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ピアニッシモからフォルティッシモへ

『僕の気持ちを叫びに乗せて』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054897898677

 数日前まで投稿していた長編は完結してしまいましたし、次の長編はまだ執筆を始めてすらいない段階です。しばらくカクヨムに投稿するものがないのは寂しい、と思ったので、エブリスタ初出短編の転載を始めることにしました。
 毎週日曜日に、ひとつずつ投稿していく予定です。
 20作品近く溜まっていますから、これで当分の間、少なくとも毎週一度は何かしら投稿できる、という形になります。

 エブリスタからの転載、本当は次のカクヨムコンが始まってからにしよう、と考えていました。
 短編は長編以上に投稿直後に読まれる傾向が強いでしょうし、カクヨムコン期間中に出しておけば、あわよくば期間中に稼いだ星で中間選考を通過できるかもしれない……。「カクヨムWeb小説短編賞2019」で中間選考を通過したのは期間中に投稿した2作品だったので、そんなことを考えてしまったのです。
 でも。
 カクヨムコンの結果を見て、その気持ちが一気に萎えました。もともと私は受賞よりも一次選考通過が現実的な目標だったわけですし、特にカクヨムコン短編は、たとえ受賞してもコミカライズされるだけ(小説作品そのものが書籍に掲載されることはない)ですから、私の望む方向性とは大きく違っていたはずなのですが……。
 全部門を合わせて1名のみが受賞、という結果を見て。そこまで必死に応募する賞ではない、という失望感があったのです。
 いや最終的な受賞者が少なくても、それでも中間選考通過に関する条件が変わるわけではないのですが。でも一度「そこまで必死に応募する賞ではない」と感じてしまうと、中間選考通過のために努力をする気も減ってしまって……。
 それよりも、早くカクヨムの皆様にも読んでいただきたい、という気持ちが上回って、転載スタートに踏み切ったわけです。

 転載シリーズ第一回となった『僕の気持ちを叫びに乗せて』は、私にとって初めてのエブリスタ初出作品。あちらに登録して、まずはカクヨムからいくつか転載した後、初めてエブリスタ用に書いて投稿した短編でした。
 あちらの短編コンテスト応募用であると同時に、「エブリスタは恋愛小説が好まれるサイト」というのを強く意識して書いた短編です。
 二ヶ月半か三ヶ月くらい前に書いたものでしたが、今回の転載にあたり、久しぶりに読み返してみたら、色々と勉強になりました。「初めてエブリスタ用に」ということで、かなり気合を入れて書いていますね。適度な情景描写とか、主人公の心情描写とか、主人公の目を通して描かれるヒロインとか……。
 最近の私のエブリスタ投稿作品は「あっさり」な感じのものが多くなってしまっているため、自分の劣化を感じると同時に、取り戻すべきセンスは取り戻さないといけない、と強く反省するのでした。

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