• 現代ファンタジー
  • ホラー

久々の解説ノート

 皆様こんにちは、斑猫です。
 九尾シリーズを先程更新しましたが、要解説の部分が幾つかございますので、行おうと思います。

・犬神の天敵:日本でかなり強力な蠱毒の一種とされている犬神ですが、実は島根の伝承に、フクロウが外道(=犬神)を捕食するとあったんですね。従って、今回フクロウやミミズクの妖怪がいると明言しているのはそのためです。
 それにしても、フクロウやミミズクの妖怪は別の場面でも登場していたような……?
・双睛とコカトリス:一方は中国の神鳥、他方はヨーロッパに伝わるモンスターであり、伝承としては別物です。
 ですが「一つの眼球に二つの瞳がある」と伝わる双睛と「先祖であるバジリスク同様邪眼を持つ」コカトリスと、何かと目にまつわる話がありましたので、敢えて混同させている感じですね。
 ちなみに双睛鳥君そのものはコカトリスの子孫なのですが、双睛にあやかった方が縁起がいいので……と言う所もありそうです。
・鶏と毒虫・毒蛇について:西遊記ではサソリの精やムカデの精を鶏の妖怪が退治したと伝わっております。これは実は実際の鶏の挙動とも符合しまして、サソリ・スズメバチなども涼しい顔で彼らは捕食してしまいます。
 鶏がコブラを襲撃し、捕食する動画もございます。
参考:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO21767740S7A001C1000000/
 そう言った所から、毒性(?)を持つ蠱毒・犬神を鶏妖怪が捕食しても大丈夫かな……と言う連想に至った訳ですね。
 紅藤様も蠱毒をおやつ代わりに食べていましたし。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する