レビューをいただきました。
「七糸譚 異世界怪奇短編集」 十三不塔さま
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891348759/reviews/1177354054895950862なんだかもうどうしよう。
というのが一読させていただいたときの感想でした。
レビューというものにはいくつか機能があって、それはたとえば「他の読者に向けた作品のわかりやすい紹介」であったり「読者から作者へのメッセージ」だったりする。
でも、本当にすぐれたレビュー、あるいは批評文というものは、作品のなかに新しい価値を創りだすのだとわたしは思っています。作者も作品も超えた何かを。
作品がもともと持っているものをレビューが指摘するのではない。レビューが作品に新しい命を吹き込むのです。
作者にとっては得がたき幸運です。
深く感謝するとともに、わたしもそうしたレビューを書きたいと思わされました。
わたしが民話や伝承にひかれるのは、ご指摘のとおり、これらが人間の感情や関係性の根源的な何かと、理屈をこえたところでつながっていると感じているからだと思います。
ロバート・ジョンソンについては寡聞にして知りませんでした。ぜひ聞いてみます! そして「十字路」の伝承については、ちょうど興味をもって調べているところなのでした。奇遇です。
怪異や恐怖を橋渡しにしてこの作品が描こう、行き着こうとする場所はどこなのか、あらためて挑戦してみたいと思います。
ありがとうございました。