• 現代ファンタジー
  • ホラー

半妖ものの特徴と自作の話

 半妖もののお話は犬夜叉から入ったクチで、「こんな半妖モノがあれば良いよなぁ」とか思いながら九尾シリーズを執筆しています。
 半妖が主人公・主要キャラとして登場するお話の魅力と言えば、やはり「人間でもなく妖怪でもない部分に起因する葛藤」なのかなと思います。主人公などの善の立場はもちろんの事、闇堕ちした敵キャラとかでも面白いですからね。
 多分その辺の葛藤は、妖怪が人間とは理解不能な存在・人間を襲う邪悪な存在であればあるほど深まっていくのではないでしょうか。


……とまぁ、半妖もので感じた魅力をざっと述べてみたのですが、拙作の九尾シリーズでは半妖特有の葛藤ってかなり少ないのが現状です(汗)
 その原因は
・源吾郎君も兄姉たちも妖怪なのか人間なのか自我がはっきりしている。
・そもそも妖怪が割と「人間味」のある存在であり、あんまり人間と敵対していない
・ついでに言えば妖狐は人間に近しい
 という所ですかね。
 源吾郎君は一応人間の父親に似た容貌の事をコンプレックスに思っていますが、実際にはお父さんっ子でもありますからね。
 まぁフィジカル面で「人間の食物は一部口にしたら危険」「大怪我した時に輸血はどうするのか(狐の血か、人の血か)」みたいな事はあるにはあるんですけれど。
 もっと悩んでも良いんやで、源吾郎君。

蛇足:源吾郎君は種族自認としては妖狐ですが、法的には人間です。人間としてのきちんとした戸籍もありますし、そもそも両親は兄姉たちと同じく人間として育てていますからね。
 なので、源吾郎君は妖怪として生きつつも、人の法に護られ、彼自身も法を護らないといけない存在なのです。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する