投稿報告でもないし、そもそもカクヨムの話でもないのですが……。これも私の創作活動の近況ということで、近況ノートとして記しておきます。
ステキブンゲイの「第一回ステキブンゲイ大賞」にて、『緋蒼村連続殺人 ――いきなり殺人事件の真っ只中――』(カクヨム版タイトルは『緋蒼村連続殺人 ――転生したら殺人事件の真っ只中――』)が、二次選考を通過しました。
いつものジンクス(発表当日に見ると必ず落選)があるので、一昨日に発表を知って、結果を見に行ったのは昨日でした。二次選考結果が発表されていると知ったのは、カクヨムで近況ノート新着一覧を眺めていた時だったので、それもあって「私も近況ノートで報告しておこうかな?」という気持ちになったのかもしれません。
今まで一次通過止まりだった私にとって、初めての二次選考通過となります!
早速、作品リスト『こんな作品を書いています ――自称「ウイルス作家」の執筆紹介――』の中の「他サイトのコンテストで一次選考を通過した作品」という項目を「他サイトのコンテストで一次選考・二次選考を通過した作品」に変更、プロフィールの「二次選考通過は一度もありません」も(関連部分も含めて)書き直しました。
今回の「第一回ステキブンゲイ大賞」は、応募総数1293作品のうち一次選考通過が574作品で二次選考通過が259作品ですから、全体の約半分が一次通過、約1/5が二次通過ということになります。
今まで私が『一次選考』を通過したコンテストは、約1/6から約1/15という倍率だったので、それらと比べてしまうと「二次通過といっても、これは他のコンテストの一次通過みたいなもの?」と思えてしまいますが……。そういう見方をしてしまうのは、通過した他の方々にも落選した方々にも失礼でしょうね。
それに、一次選考ではなく『中間選考』という名前のコンテストならば、以前に「応募総数23作品のうち中間選考通過は19作品」というのもありました。だから倍率云々は関係なく、二次通過は二次通過! そう胸を張っていいのだろう、と自分に言い聞かせています。
冒頭で「カクヨム版タイトルは『緋蒼村連続殺人 ――転生したら殺人事件の真っ只中――』」と書きましたが、作品タイトルだけでなく、ステキブンゲイ版は、少し中身も書き直しています。
この作品の『転生』は、WEB小説によくある異世界転生ではなく、現代の人間が過去の人間になってしまう、というパターン。ジョン・ディクスン・カーという有名な推理作家の歴史ミステリ『火よ燃えろ!』と同じ手法であり、一般的には『転生』というよりもタイムスリップものなのでしょう。『火よ燃えろ!』は1957年の作品ですから、古典的なパターンの一つ、と言っていいかもしれません。
ラノベが主流のWEB小説としては『転生』の方がわかりやすいだろう、と思って『緋蒼村連続殺人 ――転生したら殺人事件の真っ只中――』としてきたのですが……。ステキブンゲイは一般文芸のサイトなので、タイトルも改題し、作中でも「転生じゃなくてタイムスリップだよ!」と強調する形で加筆修正したのでした。
その甲斐あってなのか、あるいは無関係なのか。とにかく、初めての二次選考通過は喜ばしいことです。
特に、私がステキブンゲイに投稿しているのは(詳しい事情はエッセイの方で記したのでここでは割愛しますが)この1作品のみ。いつもの私ならば、大量応募して「この中でどれが一次選考を通過するかな?」みたいな楽しみ方をするのですが……。今回のように、大事な大事な『1作品』がコンテストの途中選考を通過するというのは、それだけでも感無量なのでした。