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📕相関図⑥/伝説の鳥

この章では、現代ではワインの名として知られる「アリカント」という伝説の鳥に関して述べてます。
金を食べる鳥としての逸話があるので、おそらくスペイン発信の伝説ではないかと推測しています。
ただ、ここでは逸話の要素を取り入れながら、
舞台を選定し組み合わせ
マプチェ側からの出来事として話を作っていきました。

余談ですが、「アラウコの叫び」の解説は、今のところカクヨムのみ限定で行っております。

この章は、解説がないと分かりづらいかなぁと思いながらも今日まできてしまっています……
また、この章に関してはファンタジー要素が強いです。

早速ですが、
ミチマの斧が黄金なのは、
ミチマがピリャンの試練を乗り越えたものという事を示唆しています。
また、ピリャンの住処を訪れたもの達が幻影として試練者の前に現れるという設定にしてある為、
ナウエルの最終的な相手はミチマの幻影という事になっております。

また、ミチマもアリカントを知っており
「お前も争わぬか」という言葉は、
お互いスペインの脅威から逃亡している最中という事を表してます。


この章はナウエルの優しさと強さを際立たせる試みも兼ねていました。
父アウカマン、エルネイといった尋常じゃないもの達に囲まれて育ったナウエルだからこそ、
幻影ではありますがミチマという豪傑を乗り越える事が出来ました。

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