷を付与する。
生粋のキャスターであり、ニールと相性が良い。
特技は世話焼きと世話焼かれ。
家族構成は兄が三人、姉が二人。末っ子。
身長152cm 体重46kg 成長途上の、B。


◯エイダ
元気印な受付嬢。十六歳女子。
アリアドネの探索者ギルドで受付業務をこなす勤労少女。
明るい性格で誰にでも一生懸命、分け隔てなく接するので、職場からも探索者からも評判が良い。
他の受付の他聞に漏れず鑑定スキル持ちであり、密かな趣味は探索者のステータスをこっそり盗み見てメモること。
コンプラ違反ではあるが、誰にも公開していないのでセーフ、とエイダは考えている。
またウォルトンに風見のチームの内情を喋ったりと、ここでもコンプラ意識の薄弱さが見受けられるが、持ち前の元気キャラによって許されている感がある。
将来の夢はお嫁さん。一時期アインに憧れていた頃があったが、彼のデビルハムスターの鳴き真似を見て一瞬で冷静になった過去がある。
特技は瞬間記憶能力。ステータスのメモに役立っている。
家族構成は父、母、兄。
身長165cm 体重52kg 割と自信のある、D。


◯カッツェ・ウルゼ
ニートの娘に頭を悩ませる、四十二歳男性。
十五年前に妻を亡くしてから、執事やメイドの手を借りながらも必死になって二人の子供を育て上げた。
長兄であるクリスは家督を継ぐに相応しい、良識ある男子に育ってくれたが、ハウという突然変異したミュータントによってかなり白髪が増え、額も後退した。
風見とモナの事は相応に評価しており、どうか娘を更生させてくれと祈りながら押し付けた。
家族構成は子供が二人。


◯ダイン
ウルゼ家に長年仕える執事。四十歳
カッツェとは旧知の間柄であり、今でも二人で酒を酌み交わす。
昔はカッツェと、その妻ルーハと三人でチームを組んで迷宮探索を生業としていた時期もあったが、ルーハの妊娠に伴いチームは解散。
その後、迷宮で蓄えた資金を元手に事業を興したカッツェについて行き、現在に至る。
家族構成は妻、息子、娘がひとりずつ。



◯バンパイアバットくん
迷宮探索を支える索敵スキルをくれたコウモリ型の魔物。
スキルはいぶし銀な活躍を見せており、これからもお世話になる事だろう。


◯ケイブスパイダーくん
便利スキルをくれた蜘蛛型の魔物。鋼糸はトラップに使ったり、移動に使ったり、傷口を塞いだりできる。マンホールの蓋をぶん投げたりするのは、風見が非力なためまだ無理。
ケイブスパイダーのスキル登録時のデバイスの性能変化は、光弾に『毒』の状態異常を付与する。
ちなみに【虫の洞窟】は後日、アインにより無事踏破された。


◯オークくん
ブヒィなどのセリフも、くっ殺な展開もなく、ただウォルトンさんに蹂躙されただけの豚頭たち。
唯一の見せ場となりそうな、風見を囲んだ場面も、アインによって豚コマにされて終了した。
ちなみに【豚頭王の地下城】は訓練探索終了後、アインによって秒で踏破された。


◯牛頭くん 馬頭くん
二体でひとつのレアエネミー。
壁の中から飛び出てくるという索敵殺し。
広間にあった宝箱の中は空っぽで、こいつらを倒さないとトレジャーは貰えないというクソ仕様。
ずっと壁の中で侵入者を待っていたり、自分の攻撃で床を崩落させて自滅したりする萌えキャラ。
推奨レベル通りの探索者なら容赦なくすり潰されていたが、相手がウォルトンさんだったのが運の尽きだった。



◯風見 鳥羽
最近モナの影響で毒を吐くようになってきた主人公。
何気にモテるので作品タグにハーレムを入れようか悩むところ。
最近の日課はアインからの迷宮講座をまとめたノートを読み返すことと、筋トレ。いつかはウォルトンさんのような筋肉を手にしたいが、父も母も貧相なため遺伝子レベルで無理である。
基本的に年上や恩人であるモナには敬語だが、ハウに対してはたまに素でタメ語が出る。


◯モナ
モナっとしたヒロイン兼マスコット。
最近荷物のように抱えられる事が多く、マスコット化が加速している。
ヒロインらしさを押し出したお色気シーンを書くには書いたが見た目がロリなので「これはあかん、BANは嫌だ」と削った話が一万文字くらいある。時間返して。
筆者はほぼ毎日更新を心掛けているが、もしそれが滞っていたとしたら、モナのお色気シーンを書いては消して苦悩していると思ってください。


◯イマジナリー龍ヶ崎くん
常に風見を全肯定してくれる、風見の脳内に住む龍ヶ崎くん。
元から美形だが、更に五割増しで美化されている。
今後も風見のメンタルがヤバい時には再登場が期待される。

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