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作者のこだわりって

みなさんこんにちは。

ハマーです。


今回は作者のこだわりについてのお話をします。


小説を書く際の作者のこだわりについて、
その例としてタイトルについての考えを書いていきたいと思います。


はい。


面白い小説を書いた作家に降りかかる悩み。


それはどのようなタイトルにするか。だと思います。


もちろんこれしかないとタイトルを決めて執筆している方もいらっしゃるでしょう。


しかし新人賞の受賞から実際に発売される時にはタイトルが変更されるということも多々あり、自分の小説タイトルに自信があっても、商品として売る時には変えざるをえないこともあるのだと思います。

あとはアニメ化の際に副題がくっつくケースも見たことありますね。


昨今の流れから、できるだけ内容が伝わるタイトルが好まれる傾向にあるのかなと。


自分が投稿している【デュアル・カラード】からわかる通り、僕は短いほうが好きなので、どうしても長いタイトルがしっくりこないのですががが。

キノの旅、灼眼のシャナ、狼と香辛料で育ってきたので・・・。


ともあれ個人的にいいなと思ったやつもあります。

シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜

これ。


シャングリラ・フロンティアだけだと、ゲーム物かな?くらいのイメージしかできないし、もしかしたら転生モノという可能性も高い。

しかしその後にある〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜のおかげでめちゃくちゃ内容が説明されてるんですよね。

タイトルの補完をしつつ、クソゲーやってる人が神ゲーに挑むという構図、また挑みます!ではなく挑まんとすという表現も面白い。

これは中々秀逸だなーと思いました。


というわけで、ではないのですが。

なろうに投稿している【デュアル・カラード】は
中身はそのままにタイトルを変更して投稿しております。

改題前【デュアル・カラード】
改題後【未来転生ペリフェリエス・オルタネクション〜色彩の英雄は未来の滅びを拒絶する〜】

こういう感じになりました。

タイトルを変えて投稿してみるのもいいのかなと自分は思います。

やはりタイトルから受ける印象は大事ですからね。


ここからこだわりの話。


一応言っておきたいのは個人的には短いタイトルのほうが好きです。

ただ僕が思うのは、そのこだわりって絶対なの?ということです。

今回は短いタイトルが好きなハマーが長いタイトルにしたよという話をしましたが、逆もあると思います。長いタイトルでがっつり説明するのが好きだけど、短いタイトルにしてみたりとか。

こだわりって大事だと思うのですが、じゃあそのこだわりを捨てたら書籍化しますよって言われたとき、捨てられるこだわりなら別に捨てちゃってもいいと思うのですよ。

書籍化しますよは極論だとしても、
タイトルのせいで人気が出てないとしたら、なんかもったいない気がします。

例えば、オレの作品のヒロインは全員巨乳しか認めない!貧乳ヒロインを出したら書籍化すると言われたが絶対ここは譲れない!!!人気は巨乳キャラが評価されることでしか俺は欲しくない!!!

みたいな強いこだわりをタイトルに持っているならそれでいいと思うのです。

この話は小説の中身に関しても言えることなので、こだわりすぎないという視点を持ってみるのはいかがでしょうか。

そのような線引きを自分の中で引くこと、またその線引きが絶対なのかを検討することも大事かと思います。


小説家は柔軟な思考でいきたいハマーでした。


ではでは。

今日はこの辺で。

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