• ホラー
  • 現代ドラマ

古い知り合い

『異世界裏稼業 ウルチシェンス・ドミヌス(4)「復讐屋 vs 殺し屋」』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054895318402

 今日は「第十七話 古い知り合い」。
 前半は、前回の続きで、騎士団本部の朝。主人公の一人と、女性悪役の対話ですね。
 後半は、街の小さな刃物屋の朝。もう悪役パートは終わったはずなのに、また悪役を掘り下げるような話を書いてしまったかもしれません。こちらは男性悪役の方です。
 今回のラストで、作者である私は「おやっさん、逃げてー!」と言いたくなりましたが……。読者の方々は、どう感じてくださるのでしょうか。

2件のコメント

  • カクヨムは返信への返信ができないのが難点ですね……
    昔と今の「一次通過」の違いもあるとは思います。
    20年くらい昔の「一次通過」はコバルトで下読みしていた人から聞いた話では、「規定を守っている」「一応読める」だった気がします。

    なのですが、WEB小説のそれはどうも違う気がするんですよね。
    今現在の規定って少ないじゃないですか。そして文章力よりアイデアのほうが確実に強い。
    なので今の時代の基準はどうなんだろと思います。
    何となく現在のラノベ市場が求めているのは「コミカライズの原作」の感がするんですよね……
    マンガで補完できるぜ、絵師は沢山いるし、ただネタと話が欲しいんだぜ、みたいな。
    うがちがち過ぎですかねえ?
  •  江戸川ばた散歩様、わざわざありがとうございます。

    >何となく現在のラノベ市場が求めているのは「コミカライズの原作」の感がするんですよね……

     ひとくちに『ラノベ』といっても、その中身は時代とともに大きく変わりますからね。
     江戸川ばた散歩様も「子供の頃は、ジュブナイルはあったけれどラノベと呼ばれるものはなかった」という世代だと思うのですが(間違っていたら申し訳ない)、私は「ラノベという言葉が出始めた頃のラノベは、確かにジュブナイルとは少し違っていたけれど、それでもジュブナイル的な要素も強かった」と感じています。純粋に少年少女の胸をくすぐるようなワクワクドキドキが中心、だから大人が読んでも童心に帰った気分で楽しめる、みたいな。
     でも今は、何か違うもので釣っているような気がする。むしろ純粋な少年少女には読ませたくないようなもので。……というのは、あまりラノベなんて読まない私の偏見なのかもしれませんが、こんなことを感じているからこそ「WEB小説でも、今時の人気作品を読んで面白いと思えるものに出会ったことがない。むしろ気持ち悪いものが多い。高評価作品は地雷だから避けるべき」などと考えてしまうのでしょう。
     そもそもラノベだけでなく、WEB小説も昔とは違っている、と私は思います。確か、私が初めて個人サイトを開設したのは2000年であり、その翌年に小説掲載用として二つ目の個人サイトを開設したのですが、当時そうやってWEBに掲載されていた小説は、今より『小説』らしいものが多かったと感じます。このあたりの事情は、プロフィールで「1997年にホムペで小説置くようになって以来」と書かれている江戸川ばた散歩様の方が、よほど私よりも詳しいでしょうね。
     いまは誰でも気軽にWEB小説を投稿できるようになったせいか、「これは『小説』ではなく、昔でいうところの『SS』ではないか」と感じるWEB小説に出会うことも増えてきました。でも出版社が『小説』ではなく『漫画原作』を求めているのであれば、サイト側ではそれで困らないわけですよね。
     私は現在のような「一次創作を自分のホームページに掲載するのではなく、大手WEBサイトに投稿する」という活動を始めてまだ2年足らずなので、本当に狭い範囲での印象になってしまうのですが……。WEBコンテストでも「漫画原作をください」というコンテストが少しずつ増えてきているように感じます。
     小説家になろうの方の大きなコンテスト「ネット小説大賞」でも、私が初参加した第七回では「書籍としても出版するけれど、ゲームなどのメディアミックスを前提に」という部門がありました。これが今年の第八回になると、「コミックシナリオ賞」が新設。説明に「小説の書籍化を伴わず、そのままコミック化をおこなう賞となっております!」と書かれているのを見て、私は驚きましたよ。だって『小説の書籍化を伴わず』ですからね。しかも応募キーワードは共通なので、応募時に「コミックシナリオ賞だけは嫌です」とは言えず、せっかく受賞したのに「あなたはコミックシナリオ賞ですから出版しません」となる可能性もある。この応募要項を見たときには、「自分が『受賞なんて夢のまた夢、現実的には一次選考通過が精一杯』というレベルでよかった」とつくづく思いました。
     小説家になろうだけではなく、カクヨムでも、いわゆるカクヨムコンの短編部門の方は「受賞しても小説そのものが出版されるわけでも雑誌掲載されるわけでもなく、ただコミカライズされるだけ」という形ですよね。もちろん、それは短編部門だけであり、応募の時点で独立しているから、それを承知の上で応募できる。その点、なろうの「ネット小説大賞」とは違って、良心的なのでしょう。
     このように、それぞれのサイトの「一年のうち一番大きなコンテスト」で「ただコミカライズされるだけ」という部門があるわけですから……。もう出版社側で堂々と「求めているのはコミカライズの原作のみ!」と訴えているようなものです。江戸川ばた散歩様のご意見、まったくうがち過ぎとは思いません。
     なるほど、求められているのが漫画原作ならば、てにをはが少しくらい怪しかったり重複表現ありまくりだったりしても、WEBでは「面白い!」と持て囃されるわけです。出版社が、ということは、ひいては読者の大多数も、そういう作品を求めているのでしょうね。
     ……と、色々と不満はあっても。
     私は書いたものを紙にプリントアウトしたり応募したり、というのはしにくい環境なので、こうしてWEB投稿を続けるしかなく、「カクヨムが一番マシなのかな?」と思いながら、カクヨムを使い続けるのでした。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する