ケイオスハウルが完結しました。
応援してくださった皆様に深くお礼申し上げ、今後も素敵な作品を出すことでその御礼とすることを此処に約束いたします。
ついに終わったので今後書く予定の後日譚についてチラリとフレたり今後のアズライトスフィアについてお話したいと思います。
というかあれですね。後日譚では恐らく書けないことをこっちで書くみたいなノリです。
まず佐助君ですが長瀬重工という巨大軍産複合体の力とアマデウスが残した各都市国家及びギルドの後ろ暗い情報を武器に世界連邦の有力議員へとのし上がります。漫画家の夢は諦めて権力への道をひた走ることとなりました。
父親のように奇跡で人を導く神にはなれないけど、父親を否定した自分なりに目の前で悩む人のために戦うことを決断した訳です。
現在アズライトスフィアは各都市国家が協調路線を進めてまして、世界中を統括する組織が(名目上だけでも)必要となってます。本来ならば実権など無い一部有力都市国家による傀儡議会となる予定だったのですが佐助君が権謀術数で権力を奪取、父殺しの英雄ですとか巨大企業の犬ですとか罵られながらもより良い世界の為にあくまで人間として頑張り続けます。
当然暗殺とかもされかける訳ですが、クトゥルフ世界の魔術師が大人しく殺される訳が有りません。むしろ暗殺カウンターかますアグレッシブさを発揮します。自分では手を汚しませんけどね。
あとはナミハナとの間に姉弟を設けて百歳くらいまで生きて曾孫の顔とか見て特におもしろみもなく普通に死んでいきます。晩年は魔術師として母の伝えていた魔術を体系的にまとめて孫に託してたりしますが、まあそのうち話になるかもしれません。
ただ、彼の存命中にアマデウスと同じ仮面を被った「アマデウスの亡霊」を名乗る謎の男が現れたとされており、その正体が彼ではないかと後世の人には噂されています。
ナミハナは最後の戦いの後はすぐに社長兼ギルドナンバーズという立場で復帰し世間の注目を集め、その傍らで妊娠出産仕事復帰邪神単独討伐第二子出産してすぐに引退してしまいます。彼女が第一線に経ったのは結局本編終わってから産休期間除いて三~四年程度でした。
ナミハナの集めたデータで第五世代エクサスをレンが開発、その発表と同時にナミハナは会社を譲って佐助の仕事を助けるようになります。その後は佐助の理想を影に日向に支え続け、後の歴史に女傑として名前を残す感じです。佐助よりも英雄的な扱いですね。
歴史秘話みたいな番組だと「日記によればなんと佐助議員がパイロットとして優秀だったという記述が有るのですが~」みたいな小話として流されちゃうくらい佐助は戦いませんでした。彼の武勇伝の一部がナミハナのものになっちゃいました。
神々と人間の対立が一応の決着を迎えたことを見届けて真っ当に寿命で死にます。70前くらいなので佐助より大分早い。
ケイオスハウル本編より後に起きたとある事件が切っ掛けで世界は一応の平和を迎えることとなります。
ただ今度は人間同士の戦いが起きるのでそれはそれで面倒です。人間と邪神が足並みを揃えて対立する人間と邪神のグループを叩く。まあこちらの世界と大差ありません。それでも大規模な戦争は次第になくなっていきました。邪神が大量破壊兵器扱いでお互いに牽制しあっている状態ですね。
理想的ではないが死ぬ人は減ったし飢える人も減った。二人はそれを是として人間として静かに命を全うしました。
チクタクマンと佐々総介に関してはそのうち書く後日譚で全部説明できるので飛ばします。
あと他の愉快な仲間達もね!
大体出せるキャラは出すけど気になる人居たら言ってもらえると嬉しいです。