ここでは、ラウタロとブラドー・ツェペシュ(ドラキュラ伯爵の逸話の人物)、バルディビア傘下のエリートである二人のフランシスコに関して述べています。
また、ラウタロが洗礼を受けフェリペ・ラウタロとしての道を歩む事になります。
ツェペシュに関しては、チリの友人がラウタロは正にドラキュラの様な人生だと言っていた事にヒントを得ました。
最初、「え?ドラキュラ?!」と思いました。そこで非常に関心を持ちました。
この話は彼との思い出の一旦を形にした様なものです。
私の印象としては、日本人ほど他の国の方はあまり歴史に関心がないイメージがあります。
友人はあちらで音楽に関わる仕事をしており、ボクシングとメッシを愛するスポーツマンです。そして、例に漏れずそれほど歴史に関心がある訳ではありません。
彼自体もマプチェでもなく、かつアルゼンチン人であり、今はチリに住んでいるいる為、知人にマプチェのルーツを持つ友人がいる程度です。
そんな彼の口からラウタロ、そしてまさかのツェペシュの名まで聞くことになったのは衝撃的でした。
そして彼の周りだけかもしれませんが、チリの人々がその様なマプチェの英雄とルーマニアの有名な人物にその様な類似点を見つけている事に驚きました。
彼は、そこからマプチェのマチ(シャーマン)に会いに行き、マチの方に私の話をしてくれたり、あちらの音楽関係のTVで日本人でアラウコを題材にした物語を作ってる奴がいるなんて紹介もしてくれたりもしました。
とても友情に熱い友人で常に感謝してます。
本題に戻りますがラウタロは本を読み漁り、周りから様々な事を聞き、世界の情報を吸収していく事になります。
ラウタロは、ここでマルコスなどのスペイン人の友ができます。勢力と個、複雑な状況の中、青春時代を過ごす事になります。
二人のフランシスコの存在も興味深いです。
名門ビジャグラン家出身の野心家フランシスコ・デ・ビジャグラと、様々な王家と繋がりの由緒ある血統のフランシスコ・デ・アギーレ。
「双璧のフランシスコ」とは私が呼んでいるだけなのですが、史実でも奇しくも二人のフランシスコはバルディビア傘下で多大な影響力を持つ二人の傑物です。
そして、二人の間で様々な事が起こる為、「双璧のフランシスコ」と似た様な通り名が実際あるのではないかと思い調べましたが、特にありませんでした。
この2人にはまだまだ先になりますが、動向に注目していただくと面白いと思います!