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流星群。

久しぶりだ。夜空を見上げるのは。オリオン座がきれいに、昔と同じ姿で、そこにある。夜空をゆっくり見上げたのは、何年ぶりだろう。うす暗い夜道にひとり、ぼ~っと立っている着ぶくれた人物。さぞ怪しくみえるだろう。
そのせいか車もバイクもあっという間に通り過ぎて行く。
高校生の頃、部活の仲間と一緒に地面にシートを敷いて、寝転がって見たのを思い出す。なぜか私の見ている空には、めったに流れず、キョロキョロしてると、さっき見ていた空に流れたりして。
今、ひとりで地面に寝転がっていると、不審な物体がころがっている、と通報されかねないと思うので、立ったまま眺める。首が痛い。もう帰ろう。
結局、1コも見られないまま、家に帰ったけれど、久しぶりの星空はとてもきれいで、心は高校生の頃に戻ったようだった。


4件のコメント

  • 冬空は透き通っていますね。
    オリオン座、神話の世界を彷彿とさせます。
    たまには、夜空を見上げて、ホッと一息もいいですね
  • 冬の空はおもしろい星座が多いですよね。
    流星じゃなくても、ただ星空見るだけでも、ホッとします。
  • こんにちは!
    なんか、私も学生の頃に、こんなふうに思いながら夜空を見上げた日のことを思い出しました。

    流星群は、社会人になってから、初めて付き合った人と、共通のお友達と、しし座を山梨まで観に行ったことがあったのですが、寒くて寒くてもう(笑)
    凄い量の流星を見せて貰えたのは良かったのですけど、身体が冷えきってしまって、コテージまでの道のりを、這うようにして帰ったのことも、思い出しました(笑)

    現実は、良い思い出だけでは済まなかったというか(;^_^A

    また、みんなで見あげたいなー。なんて、感慨深く思いながら読ませて頂きました!
  • いいですね。凄い量の流星。素敵な思い出ですね。
    見たいなあ。私は、それほどたくさんの流星を見たことがないので、うらやましいです。(寒すぎるのは、ちょっと困るけど^^;)
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