今期のドラマが、次々と終わりを迎えて。
とてもよかったなあと思ったのが、
「ビリオンスクール」
「しょせん他人事ですから」
この2つ。
特に前者。毎回、とても心に響くシーンや言葉があって、心に残っている。軽いおふざけのようなシーンもあるけれど、それも気にならない。むしろバランスが取れている。
重いしんどいシーンだけにならずに、笑ったり、何じゃこりゃと思うところもありつつ、しっかりとした教訓もあり。
脚本も演出もよかったと思う。このドラマの中に、毎回、どれだけ、心に刺さる珠玉のシーンや言葉があったことか。
「何度でも失敗したらいい。何者でもないオマエが、失敗を恐れるなんて100年早い」とか、「自分を苦しめた相手を許さなくていい。許せない自分を責めなくていい」
そういった言葉の数々が、毎回胸にストレートに響いてきて、泣きながら見たこともしばしば。脚本家さん、すごい。
最終回、最後の授業のシーンでも胸が熱くなる言葉に泣かされた。役者さんたちの演技もとてもよくて、とくに生徒役の彼らも、きっと、最終回に流した涙は、自然にあふれ出てきた涙ではないかと思う。
学園ものは、重すぎると見るのはしんどい。だから金八先生も苦手だった。でも、今回のは、荒唐無稽な設定のおかげで、気楽に見はじめることができた。山田くんの無駄遣い説もあったらしいけど、これは、山田くんを起用して大正解のドラマだったと思う^^
旧ジャニーズ出演ドラマが低迷、という筋書きを広めたい人がいるのか、このドラマを低く評価する記事もあるようだけれど、ちゃんとこのドラマをみていたら、決してそんな言葉で貶めたくないと思えるはず。
「しょせん他人事ですから」は、こわすぎるネットでの様々な問題を取り上げていて、被害者側も加害者側もどちらの姿もリアルに描いていて。中島健人のお茶目なシーンや、笑えるシーンをバランスよく入れつつ、きちんと容赦なく伝えることは伝えるというドラマで。そして、このドラマの根底にあるテーマ、というか思いは、「ビリオンスクール」とも共通しているように思う。特に、最終回から1つ前の回で、それを強く感じて。
どちらのドラマも、観てよかった、と思える作品でした。
来週からの楽しみがなくなりました。><;